七大陸周遊記~第2章~ (3)サロマ湖アゲイン。

September 02 2003 00:11

(この文章は、2003年9月の日記を2015年4月5日に改題・改編・加筆したものです)
 
 
サロマ湖よ!俺は帰ってきたぞ!
と意気込んだものの、あいにくの霧。
手のひらのそよ風が光の中キラキラ踊り出すような天気がよかったーーーー!
おろしたての笑顔になれないよ、くすん…
 
まぁ、昨年は快晴だったので、
濃霧のサロマ湖というのもまた風流かな。と思おう。
 
 
涙が乾いた後に辿り着いたのは、
サロマ湖の切れ目の西側にある竜宮台。
ほう、これが夢への扉。
明治・大正期の文人・大町桂月が、
この地のことを「龍宮へ続く道」と評したことから名前がつけられたそうな。
 
 
道道656号線を引き返し、
本来であれば幹線沿いに国道238号線に戻るのだが、
我らがロードマップ様が、
ショートカットできる小道があるぞよ、えへん。
と言っておられるので、
従って林に囲まれた小さな道を南下。
 
すると何か奥に行けそうな未舗装道路を発見。
こうなると探検魂が騒ぐのがだいというもの。和製エルネスト・ロペス。
 
 
鬱蒼とした林をしばし走ること数分。
ようやく左手の木々の切れる所まで辿り着くと、
そこには霧に煙ったサロマ湖の湖面が。

車を停めて散策。
古びた吊り橋を発見。

吊り橋横の看板によると、
この辺りはアッケシソウ(サンゴ草)の群落で、
吊り橋のさらに向こうには、サロマ湖に突き出た岬まで、一面にアッケシソウが広がる湿地となっているという。
 
残念ながらサンゴ草の季節には少し早いので、今はただの湿地。
サンゴ岬まで行くのはまた後日として(けっこう距離もあるし)、
今日はただ吊り橋だけ渡ってみることにする。
何事も経験。
吊り橋で風を受けて立っていると、ものすごい寂寥感。
ロマサガでこんな最果て感あるエリアがあったような。
 
 
心に残る景色に満足し、いよいよサロマ湖の南岸へ。
進行方向が昨年とは逆向きなので、けっこう新鮮。
 
まずはロードマップ様に「ミズバショウ群生地」と書いてあるポインツに行ってみる。
場所は芭露川を越えて少し行ったあたり。
小さな駐車場から、森の中へ入っていく木道が続いている。
少し入ってみるが、
なにせとても水芭蕉の季節からはかけ離れているので、これまたただの湿地。
これも年を改めて来ることにする!
 
 
道の駅「愛ランド湧別」を越え、
佐呂間町に入ってまずピラオロ台へ。
サロマで最も手軽な展望台。
港とその先に広がる水平線が見える。
見晴らしはそこまでいいというほどでもない。
わりと平地にあるから仕方ないねー。
 
 
 
サロマで最も見晴らしのいい展望台は、
幌岩山(376メートル)に建つ「サロマ湖展望台」
 
実は昨年もちらっと寄ったが、写真を撮らなかったのでリベンジであーる。
 
 
ここは未舗装で激狭(車がすれ違えない)の山道を車でけっこう登っていかねばならないうえ、そもそもその道に入る看板が目立たなくてなかなか発見できないという観光客殺しのスポット。
この日も何度かウロウロしたうえ、ようやく道を発見し、
片側が崖になっている狭い山道をえっちらおっちら進む。
クルーゾー監督の「恐怖の報酬」かよ。
「路肩弱し」の標識がマジで怖い。
 
駐車場までなんとか辿り着くと、
今度はそこからさらに急な階段を10分ばかし登る。
うわん。心臓破り。
これ、お爺さんとか運動不足の人は絶対無理なやつだぞ。
 
 
っていうかねぇ、嫌な予感がしてたのよね。
 
なんせこの日は濃いめの霧。
登れど登れど、昨年はそろそろ見えてきたはずの展望台が見えない。
 
あれ、こんな遠かったっけ…
と思ってしばし。
霧の中から突然展望台が見えてきた!
わーい、霧で何も見えない。
視界は360’の文字がカナシイ。
 
サロマ湖どころか、周囲の森すらマトモに見えないぜ!
 
まぁ、そんなこともある。
 
 
下山後は道の駅「サロマ湖」で水分補給。

濃霧でひんやりしてるけど、わりと人が多い。
 
 
ここからさらに湖沿いにぐるっと一周しきる。
サロマ湖の海との切れ目を、さっきの竜宮台とは反対側まで行くのだ。
つまりはサロマ湖完全制覇。
日本一の汽水湖をぐるっと一周。ロマンだぜ!
 
というわけで、サロマ湖の切れ目の東側にあるワッカ原生花園へ。
切れ目までの砂洲を自転車で行っちまおうぜ!
ってゆー、そりゃもう少年の心も青年の心も、いっそ白寿の心まで振るわせちまうロマンティックあげちゃう施設。
よーし、ホントの勇気見せちゃうぞー!
 
 
ネイチャーセンターでレンタサイクルをゲット。
閉園まで1時間弱だったので、「えっ、今から?」みたいな顔をされたけど、
高校、大学と40分の激チャを7年間続けた剛脚を甘く見てはならぬ。
 
ここはあくまでも原生花園なんで、
富良野とかみたく、
お花畑ですぅ~、うふんうふん。
みたいな感じではなく、
普通の灌木とかみたいな中にちらほら花が咲いております。
という、
オホーツクの空気感と霧がかった空も相俟って、あまりに寂しげな感じしかない道を剛脚チャラーが往く。
このうら寂しいテイスト、たまらんね!
 
 
なんだかんだ、
花もしっかり咲いてる。

ミヤコグサ。
 
ツリガネニンジン。
 
ナナカマド。
 
エゾカワラナデシコ。
 
ハマナス。
 
キタノコギリソウ。
 
マツヨイグサ。
 
 
行く時期によって咲いてる花がけっこう違うらしいので、
これは季節ごとに来るしかないやつ?
 
 
 
サロマ湖を堪能しきったワタクシは、
今度は能取湖をぐるっと周り、能取岬へ。
看板の奥の灯台が霧で見えない中、
 
では、ワタクシが。
 
みたいな雰囲気で灯台のふりをして立ってる巨大ニポポが怖い。
 

岬付近はひたすら牧草地になってて、牛や馬がのんびりしてる。
めっちゃ共生。
 
 
 
そして超地味スポット。
「エミューふれあい牧場」
 
そもそも、俺どうやってここ見つけたのかすでに不明。
地味スポットすぎてロードマップにも載ってないし、
国道からもめっちゃ離れてるし、
でもね、
どこで調べたのか、ロードマップに自分で書き込んでるんだよなぁ。
エミューに呼ばれた感?

ともあれ、そこまで俺が見たかった(らしい)エミュー。
まあ、エミューなんてなかなか見る機会はないから、正解な気がする。
 
施設自体は無人で、
木箱に入ったエサ持ってってエミューに給餌していいから、
その代わりエサ代入れていってや。
みたいなざっくり感。
地味スポだから信頼関係でやっていけるのだなー。すてき。
 
 
 
そんなこんなでもうずいぶん暗くなってきたので、急いで宿へ向かわねば。
道東の日没は早い。
 
今日の宿は斜里。
となると。
夜ご飯はもちろん、前回ランチで訪れた麺通館である。
メンズクラブ。もはや響きが気に入りすぎた。ダンディー。


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七大陸周遊記~第2章~ (2)すいかとチューの日々。

September 01 2003 22:55

(この文章は、2003年9月の日記を2015年4月5日に改題・改編・加筆したものです)
 
 
【2003年8月5日】
朝8時、ホテルを出て東へ向かう。
ゴー・イースト。ビレッジ・ピープルくそくらえ。
 
今回の旅からは、道中の観光も積極的に楽しもうと思う。
オホーツクに消ゆ関係でどうしても行きたいとこは前回けっこう行けたしな!
っていうのもあるし、
やっぱり俺ね、わりと地味なスポットが好きなんすよ!
なんかさ、そういう所にこそハートフルなものが隠れてたりすんだよな。
 
 
というわけで、今日最初に立ち寄ったのはここ。
道の駅「とうま」
 
あの、でんすけすいかの名産地らしいよ!
なに?でんすけすいかを知らない?
そんな奴はでんすけすいかで頭を叩き割ります。
それくらいにワタクシはスイカが好き。
 
ともあれ、ひたすらそんなでんすけすいかだけをフィーチャーしまくった道の駅。
めっちゃファンキーな御尊顔。
すいかなのに手ぬぐい巻いてんじゃねぇよ!
っていう君の気持ちもわかる。ああ、わかる。
 
 
当麻町を抜けると愛別町。
国道だけどひたすら自然豊かな中をひた走ると、
なんか、あちこちの看板やら建物やらになんかキノコの絵が描いてあるのよね。
なんだろう?と思って車を停めて見てみると。
どう見てもアイツのパクリ。
怒られないのか心配になるレベル。
丁寧に胸がAになってるのが可愛い。
 
 
上川町を抜けて白滝村へ。何にもない。
何にもない。
まったく何にもない(むっしゅ)
 
左を見ると延々と畑と山。

右を見ても延々と畑と山。
この景色だけが続く。
この村に人類というものが存在しているのかすら不安になる。
 
そして白滝村にて人類を観測できないまま丸瀬布町へ。
道の駅「まるせっぷ」
 
すごいねー。林業が盛んな町みたい。
ピアノのある所には丸瀬布がある。
なんかかっこいいやん?
 
 
遠軽町を越えて湧別町へ。
快調に車を走らせているとそこに。
バス停というバス停全てに謎のキャラクターが。
 
なんだこいつ!
かわいくない!!!(特に鼻)
 
 
やがて町に溢れる正体不明のチューリップ野郎の中に一つ、
名前が書いてあるやつを発見。
 
「チューピッド」
 
OH NO!
キューピッドっぽさゼロ!
そんな名前にするならもうちょっとキューピッドに寄せろよ!
しかもこやつ、
町中のいたるところに!
もはや異世界!
ここまでひたすら見続けていると、だんだん可愛く見えてくるような…
 
いかんいかん、何かに騙されてる気がする。
 
 
そんな上湧別の観光の中心。
チューリップ園。
 
チューリップの見頃は5月中旬~下旬とのこと。
ということで、残念ながらこの時期は何にも無し。すっからかん。
うん、いつかまた来よう。
 
 
ちなみに上湧別の道の駅「なかゆうべつ」は鉄道駅の跡地に作られていて、
敷地内にSL(本物)がいたりする。

 
さあ、そしていよいよオホーツク海が見えてきたぞ!
1年ぶりにサロマ湖にこんにちはである。


Categories: 旅。

七大陸周遊記~第2章~ (1)パープル・ヘイズ。

September 01 2003 17:07

(この文章は、2003年9月の日記を2015年4月3日に改題・改編・加筆したものです)
 
 
【2003年8月4日】
昨年の大遠征からおよそ1年。
その間は、またも日帰り圏内での小遠征を繰り返しただいの日々。
 
機は、熟した!
 
前回は、どうしても行きたい所があったり、
薄く広く行こうという感じだったり、
そもそも初めての長征だったりで、
いろいろと勝手がわからずに時間の見立てや夕食の探索がアレだったりとか、
まぁ改善点も多かったので、
今回はそういう諸々も踏まえて、
更なる濃密な遠征を試みるのでR。
 
 
まずは札幌を出て樹海ロードへ。
南からずずいと富良野に突入するのじゃ。

富良野は5年ぶり。
大学2年の時に、免許を取り立てほやほやホッカホカのケスコ氏の運転で、
レンタカーの3列シート車で富良野・美瑛めぐり男女七人秋物語。
ちなみに男5人、女2人って相当にバランスが悪い。
こんなんじゃあすなろ白書にもいちご白書にもならねぇよ!
 
ってか、免許取り立てで3列シートとか、
今となってはケスコ氏の蛮勇に感嘆と喝采しかない。
しかも旅の間、ナビはずっとタケちゃん。
我々は後ろで遊んでただけだ。
すまんのぅ、すまんのぅ…。
 
そんな思いを胸に占冠を越え、いざ行かん。敵は富良野にあり!
と意気上がりながらロードマップを見ると、
おや、近くに湖があるじゃないのよ。
湖好きとしてはこれは行かねばならぬが道理。
 
おお、でかい。
情報によると、どうやらダム湖らしい。
北岸にはかなり大きいキャンプ場があって、あちこちにテント張ってるし、走り回ってる子供もいて、けっこう賑わってる。
そっか、このへんだと海にキャンプに行けないから、水辺のキャンプは湖畔になるんだな。

キャンプ場にはステージもある。
きっとこのあたりでは随一の野音に違いない。
「俺たちにとっては、ここが日比谷野音だぜ!」
くらいの誇りを持ってコール&レスポンスを繰り返すフラーノなオーディエンスが目に浮かぶゼ!Oi!Oi!
フラロックがフジロックを超える日は近い…
 
これ以上書くと富良野民から怒られそうだからやめる。
 
 
そんなかなやま湖の東岸には、道の駅・南ふらの。
敷地には噴水あり、ラベンダー畑ありでとっても綺麗。
でもそんなに人いない。
これ、穴場スポットじゃね?
 
道の駅の中を入るとまず真っ先に目に飛び込んでくるのは、
「幻の魚イトウ」
と書いてある大型水槽。おお!!!!!これが幻の魚なのか!!!!
わりと雑に展示してあって、幻な感じが全然ない。
でも幻というからには信じよう。素直な子★
 
 
さて、かなやま湖への寄り道から本線へ復帰します。
富良野市を通り過ぎて中富良野町へ。
単に富良野富良野言いますけれども、
ラベンダーの本場は中富良野町だとかなんとか。
有名なファーム富田があるのもここ中富良野町。
 
ロードマップを見ながら走ってると、
「彩香の里」ってのが目に入ったので行ってみる。
わぁ!駐車場の花壇からもはや綺麗!(乙女)
とウキウキWake me upしながら車を降りて園内へ。
おおーーー!一面のラベンダー!
 
上のほうにはラベンダーだけではなく、いろんな花が咲いてますよ。



ちなみに、
「あやかのさと」かと思っていたら、
「さいかのさと」だそうです。
特別花が好きってわけじゃないワタクシでもめっちゃ癒やされましたよっと。
ここはオススメだなぁ。
蜂が多いのだけが難点だけど、花にはつきものだから仕方ないね!
花とみつばち。モヨコモヨコ。
 
 
彩香の里でお腹いっぱいなので、
もはやファーム富田行く必要なくね?(暴論)
と思い、ファーム富田の駐車場だけ見て、さっさと次へ。ひどい。
 
 
上富良野町で、日の出公園という公園を通りかかったら、
なんだか斜面がすごいことになってるのを発見。

この左下の丸いやつ、
どう見ても逆境ナインの男球である。
島本先生に伝えてあげたい。
 
 

さて、そろそろ15時になんなんとしているので急がねば。
徒手空拳で美瑛に挑むわけにはいかないので、
とりあえず美瑛駅に直行し、
駅前の観光センターみたいなトコで美瑛観光マップをゲット。
 
実はね、5年前にもワタクシ、美瑛回ってるんですよね。
しかしその頃、オホーツクに消ゆスポット以外の道内観光に全く興味の無かった19歳おとこのこ。
ケスコ氏の導くままにただ着いて回っただけなのでありました。
まるでボコスカウォーズ。
しかし!!!
今回は俺が!俺の!!主体的な意志によって!!!美瑛を往くのだ!!!
待ってろオゴレス。
 
前回は、
ただの木じゃ~ん、
と甘い気持ちだったリベンジ。
 
 
まずは哲学の木。
何が哲学なのかはぱっと見はよくわかりませんが、
なぜこれが哲学なのかを考えていると、
何が哲学なのかをよくわからない木をたくさんの人が見に来る理由、
そして実際にここに自分も見に来ている理由、
旅とは。人間とは。
なんだか哲学的な思索に入り込んでいる気がするので、
もうこれが哲学の木でいいです。

ちょっと走ってクリスマスツリーの木。
まぁ、この大きさのクリスマスツリーがあったら子供が喜びそう。
大人は「倒れてタカシが潰されたらどうしましょうザマス」ってハラハラするんですけどね。
タカシくんのために飾りつけてあげたい。
 
国道を渡って西側へ。
ケンとメリーの木。
手元のリーフレットによると、
日産スカイラインのCMに使われたらしいです。
俺が生まれる前の話。
そんなん知らんよ!
ケンとメリーって名前は何かそれに因んでるらしいんだけど詳細不明。
誰なんだよケンとメリー。
外国人ってことくらいしかわからんな…。
ちなみにこの木の傍らには、そのものズバリ「ケンとメリー」ってペンションが鎮座しております。
便乗商法ばんざーーい。
 
 
すぐ近くになんか不思議な建物が。
UFO呼びそう。
興味津々で行ってみたら、展望台でした。
UFO好き(アダムスキー型より葉巻型)の俺、ざんねん。
 
でも景色がいいので満足。

広大だなあ。
北海道はでっかいどう。
道外観光客みたいなことを言ってみた。
一度言ってみたかったんだテヘ。

もうずいぶん陽も傾いてきたので、最後の木スポット、セブンスターの木へ。
なんだかモッサモサの木です。
激しくピンボケごめんなさい。
これまた手元資料によると、昔、セブンスターのパッケージとCMに使われたことがあるとか。
いつって。
俺が産まれる前。
だからそんなん知るかーーーい!
 
 
結局のところ思い入れがあまり無い美瑛で、
思い入れが全くできずに旅立ちます。
産まれる前のCMの木に思い入れは無理だよバーニィ…
ただし5年前のリベンジはした!
 
満足して今夜の宿、旭川ワシントンホテルへ向かうのである。
[今日の運転距離:約340km]


Categories: 旅。

七大陸周遊記~第1章~(4)赤く塗れ!。

August 30 2003 20:30

(この文章は、2003年8月の日記を2015年4月2日に改題・改編・加筆したものです)
 
 
【2002年9月5日】
朝。
湖好きのワタクシともあろう者が全くのノーマークだった網走湖。
昨夜は暗くて何も見えなかったので、改めて散策。
どうということはないけど、意外と嫌いじゃない。
ボートに乗れる所もあるっぽかったし、
いつかはボートに乗りに行ってみよう。
 
 
網走を出てすぐに、今度は能取湖でサンゴ草。

時期がちょうどだったらしく、赤々しててすごく綺麗。
昨日までとは一転、少々曇天模様なのが残念。
晴れだったらこの赤がめっちゃ映えるだろうなー!

そしてサロマ湖。

もうね、サロマ湖ってだけで感動。
なんせ日本で最も大きい汽水湖ですから!
「日本で最も○○」というフレーズのつく場所に行くというのは、
それだけで何か大きな達成感があるから不思議よね。
 
 
どんどん行って紋別港。

紋別はあまり思い入れがないけど、港は広々としてて散歩に最適。
 
時間も時間なので、昼ご飯にしようと思って街中をいろいろ探すも、開いてる店が全然ない。
あちこち走ってようやく見つけた「ファミリーレストランメロディー」へ。

ファミリーレストランと言ってはいるけど、昔ながらの小綺麗な喫茶店って感じの店。
こういう店に味を期待してはいけない。
カレー頼んだけど、カレーの王子様とかバーモントカレーとかJリーグカレーみたいな感じでした!Jリーグカレーは食べたことないけど。
 
 
そんなこんなで、後はひたすら帰札です。
紋別まで来ちゃったので道のりはやたら長い。
軽なのでスピードがそこまで出ないため、基本は下道をえっちらおっちら帰りまする。
途中、上川で自動車道に乗ったら、ずっと1車線だから後ろから煽られまくって気疲れMAX。やっぱ下道がいい。
札幌には20時過ぎといういい感じの時間に到着。
 
3泊4日という短いといえば短い、長いといえば長い時間だけど、うん、充実してたな。
10年の間憧れ続けたトドワラにも知床にも行けたし、
オンネトーや神の子池という心洗われる場所にも行けた。
今までさ、車で片道4時間程度の場所はいろいろ行ったけどさ、
うん、そんな調性圏を飛び出てみても、やっぱ素敵だな。
北海道は、すごく素敵だな。
旅行っていえばさ、道外に行っちゃう風潮ってあるけど、
自分の住んでる所の素敵な所をちゃんと知らなきゃ、他の所の素敵なとこなんてきちんと見えやしないんだぜ。
って。
そう思えた旅。
 
また行くぞー。北海道掘り尽くすぞー!
[今日の運転距離:約460km]


Categories: 旅。

七大陸周遊記~第1章~(3)角煮倶楽部。

August 29 2003 21:22

(この文章は、2003年8月の日記を2015年4月2日に改題・改編・加筆したものです)
 
 
【2002年9月4日】
トドワラと並ぶ憧れの地・知床へ!
 
朝、宿のおかみさんに、
「この辺で隠れた見所ってどこ?」
って訊いたら、裏摩周側、特に神の子池がいいって教えてくれたので、
幸いルート的にも大きな回り道にはならないので、向かうことにした。
 
地図を見ながら車で走り、
このへんだよなぁ?ってあたりまで来たけど、場所わからず。
何度か往復したけど、道の両側には延々と林が続くだけ。
おかしいな~?と思いながら、スピードを落としてひたすら林を見ながら走ると、
 
あった!
林の中の木の1本に「←神の子池」という木製の小さな看板が!
 
こんなもんわかるかーーーーーーい!
あるって知って走らないと絶対気づかないやつですぜこれ…
 
林の切れ目から未舗装の林道を走ること10分。
行き止まりに車を停めて、奥へ入っていくと。
 
おぉぉぉぉぉぉーーーーー!
 
真っ蒼に輝く波一つ無い静かな池が!
ロマサガに出てきそうな神秘的な佇まい!
水面の一部に木漏れ日が差してめちゃめちゃ綺麗!
来てよかった…風曜日のおかみさんありがとう…
こんな荘厳な光景、ほんと見れてよかった!

 
そんなこんなで、30分ほどで感動の神の子池から出発し、いざ知床へ。
清里町を通過中に、右手に謎の大きい洋風建築を発見。
入ってみると、地場の焼酎の醸造所だった!
じゃがいも焼酎が清里町の名物らしいよ。
入ってすぐのとこにいろんな焼酎が売ってたけど、
焼酎がそんなに好きなわけではないワタクシは華麗にスルー。
なんか素敵な焼酎っぽいので、好きな方は一度来てみるとよろしいかと。
 
 
知床半島のお膝元・斜里町でランチしようと散策するも、
買い物する所すらローソン1軒と生協1軒くらいしかない小さな町。
食べられそうな店がめっちゃ少なくて、
国道沿いにある麺通館という店に入ってみました。
麺通館と書いて「メンズクラブ」と読むらしいよ。ダンディー。


夜は店内で演奏があったりもするらしいですよ。ダンディー。
名前でわかる通りラーメンがメインなんだけど、パスタからカレーに至るまで何でも一通り揃ってる感じです。
ワタクシが頼んだのは角煮ラーメン。
けっこうな量の角煮が入っていたので、美味しいけど途中から胸やけがやばい。
脂っこいのが好きな人なら最後まで満足して食べられそう。
 
 
腹ごしらえを済ませてついに知床半島の根元に。
左手に海、右手に斜面の道を延々と往く。
斜面に何かあるー、と思ってよく見ると、
鹿が草をはむはむしてるー!!!!

かわええ💕と思いつつも同時に、あいつ飛び出してきたらヤバいで…と思うのもドライバーの性。慎重に運転しまする。
 
知床半島はというと、道沿いに見るべきポイントも多いものの、時間にも限りがあるのでまずは絶対に行きたい所から優先的に行くべき、と考え、不退転の決意でまっすぐ知床五湖へ。
知床五湖といえば、御存知、オホーツクに消ゆで第4の死体が発見されたあの場所です。
死体が浮いている画面を見て、
規制線張るより先にさっさと死体引き上げろよ!
と思った方もとっても多いと思います。

よーし、お兄さんも死体見つけちゃうぞー(事件)
と意気込んで五湖散策をスタートしようとしたところ、
他に歩いてる人がみんなカランカランカランカラン鈴の音鳴らしてんのね。
熊なんて怖がってんじゃねーよ!
と意気軒昂な勇者だい。
ふと散策路入口の張り紙を見ると、
 
「最近ヒグマが出没しまくってるから、三湖以降の立入禁止ねー。一湖、二湖でもたまに目撃されてるから気をつけなはれー」
 
ひぃ、ヒグマ怖い(涙)
一湖、二湖、サンコーーン!なんてベタなネタも考えつかないレベルで焦る。
しかしまあ、これだけ人がいるんだから、俺一人鈴付けてなくても何とかなるでしょう、と着の身着のまま散策路へ突入。
 
なんていうか…
湿地の湖といった感じ。。
神の子池を見た後なので、見た目的な感動は薄い(笑)
せっかくだから三湖以降も見たかったなあ。
二湖までじゃ死体を発見できませんでした!
見つけたら中野夫妻のような顔してやろうと思って心の準備してたのに。

一湖、二湖、サンコーーン!(結局やる)の散策を終え、
車はグイグイと知床半島の奥まで進みます。
行けるとこまで行ってやる。と血気盛んなだい。嗚呼、男らしい。

未舗装の隘路をズンズン進んでいくと、ついに行き止まりに。
何台かの車が道の端っこに停まっています。
おお、ここが高名なカムイワッカ湯の滝。

上流で湧き出してるお湯がそのまま流れてきて滝になってるとのことで、
斜面が緩いからその上流のほうまで歩いて登れるんだとか。
 
何人かのうら若き男女が登っていて、中には水着の人も。気合入ってるなー。
道端では、
「登るとき岩つるっつるだからねー、滑ると危ないからゴムサンダル履いてねー」
と貸ゴムサンダルの露店を出してるおっちゃんが。
一回500円だってさ。
絶対無許可の商売だと思うんだよなー。手書きだし。
 
ワタクシはと言えば、特に何も準備してないし、
裸足でちょっと登ったところで引き返しました。
上流の滝壺みたいなとこで温泉に浸かるのが正当な楽しみ方らしいので、いずれちゃんと準備してまた来る!
 
 
後は引き返すだけなので気が楽。
知床半島ネイチャーセンターに立ち寄ると、しばし奥まで徒歩で行ったところに乙女の涙って滝があるとのことなので、少しずつ落ち始める陽を横目に行ってみることにした。

普通の滝ってさ、流れてきた川が断崖を落ちて滝になるわけだけど、
この滝はね、断崖の途中から水が湧出してるんだってさ。
ホントだ!珍しい!
 
乙女の滝もいいけど、ここから見下ろすオホーツク海の景色もいい。
しみぢみ。

 
ネイチャーセンターを出て、通りがかったウトロの街で写真をパチリ。
ウトロもオホーツクに消ゆに出てくるスポットですが、
そういうのを抜きにして、オホーツクに沈む夕陽が綺麗。

オホーツクにいるんだよな俺。
となんだかしみぢみ。
知床はつくづくしみぢみするね!
 
 
国道のすぐそばを流れているオシンコシンの滝にも立ち寄る。
来る時は駐車場がすごく混んでたから後回しにしたけど、
この時間になるとさすがにほとんど人がいないね!
売店も閉まってるけど。

ただでさえ大きい滝のうえに、けっこう近くまで行けるのでド迫力。
水しぶきがけっこうすごいからマイナスイオン効果ありそう!
 
 
陽もすっかり暮れて、今夜は網走の街を目指します。
知床でどれくらい時間がかかるかわからなかったので、今夜は宿を予約してません。
平日だし、とりあえずラブホにでも泊まりゃあ何とかなるだろう。
という適当旅大好き23歳男性。
網走に入ったのが21時過ぎ。網走湖のそばで空室のあるラブホを発見。
よし、今夜の宿はここにしよう。

わー!赤いしキラキラだし、昔ながらのラブホ感。
行く行くホテルベルサイユ!っていう懐かしいフレーズを思い出した。
でも作りは昔っぽいけど、わりと綺麗だし全然良かった!
古いラブホ、というよりは、新しいのにオーナーのセンスが古くて昔の感じの建てちゃいましたテヘ。みたいな感じ。
遅くなるのわかってるなら、下手なビジネスホテルに泊まるよりラブホのほうが全然いいなー。風呂もベッドもデカいから疲れ取れるしね。

そんなわけで初めての網走を何故かラブホで過ごすだい。
明日は帰札。
さみしい~~~~!
[今日の運転距離:約270km]


Categories: 旅。

七大陸周遊記~第1章~(2)オホーツクに消ゆ。

August 28 2003 21:56

(この文章は、2003年8月の日記を2015年4月2日に改題・改編・加筆したものです)
 
 
【2002年9月3日】
結局初めての帯広を堪能する間もなく、朝8時に出発。
憧れのあれやこれやが待っている。憧れじゃない帯広に構っている時間はないのだ(失礼)

音更町を抜けるとそこは大自然。
9月にもなるのにやたら暑い日。エアコンの風が好きではないので、自然の中だと存分に窓を開けて涼めるので幸せ。
足寄を抜けてすぐ、今日の第一の目的地・オンネトーへの脇道に折れる。
 
オンネトーはオホーツクに消ゆに出てくるスポットではないけど、ドライブマップとかを読んでて来てみたかったポイントの1つ。
なんてかさ、季節や時間によって七色に変化するらしいよ!
そんなロマンティックあげるよな場所、平成浪漫の旗手だい様ともあろう者が見過ごすはずがない。
 
オンネトーへ向かう小道は自然に溢れた田舎道で、快晴の下を窓全開にして気持ちのいい風を受けながら気分よく快走。
と、何かの物体が窓から車内に凄いスピードで飛び込んできて、運転中のだい様の胸元へ。
なんか葉っぱでも入ってきたかな?と思ってチラっと胸元を見ると。
 
デカい蜂ぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!!!!(涙)
 
ヘルプ!! I need somebody~♪
知ってるか、人間ホントにピンチな時は、ビートルズを歌ってる余裕がないんだぜ…
暴れて刺されたりなんかした日にゃあ、オンネトーすら拝めずに野垂れ死んじまうぜ。と考え、車を停めて冷静に(動作だけは)車外へ脱出。
しかし野郎は飛んでいこうとしないどころか、服の上で這い回っているので、このままではこいつの気まぐれ加減で
「ちょっと刺してみよーっと」
なんて軽い気持ちでKILL!KILL!される可能性すら。
ざけんなよ!こっちは遊びじゃねんだ!
 
もはや猶予は無い。
このまま黙って刺されるのも、立ち向かって反撃されるのも一緒や!
と覚悟を決めて、車内にあるロードマップでそっとはらう行動に出る。
 
えいやっ!
 
駄目だ、寸止めで風力を起こす程度ではこいつは微動だにしない!
とんでもねぇメンタルだぜ…
 
くそぅぅぅ、どりゃぁぁぁぁぁぁ!!!!!
 
覚悟を決めて、ロードマップ(分厚い)を全力でぶち当てに行く!こうなったら殺るか殺られるかだ!
俺の殺意を全力で込めた一撃に奴もびびったのか、当たった瞬間についに俺の服からすごい勢いで離れる奴。
今だ!!!!
 
その瞬間を見逃さず、野生動物並みのスピードで車内に飛び込みドアを閉める俺。
奴はちくしょおぉぉぉぉ!とばかりに車の外を飛んでいるが、鉄の箱という鎧を纏った俺に死角はない。俺の、勝ちだ。
蜂に完勝した俺は、快晴のオンネトーへの道をエアコンをつけて意気揚々と飛ばすのであった。
 
そんな死地をくぐり抜けてついにオンネトーへ到着。
ほぼ全方位を木々に囲まれた姿はまさに秘湖と呼ぶに相応しい佇まい。
札幌っ子にとっては身近な湖といえば支笏湖や洞爺湖なわけだけども、
それらの湖が快晴がよく似合う「陽」の湖とすれば、
オンネトーは木漏れ日が似合う「月」の湖といったイメージ。
風にそよぐ木々の音だけを聞きながらのんびり眺めて時間を過ごしたい、そんな雰囲気でした。
なお今日の湖面は青緑っぽい色。
変わらないかなと思って30分くらいいたけど、さすがに変わらなかったわ(笑)
 
 
しばし走ると、標識に阿寒湖の文字が。
阿寒湖といえば、「オホーツクに消ゆ」で写真屋のおっさんが観光写真撮ってるあそこや…!

と思い阿寒湖付近を少し走ってみたものの、それっぽい駐車場が発見できず断念。
今度来る時にあの景色をちゃんと探してみよう。
 
 
13時過ぎ、弟子屈町に到達。
宿のチェックイン時間まで少しあるので、まずは摩周湖の展望台へ。
ついに…ついにオホーツクに消ゆの舞台へ…!
駐車場から坂を登って展望台に辿り着くと、

あったーーーーーーーー!!!!!!!
真ん中に小島の見えるあの景色や!!!!!!
双眼鏡は無いけど、でもあの景色や!!!!!
 
感動に打ち震える24歳男性。
しかも霧一つかかっていない快晴の摩周湖。
晴れ男すぎる!!

30分ほど感動に浸った後、摩周湖と弟子屈市街の中間くらいの大自然の中にあるペンション・風曜日にチェックイン。

まだ新しいのか、木の匂いがすごい!
完全バリアフリーがウリで、客室のドアも引き戸なのでなんか宿泊研修に来たみたいな感じ(笑)
 
チェックインを済ませてもまだまだ時間があるので、
もうこの際思い切って断トツ一番の行きたいスポット・トドワラまで行ってしまおう!
2時間半くらいかかりそうだけど、まあ何とかなるだろう。
 
もうね、トドワラだけはホントに特別なんですよねぇ。
「オホーツクに消ゆ」では、遂に連続殺人の真実に躙り寄ったかと思いきや、実は1件は無関係の事件でした、という重要な岐路となる場面。
あの!
景色を!
見たいんじゃ!

それほど思い入れのあるトドワラを見れる興奮で、100kmやそこらの道程など一瞬に感じるほどのアドレナリンMAX状態(やばい)
そんな状態で走ること約2時間。
国道272号線の何もない長い山道を抜けるとそこには。
 
おおおおぉぉぉぉ!海じゃ!オホーツク海じゃ!!!!
 
日本海側で生まれ育った男の、オホーツク海との初の邂逅。
別に変わらぬ海は海なんだけど、何がいちばん違うって、太陽の向きが違うから、何かすごく寂しい空気感!
なんかさ、
道の先にオホーツク海が見えた瞬間の感覚、
すごかったんだよね。
言葉にするの難しいんだけどさ、
あっ、これだ。
みたいな、なんか不思議なワクワクと感動。
あの瞬間の景色だけはさ、
生涯忘れることがないんだろうな、って思ってる。
 
そんな初めてのオホーツク海に感動しながら、さらに野付半島へと向かう。
地図を見た感覚だけだと、野付半島の根元まで来ちゃえば、先端まですぐ!みたいな感じなのに、実際にはけっこう長い。これぞ地図のマジック。
でも、途中からは右手にナラワラが見えてきたりもして、
おおおおおぉぉぉぉ、トドワラの仲間やーーーーー!
といちいち感動に打ち震えるだい。
そしてついに野付半島ネイチャーセンターに到着。
 
トドワラはどこじゃ?
と調べると、なんとトドワラはここから砂州のほうまで歩いて30分ほどかかるとのこと。
この日の野付は、数日前まで降り続いた雨から一転して快晴になった影響か、未曾有のレベルで蚊が大量発生していて、長時間野外を歩くのは危険だし、
もう陽も落ち始めていて、場合によっては戻ってくることが困難になる可能性があることから、憧れのトドワラは断念。泣く泣くネイチャーセンターから観光湯双眼鏡で眺めることに。くそー!来年また来てやる!
 
来た道を延々と戻り、弟子屈町内で夕食を済ませた後は宿でのんびり。
他の客が寝静まったであろう24時頃に館内を散策してみると、ロビーの近くに木製のおもちゃが。
わーー、輪投げ楽しそう~★
と思って輪投げやったら、バチぃぃぃン!!!!!!という凄い音が。
たぶん10人くらいは起こした。ごめんなさい。


[今日の運転距離:約360km]


Categories: 旅。

七大陸周遊記~第1章~ (1)サンセット浴びる黄金道路。

August 28 2003 18:50

(この文章は、2003年8月の日記を2015年4月2日に改題・改編・加筆したものです)
 
 
【2002年9月2日】
それまでは主に日帰り圏内に終始していた遠征圏を、
ついに拡大することを目指して道東へ向かうこととする。
 
もともと俺にとっては道東というのは特別な地であって。
 
何度も書いているとは思うが、
Dがもともと道内好き好きっ子になったのは、
子供の頃にプレーしたアドベンチャーゲーム「オホーツクに消ゆ」にドハマリしたからに他ならない。
ファミコン版と、リメイク98版合わせてたぶん100回はクリアした。

だから、
作中に出てきたシーンのことは今でもグラフィック付で頭の中に焼き付いている。
北浜、摩周湖、ウトロ、和琴温泉、トドワラ…
10歳やそこらでやったゲームの地に、
24歳になっても思いが消えないというのは、
つくづく執念深い男なのだな。
 
そんなわけで、
どこかへ行くとしたら、
まずは、
道東だ!
 
そうなるのは、
まあそれは自然なことなのだ。
 
 
というわけで。
地図を片手に、
青年は街を出るのだ。
 
浜省は、
「Road Mapも、書き込まれた予定表も破り捨てて俺と生きてみないか」
などと歌っているが、
残念ながら俺の生命線はロードマップである。
 
愛用の、150ページくらいある北海道道路地図。
伊能忠敬からわずか200年やそこらで、人類たるものはずいぶんと奥まで分け入ったものだ。
 
 
というわけで。
 
初日は襟裳岬を経由して帯広を目指す。
 
 
千歳を抜け、苫小牧からさあ日高路へ。
鵡川を抜けるとそこには…おおっ、海!
 
札幌っ子にとっては、海というのは特別な思いのあるものだ。
俺は前田育ちなので、札幌っ子の中でもまだ海に近いほうではあるけど、とはいえそれでも、年に何回も海を見る機会ってのもあるわけではなくて、海水浴やキャンプ、もしくは車でちょっと遠出、といった機会にしか海ってもんを目にすることはないから、
「お出かけの日」
のワクワク感を惹起させてくれる、ってぇもんである。
 
 
左手に山、右手に海。
日常生活では目にすることのないそんな道が延々と続く。
「おぉぉぉぉぉ!門別競馬場だ!!!!」
「ぐぉぉぉぉぉ!静内だぁぁ!!!!!」
5年ほど前まで競馬ヲタクだった俺の心を奮わせる景色が時折飛び込んできて飽きることがない。
そんな道をひたすらに、ただひたすらに、襟裳を目指す。
 
 
そして。
3時頃。
ずっと左手にあった山々が無くなり、
札幌よりも少し早くススキが生い茂る丘を走ること約15分。
 
「あの駐車場は!」
 
ついに襟裳着~~~~~~~~!!!!
 
 
少し時期を外れたからなのか、
それとも時間が少し遅いからなのか、
駐車場に停まっている車はたった4台。
売店も申し訳程度に1つ開いてるだけ。
そしてそんな駐車場にはかの森進一の「襟裳岬」が大音量で流れているというシュールな光景!
 
襟裳の春は、何もない春です。
 
 
大丈夫!秋も何もない模様!!!!!!
 
 
何ていうか、
積丹岬や神威岬と比べて、
華の無さというか、
この寂しい感じ、何なの!
 
そんな寂しい道を5分ほどテクテク歩き、ついに岬の突端へ。
うん、突端もやはり寂しい。
なんだか植生が硬い感じで寂しく見えるのかなぁ。
 
せっかくなので、
凛々しい(誤)男性を激写。
 

 
しかし時間も時間なので、こんな何もない所に長居は無用(暴論)。
襟裳岬を早々に出立し、
黄金道路を通って帯広へ。
 
詳しい話は知らないが、この道路を開削するのがめっちゃ大変で、
多くの人命と莫大な費用を費やして作られたから黄金道路と呼ばれてるとか何とか。
何かの本でそんな感じで読んだ。
 
左手はずっと急峻な崖みたくなってて、
なんつーかあれだな、漢中から蜀に入る時の蜀の桟道みたいなもんだな。
と、蜀漢政治史専攻のワタシは思うのであった。
学生の本分を忘れない偉さたるや!
 
そんなくねくねで覆道続きの狭い道で、あまりに遅いタンクローリーに引っかかり、ずっとノロノロ運転。
このままじゃ宿に到着でけん!!!!!
気は焦るものの、くねくねし続ける道はひたすら追い越し禁止だから抜くに抜けん。後ろの車ももう10分くらいイライラしてる感じだなー。
 
やがてある下りの山道で。
「ん!くねくねしてて追い越し禁止だけど、下りだから加速きくし、もしかしたらここで抜けるかな?」
と思った刹那、ずっとイライラしていた後ろの車が、
だい車のスリップストリームから車体を右へ持ち出し急加速、だい車とタンクローリーを一気に抜き去っていく!
 
こ、この抜き方は、往年のアイルトン・セナ(ゲルハルト・ベルガーも可)!!こやつ…できるっ!
 
よほどじれていたのか、タンクローリーを抜いた後もスピードを緩めることなく視界から消えていく一台の車。
悔しいが、俺の愛車ムーくんではこのタンクローリーを一気に抜かしきるだけの加速力がないっ…!
以前に、前の車を抜かそうとして抜かし切れずに対向車とトラブルになったことのある身として、泣く泣くここは自重。
仕方ない…長い直線が出てくるまでは、と思いながらくねくねの左カーブを曲がった瞬間だった!
 
さっきの車が脇道でパトカーに捕まってた…
 
危ない…ついて行ってたら俺が捕まるところだった…
 
 
そんなこんなでタンクローリーを追い越せる道に出るまでそうとうかかってしまい、大樹でトイレに寄った頃にはもう辺りは真っ暗。
くそー!少しだけでも何処か観光したかったのにー!
と思いつつひたすら帯広を目指し、20時過ぎ、ついに帯広到着。
 
こ、これが帯広かーーー!
 
っていう感動を味わいたかったけど、夜だし特に帯広らしい何かはなく。
いそいそと今夜の宿「みどりヶ丘温泉サウナビジネスホテル」に投宿。
温泉といえば聞こえがいいが、
なんていうか、
サウナ付の共用浴場がある、というだけだ。
そして壁が薄い。
隣室のTVの音もまる聞こえだ。
 
こういう所では、やることをやる時にも、声を押し殺させなければならない(何の話)
まぁ、ただ、部屋のしょぼいユニットバスのシャワーで済ませるよかは、
大規模でなくても、きちんとした浴場があるというのは、
旅の疲れを癒し、明日の体力を蓄えるという意味では大事なことだ。
 
明日はいよいよ、「オホーツクに消ゆ」の舞台へ。
ドッキドキするね!


[この日の運転距離:約380km]


Categories: 旅。

for D。

August 27 2003 20:31

他人の目なんて気にする必要なんてないし。
世間の常識という名の押しつけられたペースに合わせて生きることもないじゃん。
世間は世間で「何やってんの?」って目で見るかも知れないけどさ、俺は俺のペースで俺の信じるように俺の人生を生きてるんだもんいいじゃん。
意志の無い百歩よりも意志のある一歩。
中身の無い人生なんて送るつもりはない。
 
俺の、俺による、俺のための生き方。


Categories: トンガリ。

全力ボォダー。

August 26 2003 14:38

D’s Ave.休止中の報告などをもう一つ。
昨冬にスノォボォドを一式新調しまして、10回ほど滑りに行きました。
いやぁ、おかげで上達したの何のって。
っつーか、昨年までエッジがひっかかってひっかかって、いつまでも上達しねーなぁ。。って思ってたのは、中古で譲り受けた先代ボォドに原因がある可能性大(罪)
まぁ、さすがにまだトリックとかエアーとかはできないけど、ターンは自在にできるようになりました。
問題は、今冬にそれが維持できてるかどうかだ(心配)


Categories: つらつらと。

最果てワンダラー。

August 25 2003 17:35

D’s Ave.休止中に2度ほど愛車のムーくん(謎)で道東周遊をし、すっかり道東まにぃになってしまっただいくんです。
 
いやぁ、道東を体感すると変わりますわー、せつない気分に浸りに浸ってリフレッシュリフレッシュ♪
あー、今年中にもぅ一回行きてーなぁ。
でも次の目的地は道東じゃなくて利尻・礼文!
最果ての地でこそ大地とのシンクロを感じる俺。感受性の強いほうではないけど。


Categories: つらつらと。