月別アーカイブ: 11月, 2019

film0146: トモダチゲーム劇場版 (2017)

November 28 2019 10:40

トモダチゲーム劇場版
 
映画レビューサイト総合偏差値:3.13
国内映画レビューサイト偏差値:3.04
海外映画レビューサイト偏差値:3.27
だい評点:★★★★
日本
2017年6月3日公開
監督:永江二朗
出演:吉沢亮、内田理央 etc
配給:キャンター
 
【ネタバレの限りなく少ないあらすじ】
第1ゲームを突破した5人は、見知らぬ建物の屋上で目を覚ました。そこに現れたマナブが、第2ゲーム「陰口すごろく」のスタートを宣言し、ルール説明を始める。それは一見簡単にクリアできそうなものだったが…。
 
【だいレビュー(ネタバレ有)】
TV版の続編。伏線がしっかりしていて、第1ゲームよりも圧倒的に面白かった。
天智がブースに入ってて四部が離れているタイミングなら、メモを渡すんじゃなく普通に話してても問題ないんじゃね?ってこと以外はロジックもしっかりしていて、積み上げた伏線を一気に回収していく展開はお見事。
デスゲ系映画には珍しく、主要キャストが演技力もしっかりしていて良かったんだけど、全然美人じゃないヒロインが美人設定で、可愛い子が可愛くない設定はやっぱり観てて違和感があるので、そのへんはきちんとキャスティングしていただきたい、というのは邦画界の恒常的な課題。
第3ゲームへの期待を膨らませる作りは、演出面も含めてそうとう秀逸で、この監督の作品を他にも観てみたいなと思った。満足。



Categories: 38歳から始めるシネフィルへの道。

film0145: ビンゴ (2012)

November 27 2019 12:28

ビンゴ
 
映画レビューサイト総合偏差値:2.42
国内映画レビューサイト偏差値:2.18
海外映画レビューサイト偏差値:2.91
だい評点:★
日本
2012年9月22日公開
監督:福田陽平
出演:清水一希、松井咲子 etc
配給:ジョリー・ロジャー
 
【ネタバレが限りなく少ないあらすじ】
正哉は幼少期に受けた虐待の夢を見ていた。目が覚め、真弓という少女の写真を大事そうに握りしめる正哉に、入ってきた刑務官が告げる。「執行だ」と。刑務官に連行されて辿り着いた部屋には、同じような服装の人が椅子に座っていて…。
 
【だいレビュー(ネタバレ有)】
たぶんデスゲーム系ってもうすっかり飽和してきていて、あとはどんな意外性のある設定を思いつくか、って状況になってると思うのだけれど、その意味では奇想天外で面白い設定となっているのが本作。
ただ、アイディアが先走りすぎてディテールがガバガバなまま突っ走っちゃった感強め。もっと囚人同士の葛藤、投票者同士の葛藤、囚人と投票者間の葛藤、いろんなものを盛り込めたと思うんだよなー。中国人や欧米人のくだりなんて必要なくない?
そして、設定の特性上、役者の人数が多く必要なせいもあるかもだけど、とにかく役者全員が大根。集中力を完全に削がれるレベルで大根。ただでさえ主要キャストの演技が酷いのに、声のでかいモブたちがそれに輪をかけて酷いので、死と隣り合わせの場面でも緊張感皆無。デスゲーム系は極限状態にあるからこそ、演技って超重要なんですよねえ。
いろいろと酷い出来の中で、最後の強度の高いどんでん返しだけは見所充分。最後の10分くらいだけは目が離せなくて普通に面白かったわ。



Categories: 38歳から始めるシネフィルへの道。

film0144: ジョーカーゲーム 脱出 (2013)

November 25 2019 11:53

ジョーカーゲーム 脱出
 
映画レビューサイト総合偏差値:2.50
国内映画レビューサイト偏差値:2.07
海外映画レビューサイト偏差値:3.37
だい評点:★
日本
2013年8月17日公開
監督:芦塚慎太郎
出演:鈴木裕乃、松野莉奈 etc
制作:スタジオブルー
配給:AMGエンタテインメント
 
【ネタバレが限りなく少ないあらすじ】
自分がババヌキに負けた理由を語る少女たち。
そのうちの一人・大野真希は、自分が矯正施設に収容されたことで会えなくなってしまった妹との思い出を夢で見ていた。目が覚めてまた矯正施設での一日が始まる…。
 
【だいレビュー(ネタバレ有)】
前作の続編で、作中で語られていた大野香奈の姉を主人公にした矯正施設でのデスゲーム。
敗北が直接死に繋がるため、前作よりも描写がグロいのがきつい。
一部レビューでは、前作よりもストーリーに必然性があるようなことを書いてる人もいるけど、むしろ逆な気がするけどなー。
前作は、「世間の戦いに勝ち抜けない敗北者→矯正施設に送って鍛錬させる」だからまだわかる。
今作は敗北=死って、国家権力で何人殺してんだよと。
失敗が死じゃないと緊張感が高まらないって仕掛けはわかるけど、でも逆に作り話感が強まっちゃって感情移入できないんだよなあ。
ただ、設定はともかく、終盤の畳みかけるような波瀾の展開は良かった。
誰が生き残るのかも、主人公以外は全くわからなくて、予定調和が少ないから最後まで楽しめたわ。
あと、前作と違って、愛名ミラ演じる林沙織1人だけしか可愛いコが1人もいないのがリアル感あって良かった(失礼な言い方)
前作は主人公以外は可愛いコが大半だったから、こんなクラスあるか~い!ってリアリティなかったからな…
ただ逆に、前作と違って演技が大根すぎてやばい。演技上手いなーと思った尾が愛名ミラ演じる林沙織1人だけだった。制作陣は何を考えてキャスティングしたのか問い詰めたくなるレベル。
終盤のストーリーの良さを演技力で全て台無しにしてる感があるのが返す返すも残念。



Categories: 38歳から始めるシネフィルへの道。

film0143: ジョーカーゲーム (2012)

November 24 2019 00:19

ジョーカーゲーム
 
映画レビューサイト総合偏差値:2.18
国内映画レビューサイト偏差値:2.01
海外映画レビューサイト偏差値:2.50
だい評点:★★
日本
2012年12月22日公開
監督:渡邊貴文
出演:北原里英、高月彩良 etc
制作:スタジオブルー
配給:AMGエンタテインメント
 
【ネタバレが限りなく少ないあらすじ】
文科省から送られてきたトランプを並べながら職員会議を始める教員たち。
ついに平均学力が先進国で最下位になってしまった現状の対策として、4日間の合宿を始めるというものだったが…。
 
【だいレビュー(ネタバレ有)】
ありがちなC級デスゲームを片手間に観たくて観たけど、レビューの評価の低さのわりに楽しめた感。
デスゲーム系って、だいたい死ぬ順番わかっちゃうのが多いけど、この作品はそのへんが上手くマスキングされてて緊張感が最後まで途切れなかったのは高評価。
主要キャラの多くは個性もしっかりしてて、演技もそんなに悪くなかったし、デスゲーム系が嫌いじゃない人なら一応観といていいと思う。
ただ、どうしても低評価にならざるを得ない最大の点は、
主役のコが、キャラ立ちしてないうえに見た目も悪くて演技も大根。
けっこう致命的ですよねぇ。。
左から、主役のコ、助演のコ、3番目のコ。
いや、別に必ずしも美人を主役にしろってわけじゃないんだけど、
キャラ立ってなくて見た目良くないから、
主役だってのをそうとう終盤まで気付かないで観てたわ…
 
ちなみにいちばん可愛いコは、
脇だけどこのコ。
脇すぎて女優さんの名前がわからないので、知ってる方いたら教えて下さい。
一瞬映る時の表情の演技とか上手くてけっこうマジ評価。



Categories: 38歳から始めるシネフィルへの道。

film0141: マダム・マーマレードの異常な謎 解答編 (2013)

November 08 2019 11:29

ナゾトキネマ マダム・マーマレードの異常な謎 解答編
 
映画レビューサイト総合偏差値:2.46
国内映画レビューサイト偏差値:2.46
海外映画レビューサイト偏差値:--
だい評点:★★★
日本
2013年11月22日公開
監督:中村義洋 etc
出演:川口春奈、高畑淳子 etc
製作:テレビ東京、SCRAP
配給:テレビ東京
 
【ネタバレが限りなく少ないあらすじ】
スポーツカーの運転席に座るマダム・バルサミコ。自慢の愛車の運転席を譲りたくないマダム・マーマレードは憤慨し、運転を交代させる。そうして二人は再び故・藤堂俊之介の屋敷へと向かうのだった…。
 
【だいレビュー(ネタバレ有)】
出題編で出された謎の解答編。
SCRAPのリアル脱出ゲームで言うところの、タイムアップ後の解説の時間にあたる部分。
出題編を観て、その後解答編も観に行った人ってどれくらいいるんだろうなぁ。
ストーリー的にはあくまでも解説が中心なのでどうということはないけど、
SCRAP公演の「果たして、これで本当に良かったんでしょうか?」
が、マダム・マーマレードの態度という明確な保留シグナルできちんとストーリー化されてるのは好感。
泣かせからのどんでん返しって、本来は逆じゃなきゃダメだろー、とは思うけどね。
謎の質も含めて★3つ。
ただ相変わらず演技がひどいのはどうしても気になるんだよなぁ。



Categories: 38歳から始めるシネフィルへの道。

film0140: マダム・マーマレードの異常な謎 出題編 (2013)

November 07 2019 09:54

ナゾトキネマ マダム・マーマレードの異常な謎 出題編
 
映画レビューサイト総合偏差値:2.70
国内映画レビューサイト偏差値:2.70
海外映画レビューサイト偏差値:--
だい評点:★★
日本
2013年10月25日公開
監督:中村義洋 etc
出演:川口春奈、高畑淳子 etc
製作:テレビ東京、SCRAP
配給:テレビ東京
 
【ネタバレが限りなく少ないあらすじ】
森の中を走るスポーツカーに乗る二人の女性。助手席の中年女性が出す謎を、運転席の若い女性は一笑に付して回答を出すのだった。やがて車は大きな屋敷へと辿り着き、執事と思わしき男性が二人を出迎えた。「よくぞいらっしゃいました、マダム・マーマレード」と…。
 
【だいレビュー(ネタバレ有)】
いつもお世話になっております、リアル脱出ゲーム公演で有名なSCRAPの製作による作品。良くも悪くもSCRAPらしい仕上がりだなというのが印象。
当初はあの伝説のフジ深夜番組「Trap-TV」のような「どこにヒントがあるかわからない」複層的な謎解きかなーと思って構えたものの、きちんとヒントがあって、普通に観ていればまずは最初の穴埋めは誰でも辿り着ける程度の低難度。
ただ、そこからがSCRAPの真骨頂。一度映画を見終わって穴埋めで出てきたヒントを元に、もう一度映画を見直さなければいけないという鬼仕様。
一昔前の、そのまま館内に残れる映画館と違って、完全入替制の今となっては、そりゃあそのやり方だと世間的な評価は低くなるわな。
さらにSCRAPお得意のどんでん返しもあるので、正しい正解に辿り着くには最低3回の視聴が必要。これ映画館で見て解いた人いたら偉すぎるやつ。
ただ逆に言えば、DVD等で観る分にはちょうどいいので、個人的にはわりとじっくり楽しめて良かった。謎解き勢なら観て損はない。
ただ唯一難点があるとすれば、川口春奈の演技が大根すぎてやばいとこ。主演がこんなに演技下手だったら、観るほうも集中できねんだよ!
日本映画界の最大の課題だよなぁ。。



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