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film0035: БРОНЕНОСЕЦ «ПОТЁМКИН» (1925)

June 07 2018 23:26

БРОНЕНОСЕЦ «ПОТЁМКИН»
邦題「戦艦ポチョムキン」
 
映画レビューサイト総合偏差値:3.65
国内映画レビューサイト偏差値:3.49
海外映画レビューサイト偏差値:3.97
だい評点:★★★
ソビエト連邦
1925年12月24日公開
監督:セルゲイ・M・エイゼンシュテイン
出演:アレクサンドル・アントノフ、ウラジミール・バルスキー etc
製作・配給:ゴスキノ
 
【本編の内容が限りなく少ないあらすじ】
1905年6月。戦艦ポチョムキンでは劣悪な環境の中で水兵たちが過ごしていた。所狭しと吊り下げられたハンモックで仮眠中に上官の八つ当たりを受けついに水兵たちの怒りが爆発。労働者と協調して革命を目指そうという機運が高まっていく。
 
 
【だいレビュー(ネタバレ有)】
こんなワタクシでも知っております、
モンタージュ理論を確立した超有名作。
 
終盤に階段をものすごい数のエキストラがだだだーっと降りて、
ベビーカーがガガガーって。
っていう知識だけはあったけど、
サイレント映画あんまり得意じゃないし、
そこまで根気続くかなぁ。
って思ってたんだけど。
だけど。
 
 
目 離 せ ね ぇ
 
 
字幕画面に切り替わるテンポ絶妙。
いい感じでどんどん合間を飛ばしながら進んでいくストーリー。
展開早くて飽きないぃぃぃ!
 
中盤からちょっと間延び感はあるけど、
序盤で引き込まれてるから大丈夫。
 
 
市民ケーンやカリガリ博士の時にも書いたように、
映画史的な意義と面白さは別だし、
点数を付けるなら現代作品も全部比較したうえでの相対評価になるべきだと思ってるんだけど、
 
映画史的な意義以前に普通に面白いぞ!!
 
 
ついにやってくるオデッサの階段。
狼狽えてないで早く乳母車抱えて逃げんかい!
撃たれたぁぁぁぁ!
子供を心配して見上げてる眼鏡のおっちゃん、早く救ってくれぇ!
わぁぁぁぁ、おっちゃんも撃たれたぁぁぁ!!
 
展開音速超WAVE。
 
 
サイレント映画苦手な人でも大丈V。
これがモンタージュか(半分違う)。
 
 
でも一番印象に残ったのは階段のシーンではなくて、
 
肉の蛆虫気持ち悪いぃぃぃぃぃ!!
 
あれ食えって言われりゃ、そりゃ暴動も起こるわ。



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