月別アーカイブ: 8月, 2005

ありがとう。

August 12 2005 23:40

昨日、6年ぶり?にお目にかかった方への、直接は言えなかった些細な事。
 
君は俺からいろいろな影響を受けたと言うけれど、
俺は君からもっといろんな影響を受けているよ。
ちょっとした行動規範だとか、ちょっとした価値観だとか、
そして何よりも、その底抜けの優しさを、俺はずっと目標にしてきているから。



Categories: さんきゅ。, 思う。

変われないぼくら。

August 11 2005 21:29

やっぱり。
いろんな人のいろんな状況を見てきて、薄々感づいてはいたんだけどさ、
男にとっては、最初に本気で好きになったコってのが、
なんだかんだで結局は、価値観の基本なのかな。
 
そりゃぁ人間なんだから、歳を経るにつれ、
いろんな経験もし、
新しい考え方だって身に付くし、
価値観だって少しずつ変わっていったりもするけど。
けどでも、その中にあって変わらないもの。
何故だろう。不思議なのだけれど。
 
別に似たものを求めてるわけじゃないし、
比較したりするわけでもないけれど、
でもやっぱ無意識でどこか共通する所のあるコを求めてたりして。
幼児の頭蓋骨のように、
まだ価値観が固定されていない時に受けた衝撃で形成された形状ということなのか。
難しいけど。でも。
 
きっとそれは変わらないのだと思う。
そして、変わる必要も無いのだと思う。
失敗を繰り返さないようにしよう。
そんな風に自分が変わったのなら、それでいいじゃないか。
きっとこれからも、好きになるコは、やっぱりああいうコなんだろうなぁと。
心から、思う。



Categories: 考える。

どこかで。

August 09 2005 22:44

この何年かを振り返って、
「ごめんね」と
「ありがとう」
この二つを素直に言えるようになったのが、
一番の成長なのかな、と思う。
 
すごく困らせたと思う。
本当にごめんね。
そして、本当にありがとう。
不用意に傷つけた俺の原罪を、
何年も背負って生きています。
優しい人になることが、
その過ちに対する懺悔だと思っています。
 
少しはやさしくなれたかなぁ?
その答えは自分にはわからないから。
だから、そうあるために、
原罪を胸に大切に、生きていきます。



Categories: ふたり。, 思う。

傷だらけは眠らない。

August 08 2005 22:04

自分の取っている行動一つ一つの答えは、結局自分で出すしかない。
それは他人のどうこうできるものではなく、
あくまでも自分の責任に帰すべきことだからだ。
 
だから、何か迷う選択があれば、必ず直感・感性でいいと思った方を選ぶ。
感性の命じるものは、つまりは自分が無意識的に自分にとっていいと思えるものだからだ。
理性なんてくだらない障碍のせいで、
「失敗したときのデメリット」だとか、
「成功率がどうだ」とか、
そんな余計なファクターを片皿に乗せちゃって天秤にかけるわけだけど、
そんな計算の上に得られるものなんて、結局は生暖かい戦利品だけで。
 
そんな面倒なこと考えねーで、
いーじゃん、成功率が限りなくゼロに近かろうと、
失敗したときのデメリットがとてつもなくデカかろうと、
「手に入った時にどうか」ってことを第一に考えればいーんじゃねーの?
いろいろなことを考えて、一番じゃないものを選んだって、後には結局一抹の後悔は残るよ。
でもそれを認めたくなくて、
「自分の選択は正しかった」って思い込もうとするだけじゃん。
そんなもの抱えながら、何見て生きていくのさ。
自分の選んだものを真っ直ぐに見つめられなくて、
でも精一杯やってます。なんて、それは傷を舐めてるだけだ。
 
一歩を踏み出そーぜ。
踏み出して出来た傷なんてのぁ、そんなんは大したことじゃねーんだ。
キェルケゴールも言ってる通り、死ってのは精神の上にやって来る。
ズタズタに切り裂かれたって、笑って仁王立ちしてやろーぜ。
さぁ何でも来い、ってな。
後悔無く生きるってのは、そーゆーことかな、と思う。



Categories: トンガリ。

音とだいの14thパレード。

August 06 2005 22:35

永年、特にここ数年は、音楽活動が地味なライフワークなわけで。
宅録専門なんで、他人様と意見の摺り合わせや日程のナンタラカンタラを考える必要も無く、自分のペースで最近は1年に1~4曲程度のペースで仕上げたりなぞしているわけですが、まぁいずれは時間をしっかり作って、ちゃんとした形にしたいなぁ、とは思ってるけれど。
 
そんなわけで今まで作った曲なんかを振り返ってみた。
イカ天に影響を受けてバンドをやりたいなぁ、と思い始めた小学校6年の時から、誰かの影響モロ受けの愚にもつかないナンバーから、自分の内面をぶつけ尽くしたお気に入りのナンバーまで約14年間、約50曲くらいの曲を作ってきたけど(未完成曲含む)、自分の価値観の遷移が手に取るように見えて面白かったりする(笑)。
最初の頃は、あぁいかにもまだ子供だなぁ、って感じで。
これはきっと日記と同じで、自分の成長記録みたいなもの?
これからも続いていくと思うのです。
 
そんなわけで、俺のそれぞれのライフステージ別に代表曲3曲に分けてその成長の痕跡なぞを。
 
 
Rock’n’pop Imagination
中学3年の時に完成させたナンバー。
メロディー、リリック共にマイナーチェンジを繰り返し、高校3年の時の学祭ライヴで演奏。
それまでは誰かの影響モロ受けの曲ばっかだった中で、ようやくオリジナリティ100%の曲を書けるようになった記念碑的ナンバー。
ちなみにアレンジは3年前に全面的に書き直して宅録済。
今読むとリリックが若くてこっ恥ずかしい(笑)

Just you’re Rock’n’pop Imagination, maybe.
So you wanna go outo your way.
Go straight and I hold you tight tonight.
Just you’re Rock’n’pop Imagination, maybe.
Now you sing the song make me let you go…I wonder why?
 
何も気付かなくてもそれでいいけれど
君の知っていること一つも無いなら
横顔一つだけが心の中では…
言葉を用意しても踏み込めないはず
 
粉雪の舞う中で二人は どんな理由でここで巡り会うの?
こんな想いを信じちゃいない奴は好きに言わせときゃいい!
 
Just you’re Rock’n’pop Imagination, maybe.
So you wanna go outo your way.
Go straight and I hold you tight tonight.
Just you’re Rock’n’pop Imagination, maybe.
Now you sing the song make me let you be (what you wanna be!)…I think I can so.
 
前髪のオブジェだけ幻のようなライトな夢ならもう醒める頃なのに…
 
こんな遠くに隔てられてる苛立つだけの時間を止めたい
心と逆の自分を責めるアンビヴァレンスがこのまま…
 
Just you’re Rock’n’pop Imagination, maybe.
So you wanna go outo your way.
Go straight and I hold you tight tonight.
Just you’re Rock’n’pop Imagination, maybe.
Now you sing the song make me let you love…I want me to say.
 
Just you’re Rock’n’pop Imagination, maybe.
So you wanna go outo your way.
Go straight and I hold you tight tonight.
Just you’re Rock’n’pop Imagination, maybe.
Now you sing the song make me let you go…I wonder why?
 
(Lyrics, Music & Arrange by Dai)

 
 
Have been…
大学2年か3年の時に作ったナンバー。
ピアノ2台のジャジーな響きに、ベースとハンドクラップというシンプルな構成でライヴ感を出した、俺の一番のお気に入り曲。
皆それぞれの人生へ巣立っていった西高弓道部へのオマージュソング。
この辺りからリリックの言葉の使い方が変わってきた感。この曲まではラヴソングが多かったんだけど、これ以降は一切書いてない。
この頃に何かの価値観の転換があったっぽい。

僕らが当たり前のようにひどく退屈と思った
来る日も同じように繰り返すルーティンライフ
誰かのくだらない笑い話に手を打ちながら
つまらない授業に愚痴並べる日々さ
 
他愛もない夢に胸躍らせて、続く道行きを語った
時は過ぎても、今も変わらず、あの言葉が支えてる
 
共に歩む君の姿が僕らの知らない誰かと交じり合う時が来ても
いつでもこの場所で会おう
あの頃気付かなかった些細な夢の欠片は
錆び付き始めた胸にも変わることなく輝いているから
 
僕らは鋭く尖ったままの自我をぶつけ合って
捻れた薄い胸を突き刺したセンシティヴ
誰かの恋の噂話を冷やかしながら
終わらない時間と信じてた、「I’ve been…今も」
 
答えの無い問いをいつも抱えて、逃げ出したいこともあった
自己への嫌悪も焦燥感も、乱れ飛んで弾け飛ぶ
 
共に歩む君の姿が僕らの知らない誰かと交じり合う時が来ても
いつでもこの場所で会おう
あの頃気付かなかった些細な夢の欠片は
錆び付き始めた胸にも変わることなく輝いてる
色褪せてく記憶の片隅の小さな場所で
ほつれ出す糸の先がいつかの歌を奏でてる
数え切れないものを何処かで失くしてきたけど
現実の壁に戸惑うあの日の理想はまだ揺れてるから…
 
(Lyrics, Music & Arrange by Dai)

 
 
BLUE
2年くらい前に作ったナンバー。
脳内宇宙でいろいろ面倒くさいことを考えるようになった時期と綺麗に合致(笑) いろんな意味でとにかく暗い。
ちょうど何してたんだろうなぁこの時期俺。
宗教的世界観のもとで不条理を表現しようとしためんどくさい曲。
ドラムとベースをメイン(というかそれ以外はパッドしか使っていない)にしたスペーシーなアレンジで日常感を完全に排除した哲学的ナンバー。

人は皆、自我の擦り合う場所で視界を遮られ生きる
ありふれた喜怒哀楽の重みが今日もまた自由を押し潰すよ
荒涼としたこの文化精神世界で
ゲッセマネの園を見つけたとしても、そこに安息は待つのか?
 
BLUE
原罪という名の悲しみを今ここで拭い去れるとしてもまだ、次はどんな罪が待つの?
BLUE
邂逅の果てに辿り着いた絶望を振り解く答えはまだ見えないから、今はStayin’ in blue.
 
「ジャムシードの杯も、いつかは砕ける」
 
誰もが迷い流される窮屈な世界で
アララットの山の嶺から見える景色はどんな焦土を映すのか
 
BLUE
現実という名の苦しみに閉じられ爪を研いだとしても、まだ檻を破る術は無くて
BLUE
諧謔の横道に紛れた真実を縛り付ける憧れは消えないから、今はまだStayin’ in blue.
原罪という名の悲しみを今ここで拭い去れるとしても、次はどんな罪が待つの?
BLUE
邂逅の果てに辿り着いた絶望を振り解く答えはまだ見えないから、今はStay my blue.
 
(Lyric, Music & Arrange by Dai)

 
 
見ていくと、、だんだん暗くなってない俺?(汗) 歳取ったなぁ(遠い目)



Categories: カルチャーの嵐。

僕らが生きているということ。

August 05 2005 22:55

「せっかく空を飛べるように、こんな立派な白い羽根がついているのに、
こんなところに迷い込んできたら、意味が無いじゃない。馬鹿だねぇ」
君はそう言うと、便所の小窓を開け、
ふわふわ白い羽根のついた蒲公英の種子をそっと逃がしてあげるのだった。
ケツを掻きながら隣に突っ立っている僕を見つめて、
「あんたも同じだよ」と、
僕の睫毛についた目やにを指で弾いた。
 
ナメクジみたいに君の体を這う毎日
ナメクジみたいに君の体を這う毎日
 
自殺志願者が線路に飛び込むスピードで僕は部屋を飛び出しました。
目に映るもの全てをぶっ壊してやりたかったけど、
そんな時でも一番お気に入りのTシャツを着てきた自分が馬鹿馬鹿しくて…
 
 
旭川フォークジャンボリーではいつも70年代フォークが流れており、
僕は彼らのメッセージに応えるべく、全身を硬直させたんだ。
「マスター、家も電話も無い人間にアルバイトをさせてくれる馬鹿な会社がありましたよ」
マスターは人差し指で眼鏡を押し上げながら、
「馬鹿はおめぇだろ」
と笑うのでした。
こうして僕は、汗水流して働いて、
なんたらかんたらというヤツを経験したわけだけれど、
何故だろう。昇る朝日から眼を逸らしてしまうのはいったい何故だろう。
 
ゴキブリみたいに夜を這う毎日
ゴキブリみたいに夜を這う毎日
 
自殺志願者が線路に飛び込むスピードで僕は自転車漕いで濱埜の家に行きました。
「このまま終わってたまるか」なんて言いながら、
ファミリーコンピュータの赤いコントローラをパチパチやってる自分が馬鹿馬鹿しくて…
 
 
自殺志願者が線路に飛び込むスピードで
自殺志願者が線路に飛び込むスピードで
自殺志願者が線路に飛び込むスピードで
自殺志願者が線路に飛び込むスピードで生きていこうと思うんです 
 
(野孤禅「自殺志願者が線路に飛び込むスピード」)



Categories: カルチャーの嵐。

天秤で量れるものは、重さのあるものだけ。

August 04 2005 20:50

他人の幸せと自分の幸せが、相反する条件である場合での行動規範をどう考えるかという件について。
 
それが相反する条件の下に成り立つ場合、どちらかを優先せざるを得ないわけで。
相手を優先するか、自分を優先するか、
そこの選択が問われるのっぴきならない立場に追い込まれるわけだ。
そして、俺は、
恥ずかしながら、多くの場合相手の幸せを望むという選択をすることができない。
 
完全に相反する条件でなければ、相手の幸せがとても嬉しい気持ちになるものなのだけれども、
完全に相反する条件であれば、それはイコール自分の不幸に繋がるわけで、それを受け入れることができるほどまだ大人になれてなかったりする。
とはいえ、自分を優先してしまうと、相手の悲しむ顔に必然的に曝されるわけで、それはそれで非常に心苦しいものもあり。
でもそれは仕方の無いことで、それを否定するのは必然だと思うし、
といえ、それを無批判的に肯定するのは偽悪だと思う。
 
その辺りをどう考えるか、バランスの未だに取れていない俺は、まだまだ浮ついたスタンス。
自分のことすらわからない自分の、精一杯の抵抗をできるだろうか。
するしかない。



Categories: 考える。

哲学。

August 03 2005 23:33

なんかこの数ヶ月、仕事のことを中心に書いていた気がするので、
今月は夏休みもあることだし哲学月としようという気まぐれ。
内面世界をもっと曝け出していかないと、
きっと俺の中で俺のイドが暴発するおそれ有。
 
というわけで、明日からはひたすら脳内宇宙をトリップしながらキーを打つことにしたから、心臓の弱い奴や常識観念の強い奴はしばらく読まないほうがいいと思うので、注意されたし。



Categories: つらつらと。

色彩美。

August 02 2005 23:23

出張である。
そう、仕事で今日は7時前に家を出て、話題のセントレアへ。
んで、鈴鹿、守山で仕事をして今は豊橋のホテルでこれを書いているわけだが。
 
まぁ、数字的なもので言えば札幌よりはずっと暑いわけなんだが、
非日常感のほうが強いせいか、逆にそれほどに感じなかったり。
特に先月台北行ってるしな。向こうはもっと暑かったから。
ただ、子供の頃ほとんど何処も連れていってもらっていない俺としては、
どこ行ってもすごい新鮮で、見るもの一つ一つが感動。
駅のポスターやら、街並みやら、ガードレールやら、
一つ一つが俺の中の何かをビンビン刺激してくるわけだ。
仕事だからまぁ大変な旅ではあるんだが、
その中にも何かを感じながらしっかりと感性の引き出しを広げていきたいと思うのだな。
その意味では、この3、4年でどれだけ俺の感性が一気に拡がったことか、と思う。
だってよ、夢だった道東行って、
んで、道内あちこちくまなく巡って(道南以外)、
東京行って、
千葉行って、
台北行って、
んで今回東海に来てるわけで、
まぁ一昨日の内容にも繋がってくるわけだが、
それによって俺が得たものってのぁ限りなく大きいんじゃないか。
4年くらい前までの俺と今の俺ってのぁ冷静に見て別人ではないかと(笑)
まぁ、合い言葉は目指せ癒し系!だから(笑)
 
 
 
得るものを可能な限り大きく。
んで、俺がいろんな景色から得た癒しを、
少しでも多くの人へ還元できればと思う。



Categories: さんきゅ。, 思う。