音とだいの14thパレード。

August 06 2005 22:35

永年、特にここ数年は、音楽活動が地味なライフワークなわけで。
宅録専門なんで、他人様と意見の摺り合わせや日程のナンタラカンタラを考える必要も無く、自分のペースで最近は1年に1~4曲程度のペースで仕上げたりなぞしているわけですが、まぁいずれは時間をしっかり作って、ちゃんとした形にしたいなぁ、とは思ってるけれど。
 
そんなわけで今まで作った曲なんかを振り返ってみた。
イカ天に影響を受けてバンドをやりたいなぁ、と思い始めた小学校6年の時から、誰かの影響モロ受けの愚にもつかないナンバーから、自分の内面をぶつけ尽くしたお気に入りのナンバーまで約14年間、約50曲くらいの曲を作ってきたけど(未完成曲含む)、自分の価値観の遷移が手に取るように見えて面白かったりする(笑)。
最初の頃は、あぁいかにもまだ子供だなぁ、って感じで。
これはきっと日記と同じで、自分の成長記録みたいなもの?
これからも続いていくと思うのです。
 
そんなわけで、俺のそれぞれのライフステージ別に代表曲3曲に分けてその成長の痕跡なぞを。
 
 
Rock’n’pop Imagination
中学3年の時に完成させたナンバー。
メロディー、リリック共にマイナーチェンジを繰り返し、高校3年の時の学祭ライヴで演奏。
それまでは誰かの影響モロ受けの曲ばっかだった中で、ようやくオリジナリティ100%の曲を書けるようになった記念碑的ナンバー。
ちなみにアレンジは3年前に全面的に書き直して宅録済。
今読むとリリックが若くてこっ恥ずかしい(笑)

Just you’re Rock’n’pop Imagination, maybe.
So you wanna go outo your way.
Go straight and I hold you tight tonight.
Just you’re Rock’n’pop Imagination, maybe.
Now you sing the song make me let you go…I wonder why?
 
何も気付かなくてもそれでいいけれど
君の知っていること一つも無いなら
横顔一つだけが心の中では…
言葉を用意しても踏み込めないはず
 
粉雪の舞う中で二人は どんな理由でここで巡り会うの?
こんな想いを信じちゃいない奴は好きに言わせときゃいい!
 
Just you’re Rock’n’pop Imagination, maybe.
So you wanna go outo your way.
Go straight and I hold you tight tonight.
Just you’re Rock’n’pop Imagination, maybe.
Now you sing the song make me let you be (what you wanna be!)…I think I can so.
 
前髪のオブジェだけ幻のようなライトな夢ならもう醒める頃なのに…
 
こんな遠くに隔てられてる苛立つだけの時間を止めたい
心と逆の自分を責めるアンビヴァレンスがこのまま…
 
Just you’re Rock’n’pop Imagination, maybe.
So you wanna go outo your way.
Go straight and I hold you tight tonight.
Just you’re Rock’n’pop Imagination, maybe.
Now you sing the song make me let you love…I want me to say.
 
Just you’re Rock’n’pop Imagination, maybe.
So you wanna go outo your way.
Go straight and I hold you tight tonight.
Just you’re Rock’n’pop Imagination, maybe.
Now you sing the song make me let you go…I wonder why?
 
(Lyrics, Music & Arrange by Dai)

 
 
Have been…
大学2年か3年の時に作ったナンバー。
ピアノ2台のジャジーな響きに、ベースとハンドクラップというシンプルな構成でライヴ感を出した、俺の一番のお気に入り曲。
皆それぞれの人生へ巣立っていった西高弓道部へのオマージュソング。
この辺りからリリックの言葉の使い方が変わってきた感。この曲まではラヴソングが多かったんだけど、これ以降は一切書いてない。
この頃に何かの価値観の転換があったっぽい。

僕らが当たり前のようにひどく退屈と思った
来る日も同じように繰り返すルーティンライフ
誰かのくだらない笑い話に手を打ちながら
つまらない授業に愚痴並べる日々さ
 
他愛もない夢に胸躍らせて、続く道行きを語った
時は過ぎても、今も変わらず、あの言葉が支えてる
 
共に歩む君の姿が僕らの知らない誰かと交じり合う時が来ても
いつでもこの場所で会おう
あの頃気付かなかった些細な夢の欠片は
錆び付き始めた胸にも変わることなく輝いているから
 
僕らは鋭く尖ったままの自我をぶつけ合って
捻れた薄い胸を突き刺したセンシティヴ
誰かの恋の噂話を冷やかしながら
終わらない時間と信じてた、「I’ve been…今も」
 
答えの無い問いをいつも抱えて、逃げ出したいこともあった
自己への嫌悪も焦燥感も、乱れ飛んで弾け飛ぶ
 
共に歩む君の姿が僕らの知らない誰かと交じり合う時が来ても
いつでもこの場所で会おう
あの頃気付かなかった些細な夢の欠片は
錆び付き始めた胸にも変わることなく輝いてる
色褪せてく記憶の片隅の小さな場所で
ほつれ出す糸の先がいつかの歌を奏でてる
数え切れないものを何処かで失くしてきたけど
現実の壁に戸惑うあの日の理想はまだ揺れてるから…
 
(Lyrics, Music & Arrange by Dai)

 
 
BLUE
2年くらい前に作ったナンバー。
脳内宇宙でいろいろ面倒くさいことを考えるようになった時期と綺麗に合致(笑) いろんな意味でとにかく暗い。
ちょうど何してたんだろうなぁこの時期俺。
宗教的世界観のもとで不条理を表現しようとしためんどくさい曲。
ドラムとベースをメイン(というかそれ以外はパッドしか使っていない)にしたスペーシーなアレンジで日常感を完全に排除した哲学的ナンバー。

人は皆、自我の擦り合う場所で視界を遮られ生きる
ありふれた喜怒哀楽の重みが今日もまた自由を押し潰すよ
荒涼としたこの文化精神世界で
ゲッセマネの園を見つけたとしても、そこに安息は待つのか?
 
BLUE
原罪という名の悲しみを今ここで拭い去れるとしてもまだ、次はどんな罪が待つの?
BLUE
邂逅の果てに辿り着いた絶望を振り解く答えはまだ見えないから、今はStayin’ in blue.
 
「ジャムシードの杯も、いつかは砕ける」
 
誰もが迷い流される窮屈な世界で
アララットの山の嶺から見える景色はどんな焦土を映すのか
 
BLUE
現実という名の苦しみに閉じられ爪を研いだとしても、まだ檻を破る術は無くて
BLUE
諧謔の横道に紛れた真実を縛り付ける憧れは消えないから、今はまだStayin’ in blue.
原罪という名の悲しみを今ここで拭い去れるとしても、次はどんな罪が待つの?
BLUE
邂逅の果てに辿り着いた絶望を振り解く答えはまだ見えないから、今はStay my blue.
 
(Lyric, Music & Arrange by Dai)

 
 
見ていくと、、だんだん暗くなってない俺?(汗) 歳取ったなぁ(遠い目)


Categories: カルチャーの嵐。

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