カテゴリーアーカイブ: 思う。

括弧を抱いて閉じてその中を感じたら14時までの夕暮れ。

October 15 2018 14:32

たくさんの男の子と、
たくさんの女の子と、
膝つき合わせて真面目な話をした週末。
 
恋とか、
愛とか、
絶望とか、
嫉妬とか、
いろんなものをみんな感じてて、
昨日とか、
今日とか、
明日とか、
未来とか、
いろんな幸せを真剣に考えてる。
 
 
勇気を持てない男の子。
引っ込み思案の女の子。
彼女を泣かせる男の子。
それでも好きな女の子。
それを見つめる男の子。
なにも知らない女の子。
 
何人かの話を聞いて、
泣いている顔、
落ち込んだ言葉、
4日間でたくさん聞いて、
 
これだけたくさんの男の子と女の子。
必ずしも幸せになれる人を好きになるわけじゃないし、
幸せの組み合わせと、不幸せの組み合わせ。
男の子と女の子は、
出会うタイミングも、
お互いの距離も、
曲げられない心も、
すごく難しくて、すごく残酷だね。
 
そう、思った。
 
 
 
でもね。
 
幸せはさ、
「決して幸せではないもの」
を捨てて空になった手で初めて掴めるものだから。
 
 
怖がらないで行こう。



Categories: 人はいつも。, 思う。

8ヶ月より長い夏。

September 25 2018 10:11

わからないことがいっぱいで、
わかることもいっぱいで、
傷ついて、
傷つけて、
そんで進んでく平凡なライフ。
 
楽しい記憶がいっぱいで、
悲しい記憶もいっぱいで、
いちいち神妙な顔してらんない。
 
 
幸せな記憶はつらい出来事で美化されて、
つらい記憶は幸せな出来事で昇華する。
ほんとね、
すっごい単純なこと。
 
 
あの頃に思いを馳せて我が身を嘆くよりも、
今やるべきことがある。
 
 
何かを失ったなら、
何か以上の何かで日々を満たそう。
 
きっと、
少し先の日々には、
幸せが待ってる。



Categories: 思う。, 生きてやる。

大人になったら。

September 22 2018 22:21

大人になったら何になる?
大人になって考える。
 
なんて、FLYING KIDSが歌ってたけど。
 
 
どんな大人になりたいか、
そんなこと考えないで大人になって、
大人になっても、
結局考えてないから、
要は俺はまだ大人じゃないのかな。
そうなのかな。
 
 
最近言われていちばん嬉しかったのは、
 
「だいさんは、何に誘っても全力で楽しんでくれるから、誘いたくなる」
 
って。
 
 
だって、
せっかくの楽しいことなら、
徹底して、
隅っこの隅っこまでさ、
全部味わわなきゃ。
もったいないじゃん?
 
 
全力で楽しんで、
全力で笑って、
全力で泣いて、
全力で愛して、
全力で抱いて、
全力で幸せを噛み締めて、
喜怒哀楽に転げ回る日々。
 
「大人でしょ。落ち着き無いから、やめなさい」
ってんなら、
たぶん大人には、なりたく、ないな。
 
 
なりたい大人はないけど、
なりたくない大人になってないから、
それでいいのだ。



Categories: 思う。, 自分という存在。

上弦の月。

August 25 2018 21:18

ずっと昔にも書いたんだけど、
 
やっぱりね、
俺はどうしても、たくさん欠けている部分があるものが美しく見えちゃう。
 
だからダメなんだよ?
って、
そう言われるのはわかってるんだけど。
わかってるんだけど。
 
 
ユーミンの有名な「14番目の月」。
 
次の日から欠けてしまう満月よりも、
その手前の14日目の月でいたいといううた。
 
気持ちはすごくわかる。
でもね。
 
三日月や上弦の月だったら、
満月になるまでの時間を、
もっとたくさん一緒に過ごせるじゃない?
 
お互い頑張ろうね、って、
一緒に頑張ろうね、って、
たくさん一緒に過ごせるじゃない?
 
 
だからダメなんだよ?
って、
そう言われるのはわかってるんだけど。
 
でもね、
やっぱり俺はそういうものを大事にしちゃうんだなあ。
 
 
治らないや。



Categories: 思う。, 自分という存在。

慈しみの風、美しみの雨。

August 24 2018 23:25

雨が止んで、雨宿りの軒先を出る夕。
 
薄暮の街に灯り始めたネオンを反射する濡れたアスファルト、
その上を水たまりを避けて歩く疲れた顔の人の群れ。
 
ふと、
レミングってどんな顔をして歩いているのかなぁ、
って、
思った。
 
 
忘れたいことはいっぱいで、
忘れたこともいっぱいで、
覚えていたかったこともいっぱいで、
覚えていることはどれくらい?
 
結局のとこ、
みんな都合よく言い訳して、
みんな都合よく振る舞ってるから、
ある日、
都合よく泣いて、都合よく笑う。
 
 
ダメだった時のために、
なんて、
代わりのものを用意しておくだけの力や、時間や、
そんなリソースを一点に使ってりゃぁ、
そしたら上手くいってた、なんてことはよくある話。
 
「ダメだったかもしれないでしょ?」
なんて、
都合よいIF。
 
 
たまにはさ、
都合の悪い笑顔で、
都合悪く泣こう。



Categories: 人はいつも。, 思う。

タイムマシンのすべて。

August 16 2018 13:14

昔、自分が書いた文章は、昔やってたHPや、mixiや、ブログや、いくつかの所に散らばっていて、
そしてそれらはぼくにとってはぼくの欠片のようなものなので、きちんと組み合わせてぼくの証としておきたい気持ちがすごく強まって、昨日からぼくのパーマネントなブログを作り始めた。
 
ぼくの名前でドメインを取って、
ぼくの気持ちをブログ名に掲げて。
 
そしていざ移設を始めてみると、ぼくの欠片たちはものすごい量で、まだまだ作業は終わりそうにない。
 
 
そして気付くこと。
 
5年以上前のぼくは、
いつでも顔を上げて、
傷つくことを恐れないで、
心が折れそうな自分をいつでも鼓舞してる。
 
愛して、
感謝して、
そして全力で藻掻いてる。
 
そりゃあ、今の自分とは立場も違ったり、環境も違ったり、いろいろあるけど、
でも。
 
5年前のぼくが今のぼくを見たら、何て言うかな。
 
 
昔のぼくが、たくさんの時間を超えて、ぼくを叱咤激励する。
ぼくが、ぼくの気持ちを、ぼくの言葉で残しておいて、
それがぼくを導いてくれる。
よくよく考えると、
これって、すごいことじゃない?
 
 
5年前のぼくに、今のぼくを見せて、恥ずかしくない生き方。
顔を上げて、
傷つくことを恐れずに、
愛して、
感謝して、
藻掻いていこうか。



Categories: 思う。, 生きてやる。

マイ・ディア。

August 14 2018 10:10

久々にいろいろ思い出して、そうして振り返るたくさんの感謝。
本当にぼくは、たくさんの人に助けられてきたんだなあ。
 
27歳の頃に、5年半付き合っていた子と別れた。
さすがに5年半という月日は、こんなぼくにも随分と重いもので、
旅行とかいろんな思い出を、
ぼくにとって初めての思い出をたくさん積み重ねてきた月日だったから、
それを失った喪失感は相当なもので、仕事中も時折泣いているような状況だった。
そんな頃、たくさんの友達が、入れ代わり立ち代わり連絡をくれ、連れ出してくれて、それでぼくは少しずつ前に進むことができた。
 
もちろん友達というものはそれまでも大事なものだと思っていたけれど、その時に初めてどれだけかけがえのないものかをきちんと気付いたと思っていて、
その恩はね、
今度は自分が周囲の友達を支えることで絶対に返していかなきゃいけないって、
そう強く思ってそれ以降生きている。
 
今、ぼくのスケジュール帳は、この前のあの日以来友達が次々とくれたお誘いで月末までほぼびっしり埋まっていて、ぼくの中のたくさんのネガティヴは、友達が次々とくれた優しい言葉でずいぶんと拭い去れていて。
 
 
また助けられちゃったね。助けられてばっかりだね。
 
 
絶対に返すから、何かあったらすぐに言ってね。
たくさんのネガティヴを、一緒に拭い去ろう。



Categories: さんきゅ。, 思う。

好奇心の合わないふたり。

August 13 2018 10:16

好奇心の合わないふたりに、きっと幸せな未来は待っていない。
 
好奇心旺盛な男の子。
好奇心の少ない女の子。
ふたりはどんな未来を見れば良かったのだろう。
 
 
まだ見ぬ場所へ行きたがるぼく。よく知った場所で過ごしたいあの子。
知らない映画を観たいぼく。同じ映画を何度も観たいあの子。
幅広い知識を得たいぼく。興味分野の知識を深めたいあの子。
二人の新しい生活を築きたいぼくと、
お互いの生活の空いた時間にだけ会いたいあの子。
 
好奇心の合わないふたりは、同じ方向を向いていても、見ているものが、きっと、違う。
手の取り方も違う。
歩幅も違う。
言葉も、時間の流れ方も、いろいろなものが、違う。
 
 
好奇心の合わないふたりは、愛し合うべきではなかった。
好奇心の合わないふたりは、思い描く幸せが正反対の場所にある。



Categories: ふたり。, 思う。

存在証明。

August 12 2018 23:10

大事にしたい症候群だから、大事に守るべきものが無いと、自分の意味や、目的や、そんなこんなのナンヤラカンヤラが失われて、そこに空虚な自意識だけが残る。
 
人間なんてたいして都合のいいものでもないから、記憶を忘れることはあっても、消し去ることはできない。見たくない思い出は、忘れるまでの間、見えないようにシーツをぐるぐる巻きにして頭の部屋の隅っこに放置するだけだ。でも、大きければ大きいほど、どうやったって、視界に、入る。
 
大事に守るものがなくなって、大事に守るものが残していった、ぼくの大事にしたい気持ちだけが蜘蛛の糸のように垂れ下がってブラブラしてて、でもその釜の中は、からっぽ。
釜の蓋をそっと閉じてもさ、その置き場所が見つからないんだよね。
 
 
今日、ようやく部屋からあの子の荷物を運び出して、本気で一生大事に守っていこうとぼくが思って、一生大事に守られていこうとあの子が思っていた頃、その頃の残滓が全て無くなって、大部分が空っぽになったぼくの寝室に、二人で眠ったベッドがポツンと残ってる。
 
そのベッドは、そこしか置き場所がない。
 
 
ぼくの寝室は、
今のぼくそのもので、
早くたくさん飾り付けして、
早くたくさんのものを置いて、
そして誰かと眠った時に、
ぼくの寝室とぼくの自意識は色を取り戻すかもしれない。
 
そんな淡い期待だけが今の自分の意味。



Categories: 思う。, 自分という存在。

積み木くずし。

August 11 2018 22:14

嘘も方便。
ってあの子は、
「二人のために」
なんて言うけど、
何度も何度も考えたけどね、
やっぱり、それは、違う。
 
人はね、
積み上げて形作られるものだから、
一つ一つの言葉と、
一つ一つの行動で、
ブロックを上に上に積んでいく。
 
二人の間に、
思い出や記憶という形で、
互いの手で一緒に積んで、
「えいやっ!」
つって、
二人でその上に登っていくんだよ。
 
それをヒソカにね、
本当の土台の真上じゃない、間違った場所にブロックを積んで、
そしたらまたその上にしかブロックを積めなくなって、
気付いたら、
とってもいびつな形。
 
ピサの斜塔を、もっともっと上に積み上げて、
どこまでが耐えられる範囲?
 
ある日、
それ以上ブロックが積めないくらいの場所に来た時に相手は言う。
「ここはどこ?」
って。
 
 
人はね、積み上げて形作られるものだから、
そこから降りるなんてできないんだよ?
間違った場所に来たら、
あとは、
全てを崩すだけ。
二人は、着地なんて、できない。
 
 
 
「あなたのために」
「知らないほうが幸せでいられる」
 
 
ヒソカにブロックを積み上げる?



Categories: ふたり。, 思う。