慈しみの風、美しみの雨。

August 24 2018 23:25

雨が止んで、雨宿りの軒先を出る夕。
 
薄暮の街に灯り始めたネオンを反射する濡れたアスファルト、
その上を水たまりを避けて歩く疲れた顔の人の群れ。
 
ふと、
レミングってどんな顔をして歩いているのかなぁ、
って、
思った。
 
 
忘れたいことはいっぱいで、
忘れたこともいっぱいで、
覚えていたかったこともいっぱいで、
覚えていることはどれくらい?
 
結局のとこ、
みんな都合よく言い訳して、
みんな都合よく振る舞ってるから、
ある日、
都合よく泣いて、都合よく笑う。
 
 
ダメだった時のために、
なんて、
代わりのものを用意しておくだけの力や、時間や、
そんなリソースを一点に使ってりゃぁ、
そしたら上手くいってた、なんてことはよくある話。
 
「ダメだったかもしれないでしょ?」
なんて、
都合よいIF。
 
 
たまにはさ、
都合の悪い笑顔で、
都合悪く泣こう。


Categories: 人はいつも。, 思う。

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