七大陸周遊記~第4章~ (2)白鳥パレード。
(この文章は、2005年5月の日記を2019年5月19日に改題・改編・加筆したものです)
【2005年5月1日】
さぁ、2日目ですよ~!
普段は朝食を食べないワタクシも、
ホテルの朝食バイキングはしっかりと食べまする。
ただし朝は胃が全然働いていないので少食。
そんな感じでたらふく(当社基準)食べて身支度、8時にいざ出発である。
まずは稚内に来たからには行っておかねばならないでしょう!稚内公園へ。
稚内のシンボル(たぶん)・氷雪の門。
樺太で亡くなった方の慰霊のために造ったもので、
氷雪の中で厳しく生き抜いた人々を象徴してるらしいけど、
どう見てもパイレーツの「だっちゅーの」にしか見えないのはまあいい。
稚内公園は高台にあるので、市街地を一望できる。
こう見るとやっぱり小さい街よね。
真ん中にあるいちばんデカいのが昨夜泊まった全日空ホテル。
公園から降りようと思ってた道が、
ロードマップにはあるのに実際は無いというトラブルに遭い、
墓地の中で20分ほど彷徨うハメに。縁起悪い。
御霊たちごめんなさい。
結果元来た道から公園を降り、大沼へ。
ロードマップには「白鳥飛来地」って書いてるのよね。見れるといいなあ。
と思って向かってみたら。
もはや見れるとかそういうレベルじゃなかった。
駐車場で車停めてさ、ドア開けた瞬間、
外からすごい騒音聞こえるから何かと思ったのよ。
湖畔まで行くと一面の白。
鳴き声だけでこんな大音量になるなんてある!?
ウトナイ湖くらいのイメージしかなかった俺を殴りたい。
なお、道路中、白鳥たちの羽根でいっぱいで、一面なかなかに野鳥の臭い充満。
自然のスケールのデカさを感じますわ。
白鳥たちとしばし戯れた後は、宗谷岬へ。
家一つ無い道をしばし行きます。
途中からバイク3台が微妙な位置でずっと追尾してきて落ち着かない。
追い越してくれればいいのに。
宗谷岬の駐車場には観光バスがたくさん。
車もバイクもたくさん。さすが日本最北端。
昨日行ったノシャップとの違いときたら。
No.1にならなくてもいい~♪
やっぱりNo.1にならなきゃダメなんですね…
三角なモニュメントの前でみんな写真を撮っていきます。
変なポーズをしたい者には人がたくさんいるトコは鬼門。
ピラミッドパワー!マキマキ!
というわかる人にしかわからない写真を撮りたかったけど、断念します。
いつかやってやる。
隣には間宮さんもいます。
でも誰もこっちでは写真を撮らない。かわいそう。
やっぱりね、「最北端」っていう文字にしかみんな興味ないんですよね。
「林蔵」では客を呼べない。
我々道民は小学校から地元史をちゃんと習うので、馴染み深い人ではあるんだけど、
結局「樺太に行った人」くらいしか印象はないから仕方ないよな。
宗谷岬を出て、オホーツク海側をどんどん南下します。
この道がやばい。
延々と何もない。家一つない。
俺は異世界に迷いこんだのではないかと不安になるレベルで何もない道を30分ほど行った末に、
ようやく辿り着きましたよ。道の駅「さるふつ公園」。
道の駅にあるホテル。めっちゃ綺麗。
猿払村に泊まる用事がある人ってどれだけいるのか。
経営状態が心配。
隣には風車があります。
猿払村は酪農が盛んで、生乳の生産量が年間2万tを超えた記念で建てられたらしい。
なぜ風車なのかは不明。
なお、ホテルや風車といった目立つ建物があるにもかかわらず、
道の駅本体はこんなの。
敷地の端っこにあるから、最初全然気付かなかったぜ。。。
猿払の南は浜頓別町。
左にオホーツク海、右手は原野や川や沼という道を30分ほど進むと。
どうやら原生花園があるようなので寄ってみます。
俺、どこでも原生花園行ってるな。
ベニヤ原生花園。
いやね、この季節、何もないのはわかってるんですよ…
もはや何もない季節の原生花園マニアと勘違いされる勢い。
夏にまた来よう。
って何回も書いた気がする。
ベニヤ原生花園のすぐ近くにはクッチャロ湖。
白鳥の飛来地でたぶん道内一有名なとこ。
稚内大沼よりは少し少ない気がするけど、それでも相当な数の白鳥たち。

白鳥の足って初めて間近で見た気がする。
さて、ここからどうしようかな。
内陸のほうってあんまり行く機会ないから、
ピンネシリに行って砂金掘りとかやってみたいんだけど。
でも今日の宿は夕食付きなので18時くらいには着きたいんだよなあ。
と考えると、内陸側に行くのはきついな。
と思い、そのままオホーツク海沿いに南下することに。
北見神威岬を越え、
ウスタイベ千畳岩へ。
看板の濁点が取れてるけど、ウスタイ「ベ」なのでお間違えなく。
というか、「北」の字の左右で色が違うの何なんや…
なお、千畳岩はこんな景色。
柱状節理的なアレですかね。
積み重なったような岩に容赦なく波が押し寄せてます。
こういう救いようのない最果てな景色、好きなんだよなあ。
ビーチリゾートと対極中の対極。
枝幸町の道の駅「マリーンアイランド岡島」に到着。
船を模した建物。
中はひたすら物産。たぶん物産館をそのまま道の駅にしたんだろな。
観光案内みたいなのがほとんど無い。
道の駅でいちばん大事なのってそっちな気がするんだけど、どうなんでしょ。
さらに1時間ほど行くと、道の駅「おうむ」。
もう14時近くなので、そろそろ昼でも食べようかな、と思っていたら、
やたら混んでいて駐車場が満車。
どうやら駐車場の一角を使って「毛がに祭り」をやっている模様。
駐車場でやったら、車の客が来れないじゃん!
仕方ないので路駐でスタンプだけ押して退散。
20分ほど先に道の駅「おこっぺ」があるので、そっちで何か食べよう。
と思っていたんですよ。
思っていたんですよ!
いざ着いてみるとね、
土産物屋に併設された4席だけの小さい食堂があるだけ。。。
美味しんぼなら山岡さんさえ匙を投げそうな何のウリもない普通の食堂。
でももうここより先は食べるとこが無いので、仕方ないよね。。
ということで蕎麦を頼みます。
うん、普通の蕎麦。
さあて、昼食というチェックポインツをクリアしたところで、
またもや思案すべき選択肢でございます。
3年前の旅では、サロマ側からここまで北上してきて、
そんで内陸のほうに折れて西興部から名寄に抜けて帰ったけど、
その時はまだ西興部の道の駅がなかったんで、
せっかくなら今回行ってみたい気持ちがある。
んで、そのまま西興部から南下して滝上にも行ってみたいなあ、とか。
ただ、その時少ししか見れなかった紋別の観光もしたいな、
という気持ちもあるので、どちらを選ぶか。究極の選択。
結果、紋別はきっとまた行く機会があるけど、
もしかしたら西興部はもう行く機会が無いかもしれぬ!
と考えて、ちょっと時間がタイトだけど内陸側の道へ。
左右ともに畑の続く西興部の国道を、多少スピードを出して(といっても80km/hほど)目的地へと急ぐ。
前方に、10~20km/hで走る農機が出現したので、
うん、直線だし対向車も全く来てないし、さっさと右から抜いちゃおう~、
と思って早めに対向車線に出て、
少しスピードを上げながらいざその農機を抜こうとした瞬間。
農機がウィンカーも上げずに急に右折してくる!!!!!!!!!
やば!!!!!
と一気に急ブレーキを踏む俺。
後ろが浮きそうなレベルで急停車するムーくん。
車内に置いているものが全て散乱して、後部座席のものまでもがフロントガラスに飛んでくる。
あと10cmくらいのとこで衝突はギリギリ回避したものの、
車内はひどい惨状。
しかも、
その状態にもかかわらず、
農機はたぶんこっちに全く気付かずにそのまま何事も無く右折して畑に入っていく。
さすがの俺も窓を開けて、
「おい!見てんのかコラァ!」
と叫ぶも、それでも少しも気付いていない模様。
見ると、ミイラと見紛うばかりのたぶん90歳オーバーのクソ爺ィ。
もう、ホントね、
交通行政はきちんと年齢制限とかを考えるべきです。
周囲を見ない、
見る気もない、
音すらマトモに聞こえない、
そういう人が公道を運転しているという事実をどう考えるのかという問題。
警察もさ、
スピードを少しオーバーする人なんかよりも、
何も来ていない一時停止できちんと止まりきらなかった人よりも、
事故防止を本気で考えるならもっと取り締まるべきものってあるんじゃないの?
まあ、警察が事故防止や犯罪防止をきちんと考えてるわけがないんですけどね…。
ほんと、人生でいちばんタイトな急ブレーキを踏んだ瞬間ですわぁ。
あとちょっとだけスピード出てたら死んでた。
運は強いわ俺。
ともあれ、久々に走る西興部市街。
新しい建物は全てオレンジ色の外観で統一されてて素敵。
街全体がオレンジっていうのは、観光的にはウリになるよね。
道の駅「にしおこっぺ花夢」もそのコンセプトに沿った建物。
中には大型のからくりオルガンがあって、毎正時に自動演奏されるよう。
今回は時間が合わなかったので見れなかったけど、
止まっててもめっちゃメルヘン。
次はちゃんと時間合わせて来てみたいなあ。
花夢から少し戻り、道道137号から南下して滝上町へ。
前から来てみたかった滝上だけど、この時期は芝桜は咲いておりません。当たり前。
ただ、芝桜はなくとも川や橋の景色がきれいな街並み。
道の駅「香りの里たきのうえ」も人はいないけど、芝桜シーズンは混み合うんだろうなぁ。
再度オホーツク側に出て、15時半過ぎに紋別市内へ。
お財布が心許なかったので、ATMで下ろそうと思って北洋銀行を探すこと30分。
えっ、紋別唯一の北洋銀行なのに、日曜ATM閉まってるの…!?
すいません、札幌の感覚で物事を考えてました。
でも紋別で日曜にお金下ろしたい人どうするんだ…
そんなこんなで30分ロスしてしまったものの、
せっかく紋別に来たからには、ギリギリまで観光はする。
というわけで、どうしても行きたかったオホーツク流氷科学センターGIZAへ。
氷点下の環境をテーマにした博物館。
昨年行った上川のアイスパビリオンと違うのは、
アイスパビリオンは気温の低さそのものがテーマで、
こっちは氷点下の生態や科学がテーマって感じかな。
白熊もいるよ。
時間も時間なので、急ぎ足で宿へと向かいます。
30分ほど走って、懐かしの上湧別へ。いや~ん、懐かしのチューピッド(愛)
いつの間にか道の駅の名前が「なかゆうべつ」から「かみゆうべつ温泉チューリップの湯」に変わってんのな。
上湧別、全力のチューリップ押し。いいと思います。
せっかくなので、宿に遅れることを覚悟で、チューリップ公園のほうへ行ってみる。
なんと!
まだシーズンには1ヶ月ほど早いにもかかわらず、少しだけ咲いてた!
3年前はすでに時期外れで全くチューリップが咲いてなかったんで、
今回ちょっとだけでも咲いてるの見れてうれしい。
元の道に戻って後は宿へと。
途中、ふと窓を見ると、林の中に大量の水芭蕉発見。
あー前回来た時に、もぅ時期が過ぎてたのか全然咲いてなかったトコじゃん。
というわけで、車を停めて木道へ。
一面に広がる水芭蕉は、寒さも時間も忘れてしまうほどの壮観。
水芭蕉って、決して華やかではないけど、ひっそりと佇む上品な感じが好き。
結局いろいろ寄り道しちゃいましたが、ようやく到着です。
本日の宿はサロマ湖温泉ホテル緑館。
古い宿だけど、夕食は豪華。
3階の客室まで、エレベーターが無いのでスーツケースを持って階段を昇るのがちょっと大変(笑)
レイクビューだけど、もう暗くて何も見えないので、おとなしく寝ます(笑)
おやすみなさい。
今日の運転距離:約390km
まぁ正直、特に絶景な岬では全くないな。
ここからの道の駅は初物。
たしかに入口の前まで来たら道の駅って書いてるけどさ、、、
入口で茶色のスリッパに履き替えて下さいっていう。
しかも1基だけ。
可愛いのか可愛くないのか微妙なマスコット・モモちんがお出迎え。
中はすごく上品な雰囲気。
まあ、なんて言うかこれといって見所のない地味な道の駅なんですけども、
まるで20年前のセンスの絵に「おーいしじみ」ですよ。
わー!トナカイだ!角がトナカイ!絵本とかで見たやつ!
それー、食えー!
もう奪い合うかのようにトナカイたち、殺到。
なんか木道の感じが、春国岱とかあのあたりを思い出す。
やっぱ夏に来ないとダメかー!
さすがにこの時間だし人っ子一人いませぬ。
今日の運転距離:約390km
もぐもぐを察し、大挙して屋内から出てくるペンギンたち。
「エサ、どこ?」って感じで、みんなキョロキョロして餌を待ってる。かわいい。
なかなかエサが出てこないので、待ちくたびれてぼーっとしてるやつや、
しょぼーんとしちゃったやつも。
すごい勢いで群がってきます。食いしんぼどもめ。
自分の頭の長さより長い魚を次々と丸呑みしていきます!すげぇ。
「おまえ、食べ過ぎだから帰りなさい」とおあずけを食うやつも。
「もうないのー?」とバケツの前で物欲しそうにするペンギンたち。かわいい。
キングペンギンと違って、きちんと列を作ります。えらい。

カモメもヒマそうにトライングルフォーメーション組んでる。


舌みたい。
鍾乳洞の入口前に、安っぽい恐竜の像が!
なんか時系列がよくわからないうえに、
こんなとこで原始人は生き抜いたんやろな~、などと歴史専攻だった俺は感慨に耽る。
薔薇。薔薇。とにかく薔薇。
水もキラキラしてて綺麗←水好き
すごく和やかな雰囲気で好きです。
時間も無かったので外から眺めただけだけど、これは壮観。
なぜかダチョウもいる。
もぐもぐタイム。
黄昏れてるやつ、かわいい。
今日の運転距離:約300km
外が30℃以上あって、しかもその中を4時間も運転しっぱなしだったせいか(カーエアコンつけない主義だし)、茹だってた体と相殺されて全く寒く感じない。
ほいよ、ぽちっとな。



途中、遊具にヘビがいて周囲のお客さんとみんなで逃げ回るというハプニングもありつつ。
今日の運転距離:約270km


見つめてくるやつ、
キメ顔するやつ、
ガラスなのに舐めてくるやつ。

でかいわりに、たぶん俺より泳ぎが上手い。
自分の上やら横やら下やらを、ペンギンがビュンビュン通り過ぎてくのは新感覚。
泳ぎたてで髪びしょびしょのやつ。
黄昏れて微動だにしないやつ。
しょんぼり歩いてるやつもいた。
でもね、メーメー言ってて可愛いんすよ、こいつが。
そう、それはフラミンゴ。



こわい。

俺、動物に嫌われてんじゃね?
あひるが昼寝。
よく肥えたやつも休憩中。
犬も暑さで完全にやられている模様。
でかいなー。
自分たちの頭上にある木を食べるので迫力があります。
顔を見るかぎり、けっこう老齢かしら。


自由に水に入れる立場のやつはやはり違うのか。ずるい。
ワオキツネザルって名前らしい。
名前は格好いいけど、微動だにしない。
産まれたばかりのモモはお母さんにしっかりしがみついております。


身体を左右に振りながらぺったんぺったん歩くの!
間近で見ると、フッサフサしてんの。
やっぱりペンギンかわいい。
ヒマそうに柵をくわえるやつ。
逆立ちしたり、
ボールを乗せたり。
バスケだってしちゃう。
途中からは3頭体制に。
全部受け取ってほめてもらって御満悦。
ボールを渡し合うだけなので決着つかず。




ナポレオンフィッシュを見たり、
カブトガニを見たり、
潰れてるわけでもないのにやたら薄っぺらいカエルを見たり。
こ…これは!?ムスティ!?