film0129: 生きる (1952)

August 16 2019 18:37

生きる
 
映画レビューサイト総合偏差値:4.11
国内映画レビューサイト偏差値:4.10
海外映画レビューサイト偏差値:4.12
だい評点:★★★
 
日本
監督:黒澤明
出演:志村喬、小田切みき etc
製作:本木荘二郎
配給:東宝
 
【本編の内容が限りなく少ないあらすじ】
市役所の市民課長・渡辺勘治は退勤時間を気にしながら、ただ事務的に仕事をこなしていた。仕事に対するやる気も情熱もなく、20年もの間そうやって過ごしてきたのである。そんな中、最近は胃に違和感を感じ始めていた。
 
【だいレビュー(ネタバレ有)】
テーマは生きているということ=何かを生み出すということ。
ハッピーバースデーの歌の中を渡辺が駆け下りていくシーンで、渡辺は生きていない存在から生きている存在となり、
その死後、相変わらず生きることのできない人たち、生きようとする人たち、そして生きた者によって生み出されたもの。
生きている小田切によって渡辺は新たに生存在として生み出され、そして渡辺によってまた新たな生が生み出される。
そんな再生の物語。
昔、生きるということは活きることだと書いたことがある。

活きようぜ。
活きてないと、死んだ後、何が残る?


Categories: 38歳から始めるシネフィルへの道。

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