film0128: LA BEAUTÉ DU DIABLE (1950)
LA BEAUTÉ DU DIABLE
邦題「悪魔の美しさ」
映画レビューサイト総合偏差値:3.62
国内映画レビューサイト偏差値:3.63
海外映画レビューサイト偏差値:3.60
だい評点:★★★
フランス/イタリア
1950年3月16日公開
監督:ルネ・クレール
出演:ジェラール・フィリップ、ミシェル・シモン etc
製作:フランコ・ロンドン・フィルム
配給:コロナフィルム
【本編の内容が限りなく少ないあらすじ】
ファウスト博士の屋敷に勤める召使いは、博士の部屋の掃除中に、積まれた蔵書の悪魔のページを偶然開いてしまい、不吉なものを感じる。一方ファウスト博士は、大学教授の職を定年退職することとなり、その式典で学長からの送辞を受けていたが、その様子を笑いながら聴いている一人の若者が目に入った…。
【だいレビュー(ネタバレ有)】
ファウスト博士が悪魔メフィストフェレスに魂を売るという民間説話を題材にした作品。この説話には様々なバリエーションがあるので、この作品が何かのバリエーションを映像化したものなのか完全オリジナルなのかは不明。少なくともゲーテの有名なファウストとは筋書きが全く違う。
本当の幸福とは何か、という普遍のテーマながら、きっちりと飽きずに観られる作品になっているのはさすが王道の題材といったところ。
ディテールの部分では、何でやねん!と突っ込みを入れたくなるような部分も散見されるとはいえ、そういうところに目を瞑れば充分に満足できる出来。
悪魔といえども投身して死んでしまうとか、あれだけ魔法でいろんなことができるのに何かできるやろ、とか思うけどw
悪魔も恐れるほどに、人間ってのは残酷なんですねぇ…