film0060: BROKEN LULLABY (1932)
BROKEN LULLABY
邦題「私の殺した男」
映画レビューサイト総合偏差値:3.90
国内映画レビューサイト偏差値:3.99
海外映画レビューサイト偏差値:3.74
だい評点:★★★★
USA
1932年1月19日公開
監督:エルンスト・ルビッチ
出演:フィリップス・ホームス、ナンシー・キャロル etc
製作・配給:パラマウント
【本編の内容が限りなく少ないあらすじ】
1919年11月11日、初めての終戦記念日にパリは沸き返っていたが、祝砲の音に戦時中の記憶が蘇り気の触れる傷病兵もいた。教会では戦争に行った兵士たちが集まっていたが、解散後も席についたまま一人だけ帰らない男がいた。
【だいレビュー(ネタバレ有)】
号泣に次ぐ号泣!
泣くだろこんなん!!!!
ウダウダしてねぇで、言うことはちゃんと言えやぁぁぁ!!!
と終盤まで思いながら、
ちょっとイライラモヤモヤサラサラチクチクして観てたんだけども、
全ての幸せを取り戻したかのような老夫婦のあの姿!!!!!
あれを見ると、
全てを正直に言うことが正しいのかどうかわからなくなるな…
そしてね、
結局女は強いんだなとか何とか。
あの状況で、
とっさに全てを赦して、
そして、
お世話になった二人の夢を壊さないで、と、
二人を幸せにするためにここで生きて、と、
言えるかふつう?
その時のエルザの意を決した表情、
あの頃と今、
失われた時間を繋ぐかのように奏でられたピアノの音色。
泣くだろこんなん!!!!!!
どんなにつらくても、
どんなに苦しくても、
それを乗り越えようと決意した時に、
その時に素敵なものが生まれるんだろうな。
逃げてちゃダメよ、
って、エルザが言った。
うん、がんばろう。