黄と青と赤に染まれ。

May 30 2008 23:47

そうだ、
田舎、
行こう。
 
 
はい!いつもの思いつき選手権です。
とりあえず思いつくのが大事!
思いつかなきゃ行動できない。
 
「行ったことのないとこに行ってみたい」
その衝動だけで生きております。
それがなきゃ生きていけないかもしれない。
仙人にとっての霞並みのライフライン。
 
 
そんなワタクシが道央圏で唯一(たぶん)足を踏み入れたことの無い秘境、それが。
 
上 砂 川 町
 
 
何気にロードマップを眺めていた時に気付いてしまったのです。
道の駅もなく、これといった観光資源もなく、
そもそも町内に国道が1本も通っていない(!)という田舎界のエリートに似つかわしくない謎の施設があることを。
 
もうこれは居ても経ってもいられませぬ。
美人に全裸で手招きされてるよりも心が逸っております。
でもそっちの経験もしてみたい。
思いつき午後スタートがデフォのワタクシが、
なんと10時過ぎには出発するほどの気合いノリ抜群入れ込み状態。
 
 
 
現地民以外は一生右折することのないであろう砂川警察署の交差点を右折し、ズンズン進んでいきます。
というか、
ズンズン進むまでもなく、2分程度でもはや民家のない田舎道へ突入します。
 
砂川警察署、西側はすぐに民家のない湿地だし、
東側は2分程度で民家なくなるし、
シムシティだったらぜったい警察署建てたくない立地!
カバーエリアのコスト悪すぎ!
砂川自体が、キン肉マンに出てくるトールマン並みに縦長の形状なので、理解はします、理解は…
 
 
しかしだいは甘く見ていたのです。
上砂川町の町域に入って民家がぽつぽつ出始めてからというもの。
 
歩いてる人異常に多いぃぃぃ!!!!
 
もちろん札幌だったり、
中核都市の駅前とかとの比較だとアレだけど、
それでもヘタしたら星置とか新琴似とかより多いぃぃぃ!!!!
 
そしてね、
歩いてる人全部推定70歳オーバー!!!!
 
日本一老人の元気な町じゃねぇのか上砂川。
 
 
そんな中、上砂川町の東の果てで辿り着きますのは。
 
ででーん!
今回の目的地、上砂川町日本庭園!!!!
トラックのせいで風情だいなし。
 
 
御存知の通り、道内には日本庭園があまりありませぬ。
個人邸や、何かの施設の庭は知りません。そんなんオマケや。
公園のような日本庭園は、だいの知る限り札幌にも1つもありません。
 
それがなぜ上砂川町に!!!!
 
という疑問を持ってやって来た。やって来たんだ。
……理由わかんねぇぇぇぇぇ!!!!
生きとし生けるものも、造園か何かの業者のお爺さん1人しかいない。
 
俺がいなかったらお爺さん貸し切り!!!!(仕事だけど)
 
なんて贅沢。仕事だけど。
 
 
いや、園内けっこう広いんだけど、
これがまたねぇ、
本格的な日本庭園なんですよ。
マジで道内にいるとは思えないやつ。
人が全くいないので静かです。
静かに流れる時間。
来てよかった。
けど、何にもなさ過ぎて人が来ないのもわかる。
 
 
 
さて、ここからはノープランです。
とりあえずロードマップを見ながら、
行ったことのない所で景色の良さそうな雰囲気のトコを探す。
 
 
そんなわけで1時間ほど走ってやってきました。
丸加高原展望台。
 
おおー!見渡す限り、はるか遠くにしか街が見えない。
(近くに唯一ある建物はゴルフ場)
 
牛もいっぱいいます。
のどか。
 
 
 
そして今回の遠征の思いがけないハイライトはこの後やって来る。
 
とりあえず国道のほうに戻ろうと思って、
でもせっかくだからあまり人の通らないような農道を走ろうと。
そんで適当に農道を走って丘を下りたところですよ。
適当に走った先には、なんと!
もはや地平まで続いてるかのような視界を埋め尽くす菜の花!!!!
 
すっごーーーーー!!!!!!!!!
 
 
たぶん観光用の施設とかじゃないから、
人っ子一人いない。
菜の花畑独占!!!!!!
 
今まで、
ひまわり公園、
ラベンダー園、
ローズガーデン、
原生花園、
水芭蕉群生、
サンゴ草群生、
いろいろ見てきたけど、
 
ここがいちばんすげぇぇぇぇぇ!!!!
 
いや、何が何って、
本気で空と山と森と菜の花しか視界にないの!
この視界に迫る迫力よ。
 
 
 
そんな驚きのサプライズからの。
 
道の駅ライスランドふかがわ内「駅逓」で昼食たいむ。
釜飯が人気すぎて、
「釜飯の店」といえば誰しもに通じる有名店ですが。
ワタクシが好きなのは石焼きカレーです。
 
石焼きが焼かれすぎてて、
熱くてマジで口の中ベロベロになるけどな。
 
猫舌の人は絶対ムリなので気を付けて!
 
 
 
走ったことのない道代表・道道4号線を全力南下していると、
「夫婦滝」の看板を発見。
 
看板に従って山道を10分ほど入っていく。

1本の滝が2つに分かれて、そしてまた合流するとゆー。
 
迫力のある滝ではないけど、
風情のある滝。
 
 
 
近くまで来たので、
数年ぶりのカナディアンワールドに。
 
前回も寂寥感ひどかったけど、
よりゴーストタウン感増し増し。
前回来た時はまだ開いてる建物あったんだよなぁ。
今回は完全に閉鎖されております。
 
 
 
赤平にルピナスを見に行くもあまり咲いておらず、
丘の奥のほうなら咲いてるかも!
と思って、車1台通れる獣道みたいなとこを上がっていくと、
火事か何かがあったらしく、上のほうにパトカーと消防車が大集結中。
 
ってかさぁ。
そんな状況で近くの獣道をひっそり走ってる車って、
超不審じゃね??
 
アレストな未来しか見えなかったので、
気配を消してこっそりバックで戻る。
今見つかったら誤認逮捕。
 
無事逃走に成功(語弊)したので、
とりあえず西へ、西へ。
西に行けば希望が待ってる。
西部開拓時代のメリケ~ンもこんな気分だったのだな。
 
 
逃避行の末ふらふらと行き着いたのは暑寒湖。
どう見てもダム湖ですが、
夕陽に照らされて風情充分。
 
畔には豊穣の塔と名付けられたモニュメントが。
どのへんが豊穣なのかは不明。
ちょっとハンブラビ感のあるフォルム。
 
 
 
そのまま日本海側まで抜けると、
そこには日本海に沈む夕陽。

雄冬岬に差し掛かったところで、
すぐ近くに小さな滝を発見。
白銀の滝。
さめざめと流れる気品のある滝。
 
 
 
あとは帰るだけなんだけど、
やっぱり1日だけだと行ける所って限られてきちゃうよなぁ。
連休がある仕事に就きたい気持ちが強まる。
まる。

本日の走行距離:約430km


Categories: 旅。

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