film0175: JOHNNY GUITAR (1954)

March 20 2020 01:10

JOHNNY GUITAR
邦題「大砂塵」
 
映画レビューサイト総合偏差値:3.53
国内映画レビューサイト偏差値:3.41
海外映画レビューサイト偏差値:3.79
だい評点:★
USA
1954年5月5日公開
監督:ニコラス・レイ
出演:ジョーン・クロフォード、スターリング・ヘイドン etc
製作・配給:リパブリック・ピクチャーズ
 
【本編の内容が限りなく少ないあらすじ】
鉄道敷設のために山を爆破して開削を進める西部のとある町。ギターを背負った流れ者ジョニーは、町の外れの酒場へと向かう途中の山道で、ギャングたちが駅馬車を襲撃するのを目撃する。目的の酒場へと辿り着いたジョニーは…。
 
 
【だいレビュー(ネタバレ有)】
よくこんな映画世に出す気になったな!ってレベル!
 
登場人物全員が全員、
キャラがあっちこっちブレすぎ!!!!
 
そもそもタイトルがジョニー・ギターなのに、
 
お前ギター1回しか弾いとらんやないか!!!!!!
しかも、
 
中盤からギター持ってすらいないやないか!!!!!!
 
っていうか、
 
お前そもそも主人公じゃないやないか!!!!!
 
衝撃ですよ衝撃。
ジョニー・ギターってタイトルの映画で、
まさか他の人が主人公だとは。
 
 
まあ他にも言いたいことはいろいろあるんだけど、
この映画をダメにしてる決定的なトコはね。
悪役に確固たる意志が感じられないんじゃあ!!!!!!
 
おいエマ!
お前、鉄道敷設をさせたくないのと、
ヴィエンナが憎いのと、
どっちがメインの感情なのかはっきりせえ!!!!
そのシーンによって言うことを変えんな!!!
 
あとその取り巻きの男たち。
店に放火するのを黙認したり、
私刑を行うのに加担までしといて、
最後「女同士の争いだから俺ら関係ないもんね」って何やぁぁぁぁ!!!!
お前らエマのなんや!
結果エマが殺されても何もしないとか、
お前らには!
自分の!
意志というものが!
皆無なのか!
無なのか!
無の存在か!
 
あのね、
何だかんだで悪役に筋が通ってないとね、ダメです。
筋つっても、とにかく悪いことがしたいとか、
そんなんでもいいんです。
観てる側もね、
その考え方を憎んだり、多少は同情したり、
それがあるから観ててハラハラしたりすんですよ。
 
ブレッブレだと、
お、おう…
って反応しかできんの!!!!
 
最後ね、
もうね、
カタルシス、ゼロ!!!!
 
世の中のカロリーゼロとかの飲料ってさ、
ごくわずかのカロリーは含まれてるけどゼロで表示しておっけー★
ってやつだけど、
この作品はね、
ごくわずかのカタルシスもゼロ!!!
 
まさに永遠のゼロ!!!!
 
 
ジョニーが唯一ギターを弾いたシーン、
キッドがいきなりエマと踊り出すの、何らかの伏線として回収するのかと思ったら、
全然回収なかった!!!
マジであのシーン何のためにあったんだよ…。


Categories: 38歳から始めるシネフィルへの道。

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