film0173: ULISSE (1954)

March 17 2020 16:26

ULISSE
邦題「ユリシーズ」
 
映画レビューサイト総合偏差値:3.04
国内映画レビューサイト偏差値:2.95
海外映画レビューサイト偏差値:3.21
だい評点:★★
イタリア
1954年10月6日公開
監督:マリオ・カメリーニ
出演:カーク・ダグラス、シルヴァーナ・マンガーノ etc
製作:リュクスフィルム
配給:パラマウント
 
【本編の内容が限りなく少ないあらすじ】
イタケ国の女王ペネロペは、夫ユリシーズがトロイ戦争から帰還するのを待っていた。しかしもう数年も帰らないユリシーズをほとんどの人はもう死んだものとみなしており、イタケ国を我が物にせんとペネロペへの求婚者が大勢詰め掛けていた。
 
 
【だいレビュー(ネタバレ有)】
『オデュッセイア』の映画化。
オデュッセイアは簡単なあらすじしか読んだことないので、
どの程度原作に忠実かはわかりまへん!!
あれ?テレマコスって旅に出るんじゃなかったっけ?くらいの知識しかない。
 
そもそも、
『イリアス』を読んでないのに、
『オデュッセイア』の映画を観ていいのかという根源的問題。
両作品が大人の当然の教養である欧米諸国と違って、
日本人には馴染み薄めだからね~。
 
そう考えるとさ、
日本人にとっての一般的教養に当たる文学って何なんだろな。
イリアス、オデュッセイア的な位置付けのものって古事記とか平家物語とかなんだろうけど、
当然の教養ってほどのものじゃないしなあ。
とかなんとか。
 
閑話休題。
 
 
ストーリー的には、
よくある半神話の冒険譚なので別にどうでもいいでっす(失礼)
 
この映画の観るべきところはどう見ても美術面。
服装、小物、髪型。
古代ギリシャ感がすごい!!!!!
 
再現、と言ってももちろん古代ギリシャをこの目でみたことが無いので、
言い伝えによるイメージではありますが、
その上でも、
 
古代ギリシャやん!!!!!
 
 
っていうか、ギリシャ感がすごすぎて、
カーク・ダグラスなの全然気付かなかったわ。
『地獄の英雄』の時はギリシャ人じゃなかった。
 
あと、
原子怪獣見たばっかりなのもあって、
キュクロプスの特撮すげぇぇぇぇぇ!!!!
って思っちゃった。
同時代にこれだけできるならハリーハウゼンなんであんなに評価されてんだ…?
 
 
とりま初めてオデュッセイアを観た感想としては、
「ユリシーズ、クズやん…」
でした。
 
部下の進言を聞かんやつは国王たる器ではないぞ!!


Categories: 38歳から始めるシネフィルへの道。

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