film0172: STALAG 17 (1953)

March 17 2020 10:49

STALAG 17
邦題「第十七捕虜収容所」
 
映画レビューサイト総合偏差値:3.81
国内映画レビューサイト偏差値:3.74
海外映画レビューサイト偏差値:3.96
だい評点:★★★★
USA
1953年5月29日公開
監督:ビリー・ワイルダー
出演:ウィリアム・ホールデン、ロバート・ストラウス etc
製作・配給:パラマウント
 
【本編の内容が限りなく少ないあらすじ】
第二次世界大戦下、アメリカ空軍の軍曹ばかりが集められたドイツ軍の捕虜収容所で、ある夜、全員が時間を気にしていた。一人の合図をきっかけに一斉に動き出し、あらかじめ決められた準備に取りかかる。その夜は2人の仲間を脱獄させるために周到に練られた計画の実行日だったのだ。
 
 
【だいレビュー(ネタバレ有)】
おも!
しろ!
 
戦争ものだと思って期待しないで見始めたら、
全然戦争ものじゃなかった!
社会派ドラマな部分あり、
ヒューマンドラマな部分あり、
それでいてコメディでもあるし脱獄ものでもあるしサスペンスでもある。
 
内包したジャンルが多すぎて、
どんなジャンルが好きな人でも楽しめるやつじゃね?
 
その意味でも、ビリー・ワイルダー作品の安定感はすごいな。。
 
 
ベストな筋書きは、
「明日の夜、西のトンネル方面に囮を出すが、実際は東のトンネルから脱出」というプランを立てた上で、スパイがそれを看守に密告しようとするが、
それを手紙をすり替えて「東のトンネル方面に囮を出すが、実際は西のトンネルから脱出」と看守に伝えたうえで、
スパイに西のトンネルでの囮役をやらせて罠にはめる。
みたいな感じなんだろうけど。
 
でも、
あれくらいの切羽詰まった感じのほうがリアリティがあっていいのかもだけどねー。
セフトンの言うことをみんなそんな簡単に信じるの!?
っていう不思議はあったけど。
 
 
某サイトのレビューで、
「水槽の中をドイツ軍が調べないなんてあり得ないから、致命的欠陥のある作品」
なんて書いてる輩がいたけど、
誰かが匿ってるのがはっきりしてる状況でさ、
真冬に水が満タン近く入った水槽(しかも無理矢理よじ登らないと入れない)なんて、
あんな一刻も早く見つけなきゃっていう状況で調べねぇよ!!!
 
 
コメディ部分がベタベタすぎて、★1つ減点。
あれさえなければ、最後までスリリングだったのになー。


Categories: 38歳から始めるシネフィルへの道。

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