film0160: THE AFRICAN QUEEN (1951)
THE AFRICAN QUEEN
邦題「アフリカの女王」
映画レビューサイト総合偏差値:3.42
国内映画レビューサイト偏差値:3.24
海外映画レビューサイト偏差値:3.79
だい評点:★★★
USA
1951年12月26日公開
監督:ジョン・ヒューストン
出演:ハンフリー・ボガート、キャサリン・ヘプバーン etc
製作:ホライゾン・ピクチャーズ
配給:ユナイテッド・アーティスツ
【本編の内容が限りなく少ないあらすじ】
アフリカの奥地の小さな村に作られた粗末な教会に、キリスト教に帰依した村民たちが大勢集っていた。宣教師サミュエル、その妹ローズとともに賛美歌を歌う最中、郵便を配達する貨物船「アフリカの女王号」が到着。船長のチャーリーが教会へとやって来たが…。
【だいレビュー(ネタバレ有)】
基本的にワタクシは、キャストを一切見ずに映画を見始めるクチなので、
だいたいやっぱり最初に出てくる美男美女あたりが主演かなと思うわけです。
宣教師のあまり冴えないおっさんと、
気難しい顔したおばさん、
ニヤニヤしっぱなしの無精髭の男。
主演っぽい人、おらん!!!
まあ、そういう映画も、ある。
宣教師が村民を導くエクソダス的なやつかな?
宣教師早々に死んだやんけ!!!
とりあえずそんなこんなで残った二人の冒険を見ながら、
このニヤニヤ顔、何て役者さんかな?
と思って検索すると。
ボギーやんけ!!!(倒)
マルタの鷹も黄金もキー・ラーゴも見たけど全く気付かなかったわ!
こんなにキャラ変するってある!?
ボギー、ボギー、あんたの時代は良かったぁぁ~♪
ってジュリーが歌ってたけど、
今作しか観たことない人が聴いたら頭に「?」しか出ないやつだぞ!
男がピカピカの、キザでいられたぁぁぁ~~~♪
キザさの欠片もないっっっ!!
(定義にもよる)
まぁ、それはそれでええんです。
そこそこ妙齢(役柄的にも老けて見える)の男女2人しか出てこない中、
ベッタベタの吊り橋効果!!!
もうね、
ベッッッッッタベタ!
ベッッッッッッッッッッタベタ!
今こんなのやったら、公式Twitterが炎上するわ!
ところがだぞ。
ベッタベタすぎて予定調和感しかないのに、
何故かけっこう面白く最後まで観れてしまうのだ!!!
何なんだろうなこれ。
映像がすごいかっていうと、
激流シーンの合成感半端ないし、
蚊のシーンとかもじゃもじゃしてるだけで不自然だし、
何かこれといった凄いとこがある映画じゃないけど。
でも普通に面白い!!
これね、
たぶんマルタの鷹の時みたいなクールなボギーならたぶん面白くないんだよな。
呑んべでだらしなくて野卑なキャラの人間的な変化の時間軸があるから、最後まで飽きずに楽しめるんだと思うわ。
このキャラを演じきったボギーに乾杯。
Wikiによると、この作品でアカデミー主演男優賞取ったってさ。
わかるわ。