サバイバ～ル、夏シテ～ル[こうのへん]。
【2019年7月28日(日)】
眠れない夜。
たぶん12時過ぎに寝入ったものの、
寝たり起きたりを繰り返しながら、
気付いたら3時半にはもう眠れなくなってた。
ふと後ろ側に寝返ると、
そこに寝ていたはずのたにきがいない。
人数も多くて蒸し暑いこのテントから、
隣のテントにでも移動したかな。
眠れない中でスマホでサッカー情報を見ていると充電が尽きかけたので、
軽く身支度をして車にモバイルバッテリーと充電ケーブルを取りに行く。
時間は4時半。
蒸し暑い日だったから、テントの生地は朝露でびちゃびちゃで、
100はありそうな居並ぶテントの群れの間にはもう人はいなくて、
海じゃないから波の音もなくて、
そこには、静寂。
昨夜あれだけうるさかった蛙も、
花火をして騒いでいた近くのテントの若者も、
みんな、今は眠りの中。
そんな場所で、一人起きて、佇む。
自分らしいな、って思う。
いろんな人から、
みんなの輪の一部にいつもいて、
そんな感じで見られたりもするけど、
俺はずっとこうやって生きてる。
昨夜、
界隈で自分とペアっぽい存在って誰？
って話になって、
俺とたにきはこれといった特定の人がいないんだよな、
って。
わかるんだよな。
みんなと仲良くすることって、
誰も特別にしないこと。
それは同時に、
誰にも特別にされないこと。
それを自ら望んで、やってきた。
テントの生地一枚を隔ててみんなは眠っていて、
そして誰かが出てくるのを一人待つ。
うん、やっぱ俺らしいや。
でもね、
ベーコンはもちろん夫婦だからペアといえばよっちゃんなんだけど、
「よっちゃん以外だったら、だいさんかなぁ」
って言ってくれたのが嬉しかった。
ベーコンは穏やかで、みんなの人気者で、
あちこちから引っ張りだこで、
俺とは全然違う。
俺は知り合った頃から変わらずベーコンが大好きで、
でも最近は「みんなのベーコン」に少し遠慮していたとこはあったけど、
そう思ってもらえたのは本当に嬉しい。
泣いちゃう。
テントに戻って1時間ほどするとよっちゃんとけんけんが起き出して、
次第にベーコンとばしこさんも起きてきて、
朝焼けを見にみんなでテントから出てのんびりと湖面を眺める朝。
さっきまでとは違ってすっかり朝陽が射していて、
こんな時間なのにぬるい風が昼の熱さを予感させてる。
りゅうちゃんがみんなの分のサンドイッチを作ってくれて、
よっちゃん＆ベーコンが朝陽をバックに写真撮影会をしているのがとても微笑ましい。
俺もいつか撮影会をするパートナーが見つかるかしら。
10時半にキャンプ場を出て、丸駒温泉へ。
昨日と同様、バンパーカバーが外れてはつけを繰り返して、
みんなから30分遅れで丸駒に到着。
ちなみに丸駒の休憩所にあったこの自販機がホラー。
温泉の後は石山東の正直庵に行くことになったものの、
これまた同様で30分ほどの遅れ。
何が何って、
下りに入るとカーブ毎に速度制限のために路面が凹凸になってるから、
その度にパーツが外れやがる！！！！！！
地獄…
いちばん最後に、
もう20年近く前からずっと行こうと思いながら行けてなかった、
あの果林樹でプレーンヨーグルトジェラートを！
みんなで一口ずつ分け合っこしたけど、
ベーコンの頼んだマンゴーヨーグルトが最強すぎた…
そして一行は果林樹で解散。
楽しかったな。
でも、キャンプは、なんか寂しくなるな。
なんかいつも、キャンプに行くと孤絶を実感するんだよな。
だから、眠りは、嫌い。
よし、来年も、キャンプへ行こう。
今日の走行距離：82.6km