サバイバ～ル、夏シテ～ル[ぜんのぺん]。
【2019年7月27日(土)】
釧路から戻って今日からは、
けんけん＆017企画の支笏湖キャンプ。
コンディションの問題と他にやることの兼ね合いで、
夕方からの合流と相成るのである。
通常であれば、
常磐から支笏湖方面へ抜けるわけで、
出発前に先発隊から入った、
「肉買ってこーい、つまみ買ってこーい、グラニュー糖買ってこーい」
という指令をその道すがら、
それこそ西岡あたりで遂行しようと考えていたが。
札幌ドーム付近無限渋滞。
冬道で事故渋滞の時でもなかなか見ないレベル。
ドームのトコの交差点からうちの近くまで続いてんだぜ!?
調べるとドリカムの模様。
近づいてかないし、押し出されない。
決戦の土曜日。たすけて。
仕方ないので、
千歳側から迂回していくことにする。
遠い。
途中で追加指令の入った蚊取り線香を仕入れ、
ナビが近道ですよ～、と指示するぬかるんだ砂利道を通過して、
さあ、目的地の美笛キャンプ場まであと20kmほど！
意気揚々と走る中ふとルームミラーを見ると、
後方を走るトラックがパッシング。
なんだろ？
と思いしばし走りながら警戒していると左後方から異音が。
リアバンパーのエアロカバーが外れて引きずってる!!!!
何ヶ月か前に、一座の近くの駐車場で車輪止めに引っ掛かるか何かして外れたのをハメてたんだけど、
再 発 ！
左側がかろうじてツメ1つで引っ掛かっていたので、
完全脱落にはならずに済んだ。
完全脱落してたら気付かなかったな…
ただね、左側の1ヶ所以外のツメがたぶん全部折れてて、
ハメてるというよりは溝に乗せてるだけ状態なので、
ちょっと走ると振動や風圧ですぐ外れる。
もうここまで来るとコンビニも民家も何もないので、
何とか騙し騙し現地まで行くより他ない。
数百メートル走っては外れてつけ、
数百メートル走っては外れてつけを繰り返しながら、
なんとか相当な時間をかけてキャンプ場到達。
トンネル内で作業してる時は生きた心地がしなかったぜ…
何はともあれ、
ベーコンとよっちゃんに駐車場まで迎えに来てもらって、
先発隊と無事合流。
夜になってもまだ蒸し暑さの残る天候の中、
肉を焼いて、帆立を焼いて、玉葱を焼いて、
それぞれの恋愛話(りゅう＆ばしこ、よっちゃん＆ベーコンは結婚前の話)をして、
21時過ぎ、見上げた空にはたまに光る流れ星。
「わぁ！すごい！」
口々に感嘆の声を上げる女のコたち。
そりゃそうなんだよな。
もう18年もの間、
気が向いたらどこかへ車で行って、
を繰り返してる俺とは違って、
札幌だけで暮らしているとさ、
流れ星1つがとても素敵で、とてもロマンティック。
昔、石狩の山間で見上げた流星群。
昔、開陽台で包まれた満天の星空。
思い返せばそこには、
抱えきれないくらいのナニカを胸にした自分がいた。
きっとみんな、
あの頃の俺みたいな気持ちでこの空を見上げてるかな。
満天の空に君の声が響いてもいいような綺麗な夜。
悲しみが悲しみで終わらないといいな。
本当にいいな。
本当に伝えたい思いだけは、うまく伝わらないようにできてるんだってさ。
心にないことをまだすらすら言えるようになっていない俺は、
まだここに何かがあるって信じてるんだよな。
信じていたいんだよな。
そんなことを考えて過ごす支笏湖畔の夜。
おやすみみんな。
おやすみあの子。
今日の走行距離：75.4km