アンチ・ポッパー。

December 16 2005 20:17

俺の美的センスってのは、もしかしたらポップ・アートとは果てしなく対極の位置にあるのではないか、ということに最近気付いた。
 
アンディ・ウォーホルの果てしないアメリカン感が苦手で、
ロバート・インディアナの色彩感覚は理解できず、
ピーター・マックスの絵は眼がチカチカするし、
トム・ウェッセルマンには、ゴーギャンと似た生理的嫌悪感を受ける。
唯一、リキテンスタインは嫌いではないけど、過剰さがちょっとムカつくこともある。
絵画にしろ、ミステリにしろ、映画にしろ、基本的に現代型大量消費センスが苦手な俺は、きっとどうしようもないアナクロニズム。
 
そういえば、中期以降の江口寿史って、色遣いとかがリキテンスタインの影響を受けてる気がするけどどーなんだろうか。
そういや、わたせせいぞうなんかもリキテンスタインの洗礼を受けてる気がする。
アメリカン的なセンスの過剰さが抜けてジャパポップな感じになってるので、両名の絵は大好きだけどな。


Categories: カルチャーの嵐。

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