脆弱めんたる。

February 12 2005 21:05

ダメージを受けている時は孤独でいたい。
 
生暖かい慰めや励ましは、
それはとても嬉しいものではあるけれども、
でも結局は一過性のトランスに過ぎないわけで。
ケミカルと一緒で、
効果が切れた後に残るのは以前より激しい孤独感。
つきつめれば、
苦痛から脱するには、
時間をかけて、自分を道化として笑い飛ばせるようになるまで耐えるしかないわけだ。
 
もともと他人に寄り掛かるようにできていない。
親にも甘えず、ここまで自立欲の塊として生きてきたわけで、
そういう時に誰かに寄り掛かることができれば少しは楽なのかもしれないけど、
俺にはできない。たとえしたくとも。
そうすることが悪いとかそういうことではなく、
単に俺にそうするだけの能力が無いから。
それは俺が強いからではなく、徹底的に弱い人間だからだと思う。
弱いからこそ、自分というものに依拠していくしかないのだ。
それを外れた瞬間、俺の貧弱な精神力では、
俺の俺たりえるシステムは瓦解する途を辿らざるを得ない。
 
甘え上手は人生上手。
できない人間は、苦しさを噛み殺して笑顔を作るしかない。


Categories: 感情。

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