遅行リクルータ。

February 04 2005 19:20

いや~大変でした。
あれは去る火曜日のことでしたかぃの。昼頃ちっちから電話。
「だいさんあのさー、今人事の人と昼御飯食べてたんだけどさー、だいさんの話したら面接してくれるっていうのさー。その人から電話来るから出てね!」
ってヲイ(倒)
いやまぁたしかに、音楽関係だし、いずれはコミュニティFMもやりたいって聞いてるし、新規事業に手を出していきたいらしいし、面白そうな会社だから興味あるのは事実なんだけどさー。
おまいさんが「履歴書送ってみー。そしたらきっと面接ってことにはなるから。」って言うからさ、とりあえず夏くらいまでいろいろ頑張ってみて、それでダメだったらそれから履歴書送ってみよーっと。
って思ってたのに、その計画が全て御破算になるような急な展開(死)
なんせネットで会社のHPやら調べてみても、やっぱ主要業務がヤマハ音楽教室なんで、ちょっと畑違いなんだよなー。
コンサートの主催とかもやってるっぽいけど、クラシックだけだから完全に専門外。
けっこう忙しいっぽいから、本当に自分のやりたいことを目指してやってく時間も無くなるだろうし。
ということで、この3日間、何て言って断ろうか悩みに悩んでみました。非常に申し訳ないのですが。
 
 
そんなわけで本日はいざ面接でっすぃ。
よく考えたら、スーツって葬式・結婚式・入学式・卒業式以外で着たこと無いんだよなぁ。
就職活動って一回もしたことないし。バイトも制服のしかしたことないからなぁ。
というわけでスーツの着心地がいまいちしっくり来ない。
でもまぁ、もともと普段からこっち方面の格好してることも多いから、慣れだとは思うんだが。
普通のリクルートスーツじゃなく、黒のモード系スーツだからまぁ俺っぽくないことも無いだろうし。
 
さて、平日だし、朝も早いし天気も悪いしってことで、時間けっこうかかるだろうなぁ、と思って8時半ちょいすぎに家を出ました。
車の雪下ろしをして、エンジン少々温めてで車出したのが8時46分。いい頃合。
と思っていたんだが、出勤ラッシュのはずが、確かにピンポイントで何ヶ所か渋滞してたものの、全体としては意外にすいとる。マヂかよ。
会社に着いたのは9時23分。あと37分もあるなぁ。
とりあえず向かいのローソンで本でも買って読みながら何か食べっかな。と思い、牛丼470円ナリ~と、本は全然いいのが無かったんで、仕方なく週刊朝日を買う。
それにしてもローソンの牛丼はお世辞にも美味いとは言えないレベルだし、
週刊朝日も大相撲や栗山さんのコラム等7~8頁くらいしか読む所も無いようなお寒い内容ではあったが、そんなこんなで9時56分まで時間を潰すことに成功。さぁ行こう。
 
いざ鎌倉!な気分で進軍する俺。
たのもう!と心の中で呟きつつ扉を開けてさぁ、いよいよ戦場だ。
俺のいいトコは本番にあまり緊張をしないことだな。
経理の仕事中のちっちが俺に気付いた瞬間吹き出しやがった。どういうつもりだこの野郎。この女郎。メローイエロー。
んでちっちに案内され社長室に通されると、そこに随分いろんな人がいるのね。
話では人事の方と社長って話だったんだが・・(汗)
とりあえずソファに座り、名刺を戴きますれば、社長、本部長、部長と重役の人揃い踏みですたぃ。俺もインド人も韻踏合組合のメンバーもびっくり。
とりあえず何を喋っていいことやら。。という感じではあるものの、以前にちっちが言っていた通り、基本的には社長の野望と壮大な計画を語る独演会の様相はありました。
っていうか、その野望やら展望が、俺のやりたいこととけっこう一致してるんで、そのへんは俺的には興味津々なんですが。
まぁクラシック系メインとはいえ、やはり音楽系の会社なこともあって、音楽との接し方やらそういうことに関しては突っ込んで聞かれたね。
特に本部長には。俺としても、とにかく「自分のやりたいことができる仕事」をすることが最重要なんで、音楽観やら何やらに関してはきっちり伝えました。
「人がいい音楽と出会うきっかけを発信していく仕事がしたい」ということ。
音楽的本質よりもイメージが先行している商業音楽の現状の中で、マーケット的には底辺にいる「良い音楽」にスポットを当てていきたいこと。
などなど偉そうなことたくさん言ったなぁ。
でもまぁ、それを目指してることをわかってもらって、その上で俺を戦力として見てもらえるんじゃないなら、俺のやりたい仕事できないだろうし。っていうのがあるんで、失礼を承知でズケズケ斬り込みましたさね、ええ。
 
でもとりあえず、俺もそれは課題に思ってる「じゃあそれをどう商業ベースに乗せていくか」という問題を提起されたものの、そういう音楽観を持っていること自体は概ね好意的に受け止めて下さったようでそこは安心。
あとはバンド時代から作詞・作曲・編曲をやってて、今は打ち込みでやってるってことや、商業音楽史についてのコラムを書いてメディアへの売り込みを考えてることなどを伝えると、結構興味を示してくれたかなぁ。
特に商業音楽史の話では、ポプコンの話とかEAST WESTの話とか、
普通の俺の世代じゃ「?」な話題で盛り上がりましたよ、ええ。
次こういう機会あったら、はっぴいえんどとか日本語ロック論争の話でもしてみよう(笑)
 
まぁとりあえずそんなこんなで面接終了。
っつーか会社のヴィジョンとか音楽観の話ばっかで何も具体的な話してないんだけどね(笑)
ということで、その後に人事の方(っつーか俺と同じ歳なんだけどな)からもうちょっと具体的な話を聞く。
とりあえず今は9月完成の本社店舗のソフト面をいろいろ企画していく仕事らしい。
つまり、場所が宮の沢なんで、ほっといて人がどんどん来る場所ではない、と。
そのためにどうやって客を呼ぶか、んで来た客をどうやってリピーターにするか。ってのをいろいろ企画していくらしい。っつーか、めっちゃ面白そうな仕事やん。。。
 
というわけで、どうやって断ろうか悩んでたくらいなのに、寧ろ非常にやってみたい気持ちでいっぱいになってしまったよ、文句あるかオウ。
クリエイティヴなことが出来て、しかも音楽関係なら言うことねーのは事実なんだよなぁ。
唯一引っかかるとすれば今んとこクラシックしかやってないことなんだよなぁ。
待遇は良くないらしいけど(本部長にも部長にも人事の方にも言われた(笑))、正直やりたいことできるなら待遇なんて最低限文化的な生活をする権利を行使できる程度で充分なわけで。
 
まぁいろいろ悩んでる部分もあるわけよ。前向きとはいえ。
でもまぁ、また面接ありそうなんで、その時にまたいろいろ聞いて決めますよ。嗚呼。


Categories: 普通の日。

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