埋没。

January 04 2005 17:02

死亡宣告。
とは何処から何処までの内容を指すのか。
 
焦らない。
という対応をするしかないくらい微妙なものは、
果たしてどの領域に属するものなのだろうか。
 
埋没する自己の存在が、
結局は俺の独り善がりの所産なのか何なのか。
十把の中の一把なのであるとすれば、
それは後は俺のやり方次第とは言えない領域。
 
何が不足し、何が不足していないかもわからないまま、
暗中模索で暗闇の中を走り続ける男。
こんなみっともなく、哀れな姿は、
少なくとも俺の貧弱な精神には耐え得るものでは無い。
しかし、それを拒否できるほど遠くに立っているのでも無い。
高い堤防に守られた護岸からはとうに一歩を踏み出している。
後戻りをするのも一苦労。
耐えているのも一苦労。
なのであれば、それは後は選択の問題だ。
 
どちらにしても疲弊していくばかりの精神に、
どのような展望が許されるというのか。
事態を好転させるための地固めをしたくとも、
その方法が俺には理解の埒外だ。
結局は立ち止まるだけ。
 
こんなにも遠い外的世界とのギャップ。
少なくとも俺の経験則には無い。
俺自身が経験則に無い未知の領域に足を踏み入れたというに、
その踏み出す決意となった予測範囲すらを外れる、
そんな想定外の流れになってしまったのは、
全く俺の人間としての何らかの力が不足していたと言わざるを得ない。
 
この状況の中で、どれほどに抵抗の意味があるのか。
この状況の中で、幾ばくかの主体性を持ち得るのか。
それが判然としないことこそが、絶望の根源。
 
そして今日も、賽の河原で石を積む。
救済策は、無い。


Categories: 感情。

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