(ぬ)ーべれ・でんと。
(つづき)
痛い痛い痛い!!!!
謎の器具がだいの奥歯の神経を突き刺す!
脳の奥に走る激痛!
「痛いかぁい?ちょっと我慢してねぇ(ウフ)」
マッドサイエンティストのように微笑むドクター。
麻酔無しで人体実験か!
あまりの激痛にぐったりうなだれるだい。
構わずにだいの口内に攻撃を続けるドクター。
失神寸前のだい。
危うく天使と花園で戯れる姿が見えそうになったその時。
「今日は、終わりだ」
ドクターは満足したようにだいの口内から器具を引き上げる。
助かった…
これを九死に一生と言うのだろう。
全身に脂汗の吹き出すだい。
先ほどの地獄の治療で飛び散った歯の欠片やら水やらなんやらを顔に浴びたまま、
全身を脱力させ横たわったままだ。
そんな朦朧とした状態のだいに近付いてきたのは、
だいの好みと思わしき、真面目そうな黒髪の可愛いガァル。
「お顔を…お拭きしますね」
だいの右腕に身体を密着させ、
今にも触れそうな距離に顔を近付けて、
両手でだいの頬や唇を撫で回す。
こ…これは反則だ!
痛い治療を相殺させようとするなんと悪辣な手段!
俺は…俺は騙されないぞ!
そんな自分との戦いの中で聞こえてきたドクターの声。
「明日、また来い」
明日かよ!
「どんな治療を…どんな治療をするんですか!?」
「…抜くのさ(フフ)」
一言だけしか説明が無い!
インフォームド・コンセントが主流のこの時代に、
これは絶対にヤバい歯科医だ!
と思いつつも、
途中までやっちゃった以上は来るしかないもんなぁ…
とこんなことを繰り返しつつ、
平日はほぼ毎日2週間通っているD。
毎日痛い。
毎日、だ…騙されないぞ!
俺は騙されないけど、
騙されたい殿方にはオススメなので、
訊いてくれればこの歯科の名前教えるよ。
しかしその2週間、
訊いてもほとんどわかるような説明がない。
大丈夫なのかB歯科。
そんな歯。
そんな悩み。
早く治したい…
最近行った店。
小樽の「Muse」の煮込みハンバーグが絶品だったよ!
デミグラスでここまで絶品だったのはユっぴー以来?
ユっぴーはもっとフォン・ド・ヴォーが強い感じだけど、
Museは赤ワインが前面に出ている感じ。
とにかくんまかった!
小樽の店ってそんなに気に入ったトコが無くて、
小樽での食事に困ることが多かったんだけど、
ようやく本格的にいい店を開拓したぞー。
道内の全市町村にお気に入りの店を作るプロジェクト。
次は芦別と歌志内のいい店を探します。