ぶらんくぺーぱ。

January 15 2008 06:08

幸せと不幸はいつでも表裏一体だ。
 
 
同じものでも、
角度一つで、幸せにも見えるし、不幸にも見える。
 
 
そうやって一つのものが、
誰かと誰かにとって、逆の意味を持って、
 
そして、離れていく一方のその距離は、
お互いの絶対値分を足した数。
 
 
 
そんなものは、
ある日偶然見る角度が変わったりして、
そんで見方が裏返ったりするものなのに、
人は、自分から立ち位置を変えようとはしない。
 
それだけで、
意外と全部が済むことだったりしても、
人は、今の立ち位置を正当化するために、
立ち位置を変えようとは、しない。
 
 
そしてそのある日が来て、
とりかえしのつかないことを知る。
 
 
昨日あった幸福と、
今日ある不幸。
 
そんなものは、同じものだ。
 
同じものを、同じと気付かなかったのが悪いのだ。
 
 
人である以上、不可避なことと、
人であるから、避けたかったこと。
それがいつでも同一なので、
人はいつでも、苦しみながら、生きる。
 
 
不幸においては、過去の幸福こそ不幸を感じる最大の素因。
幸福においては、過去の不幸こそ幸福を感じる最大の素因。
 
そんなものだ。
何もかもに意味など無い。
 
 
今日の無い明日が来ることのみを祈る。


Categories: 人はいつも。, 思う。

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