非活性的精神世界。陸。
June
27
2007
12:12
価値観ってもんはむつかしい。
基本的に、人間というものは、
自己の価値観というフィルターを通してしか
物事を見ることはできないので、
自ずとそれぞれに見える像は違ってくるわけだが。
まぁ多少の差であれば、想定できる誤差として、
経験則の中で正常な範囲で処理できるわけだが、
そこでフィルターの濾光率が極端に異なる場合、
非常に大きなベクトルのズレが生じたりするわけだ。
左45’に向かってるものを、
一方が右135’に向かってると思ってしまえば、
それはゼロ。
磁力というものは、お互い干渉するものなので、
そうなってしまえば、
どんな力も、何もかも無力化。
それは、とても、不幸。
人間の眼には、外せない価値観のフィルターがついているので、
外そうと思ったって、それは無理なので。
自分のベクトルやスカラーを鈍化させないためには、
眼をつぶるしかない。
違うものを、自分のフィルターに落とし込むのは無理だし、
それは、自分の可能性に対する冒涜。
眼を瞑って、ありのまま、歩いていくしかない。
そうした時に、はじめて、真っ直ぐ立てるって。
そんなもんだ。
ありのまま歩くのってムツカシイよ。
片意地張って生きてきた人には特にね。
どうしたら、本当の自分になれるのか。ありのままの姿を受け入れて貰えるのか。
そんなこと考えると怖いもん。
答えがどこにあるのかすらわからなくなってるし、やっぱり一人でやるしかないって思っちゃう時あるから。
殻をね、破くの、怖い…。