あんふりーまん。

January 16 2007 23:53

何が自由人だ。
自由人と言ってる奴に限って、自由人じゃないのだ。
 
っつーか、
だいたい、人間として生きている以上、
本当の意味での自由なんてものは存在しない。
 
現世、人間は結局経済システムの中に収斂されるわけで、
生命の維持活動そのものが、その中でしか成し得ないのだから、
自由なんつっても、
生きるための食料を購入するための原資稼ぎという、
極めて文化社会的な制約の下に動いてるに過ぎない。
 
本当に自由人だと主張するなら、
一切の消費活動をしないで生きてくしかない。
食料は自給自足。
農耕・狩猟・採集のための道具も手作りもしくは拾い物。
電気もねぇ、水道もねぇ。
もちろん、他者と共同でやっちゃぁ、その相手との関係上の制約が生じるから、全て独りきりでやんなきゃダメだ。
 
どうだ。
これが自由人。
 
これができねぇで自由人ってのも片腹痛ぇ。
 
 
 
社会システムの中での基礎的規範に背を向けて、
へっ、なんて粋がってみても、
結局はその制約の中でしかないという事実。
 
本当により良く生きるのなら、
それを斜に見るのではなく、
それを正面から踏み越えていくことだ。
 
 
背を向けちゃぁ、
一生、
向こうの風景は見えない。


Categories: トンガリ。
  1. かみ

    サルトルさんが「人間は自由と言う刑に処せられている」っていうのはじめてみた時感心したのを思い出しました!
    詳しくは知らないんですが…
    日々限られた自由で満足してます…

    2007年1月17日 00:18
  2. まこ

    現実をみつめるのと、現実に屈するのとを勘ちがいしてる人間にはなりたくないよな。

    2007年1月18日 20:47

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