film0220: AROUND THE WORLD IN EIGHTY DAYS (1956)

May 12 2020 11:57

AROUND THE WORLD IN EIGHTY DAYS
邦題「80日間世界一周」
 
映画レビューサイト総合偏差値:3.37
国内映画レビューサイト偏差値:3.42
海外映画レビューサイト偏差値:3.27
だい評点:★★★
USA
1956年10月17日公開
監督:マイケル・アンダーソン
出演:デビッド・ニーブン、カンティンフラス etc
製作:マイケル・トッド・カンパニー
配給:ユナイテッド・アーティスツ
◎アカデミー作品賞、脚本賞、編集賞、撮影賞、音楽賞
◎ゴールデングローブ作品賞、男優賞
◎NBR作品賞
◎NY映画批評家サークル作品賞、脚本賞
 
【本編の内容が限りなく少ないあらすじ】
1872年のロンドン。馬車が行き交い、衛兵たちが行進するごく普通の日常だったが、新聞にはイングランド銀行が強盗に遭ったという大ニュースが掲載されていた。日々の日課と少しでも違う所があると許せない性質のフォッグは、届けられた新聞紙に誰かが読んだ形跡があるとして召使いに交換を命じる。
 
 
【だいレビュー(ネタバレ有)】
パスパルトゥーみたいな、
何も考えずに騒動巻き起こしっぱなしのキャラ、
ああいうのが生理的に苦手なので、
 
あぁ、これは俺に合わんやつだなぁ。これ3時間あるのつらいなー。
って思いながら観てたのよね。
うーん、まだけっこうあるなぁ。
早く進まないかなぁ。
 

 
……
 
………
 
 
目が離せねぇぇぇぇぇぇぇ!!!!
 
 
中盤からめっちゃ面白くなんの!
最後の1時間半くらいはあっという間!
 
刑事がフォッグを付け狙い始めたあたりから物語の質が変わったのがすごく良くて、
最初はちょっと余計な設定かな、って思ってたけど、
このタームになってから、
 
フォッグ … 神経質ないけすかない奴 → 婦人に礼を尽くす紳士
パスパル … 勝手な行動で主人に迷惑 → 主人に忠誠を尽くす腹心
 
っていう形で変容したのが面白さの肝!
刑事という明確な悪役が出てきたことで、
正義のキャラ化した2人に感情移入しやすくなった!
 
 
というわけで、
最終的には満足度の高い作品になったわけだけども、
なんか見たことある役者が出てるな~、
と所々思いながら観てたのね。
 
そしたら途中でさ、
 
こんなチョイ役で!
ピーター・ローレ出てきた!!!!!!
 
と思ってさ、
もしや他にも?
と調べてみたらさ、
 
やたらと存在感あった女、「舞台恐怖症」のマレーネ・ディートリヒかぁぁぁ!!!
 
ローレとディートリヒはチョイ役でも存在感が異常。
 
あとは存在感なくて気にしてなかったけど、
あぁぁぁ!言われれば確かに!
「アフリカの女王」の神父さん!(ロバート・モーレイ)
「ガス燈」のグレゴリー!(シャルル・ボワイエ)
この前観たばっかの「十戒」のセティⅠ世!(セドリック・ハードウィック)
 
ピアノ弾きはフランク・シナトラだったらしいけど、
あれはさすがに気付かんな…
 
これらのカメオ出演のスタァたちがどこの場面に出てたかがわかる、
めっちゃオシャレなエンディングも素敵★
 
 
日付変更線オチはわりと読めたけど、
でもな、
急いでるならさすがにあの聖書の一団は振り切って行ってよ(笑)
 
最後のTHE ENDも地味に好き。
 
 
65年前のミャンマーやインドって、
なかなか映画とかで出てこないから景色見てるだけでもいい感じ。
知りすぎていた男のモロッコといい、
最近は昔の世界旅行が出来てて楽しいな。
 
鎌倉大仏、周囲の景色が今とちょっと違うな。
とか。
 
でもさすがにあんなあやしい見世物小屋、
当時の日本にもないよね??(笑
 
 
あと、スペインのフラメンコが格好良すぎたので、
コロナ関係一段落したらタップダンスの体験行きますね!


Categories: 38歳から始めるシネフィルへの道。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

wp-puzzle.com logo