film0219: MOBY DICK (1956)

May 11 2020 10:00

MOBY DICK
邦題「白鯨」
 
映画レビューサイト総合偏差値:3.38
国内映画レビューサイト偏差値:3.30
海外映画レビューサイト偏差値:3.56
だい評点:★★
USA
1956年6月27日公開
監督:ジョン・ヒューストン
出演:リチャード・ベースハート、グレゴリー・ペック etc
製作:ムーリン・ピクチャー、ワーナーブラザーズ
配給:ワーナーブラザーズ
◎シルバーリボン外国映画賞
◎NY映画批評家サークル監督賞
◎NBA監督賞、助演男優賞
 
【本編の内容が限りなく少ないあらすじ】
1841年の暮れの嵐の日、イシュメールは捕鯨業の中心地ニュー・ベドフォードにある、船乗りたちの集まる宿屋兼酒場に辿り着いた。モリ打ちと相部屋なら空きがあるというので承諾するが、そのモリ打ちは外出中で、他の船乗りたちはよそ者のイシュメールを受け入れて歌い踊っての大騒ぎとなるが…。
 
 
【だいレビュー(ネタバレ有)】
冒険譚。のようでいて、実際にはめっちゃ宗教色の濃い作品よね。
 
神を冒瀆してでも復讐だけに凝り固まった者の末路。
的な。
 
スターバックとのやり取りに神という言葉を多用させてるのがこの作品の本質なんだろな。
 
 
給料いくら、ではなくて、
全利益の何分の一、
って雇い方をするのが当時の船乗りだったんだなぁ、
というのが新鮮な発見。
 
それなら、そりゃあ必死に仕事するよね!
 
だからこそ、
せっかく捕らえた鯨の群れを放置してまでモビーディックの海域に急行しようという船長に対して、船乗りたちが最終的にあんな簡単にシンパになるのが納得いかないんだよなぁ。
全然普通の捕鯨しようとしてなくて、
どうやって生活するつもり??
 
まぁ、そういうとこも含めて宗教的なのかね。
 
狂信的な宗教家のカリスマに対して、
現状も客観的に観れずにカルト化していく人々。
 
でもね、
彼らが打倒しようとした「神」は、
やっぱり神聖にして倒せるものではないんですよねぇ。
 
という、宗教物語。
 
 
雪よりも白い!
って言ってたからどんなのが出てくるかなと思ってたら、
 
普通のアザラシくらいの灰色感じゃん!!
やはり当時の技術ではあれを真っ白に偽装するのは無理か…


Categories: 38歳から始めるシネフィルへの道。

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