film0216: THE MAN WHO KNEW TOO MUCH (1956)
THE MAN WHO KNEW TOO MUCH
邦題「知りすぎていた男」
映画レビューサイト総合偏差値:3.51
国内映画レビューサイト偏差値:3.43
海外映画レビューサイト偏差値:3.67
だい評点:★★
USA
1956年4月29日公開(カンヌ映画祭)
監督:アルフレッド・ヒッチコック
出演:ジェームズ・スチュワート、ドリス・デイ etc
製作・配給:パラマウント
◎アカデミー歌曲賞
【本編の内容が限りなく少ないあらすじ】
インディアナポリスの開業医ベンは、妻子を連れてモロッコへ旅行に来ていた。カサブランカからマラケシュに向かうバスの中で、息子のハンクが立ち歩いたところに急ブレーキがかかり、勢いでイスラーム女性の顔のヴェールを剥ぎ取ってしまう。女性の妻は怒ってベン一家に詰め寄るが、そこへアラビア語を話せるフランス人男性が取りなしに入り…。
【だいレビュー(ネタバレ有)】
っていうかさ、
あの有名なケ・セラ・セラ。
けぇ~、せらぁ~、せらぁぁぁ~~~~♪
わっねばうぃるびー、うぃるびぃぃぃ~~~~♪
元々は映画内の楽曲だったの初めて知ったわ!
しかも主題歌とかじゃなく、
主人公の奥さんの歌手としての持ち歌、
というわりと地味な位置付け。
それがこんなにクラッシック的楽曲になるとは!!
ちなみにカールスモーキーのカバーが好き。
ストーリー自体はねぇ、
うーん、共感できなさが強すぎて、
何やっとんねん!
がメインだったなぁ。
ってかさ、
さすがにあそこまで行ったらさっさと警察に言えよ…
警察に言ってアンブローズチャペルを警戒してもらってたら、
あそこまで大事にならんかったやろ…
顔バレしてる奴が乗り込んで、
案の定すぐに見つかって、
むしろよく息子殺されなかったわ。
悪党が本気なら秒で殺すぞ。
たかが町医者がスコットランド・ヤードより上手くやれると思っとんのかとか何とか。
チャペルをまず人名だと先に思うあたりでもうね…
ってかそれより何よりね、
子供のしつけしてないからこんなことになってんぞ!!!!
イスラーム女性のヴェール剥ぐとか、
マジ殺されても文句言えんやつやぞ…
普通さ、
海外に行くならその土地の文化風俗を学んでから行くでしょ!
そこをきちんと教えないならガキ連れてっちゃダメだって。
そこが全部の発端だから、
微塵も同情できないってのが観てて気乗りしない根本な気がしてる。
前に何かの時も書いたけど、
たぶん無教養な子供が出てくる作品に対してのアレルギー反応があるんだなぁ。
現代の子供ってもっと聡いと思うんだけど、
時代の違いなのか、
洋の東西の違いなのか。
その原因はわからないけど、
バスで立ち歩いて禁忌を犯した息子に詰め寄る男性に、
「事故だろ!」
と言える親。
この親にしてこの子ありだよなぁ。
とは、思う。