film0215: 風の大陸 The Weathering Continent (1992)
風の大陸 The Weathering Continent
映画レビューサイト総合偏差値:3.01
国内映画レビューサイト偏差値:3.12
海外映画レビューサイト偏差値:2.82
だい評点:★★★★
日本
1992年7月18日公開
監督:真下耕一
出演:高山みなみ、関俊彦 etc
製作:角川書店、バンダイ、ビクター音楽産業
配給:松竹
【本編の内容が限りなく少ないあらすじ】
砂に埋もれかけた遺跡に、三人の旅人がたどり着いた。そこには旅人たちの真新しい死体があり水樽はすべて破壊されていた。薬師ティーエは砂漠の野盗に襲われたのではないかと推測するが、傭兵ボイスは、死体の状況から、そうではないと確信し…。
【だいレビュー(ネタバレ有)】
中学校の時、
友人の本間くんがアニメ好きでね、
「サイメビ見に行こうぜ!」
って誘われてさ、
俺、アニメ見ない人だったから、原作の内容全く知らないまま見に行ったんだよなぁ。
案の定、
サイメビは全く内容について行けなくて、
併映のアルスラーン戦記Ⅱも、
原作知らないうえにⅡとか、わりとついていけなくて、
3本立ての3本目、
この「風の大陸」も原作全く知らないからきついなー、
と思ってたわけです。です。
っていうか、本間くんと仲良かったとはいえ、
その状態でよく行ったな俺。
ヤンと嶋名と4人で行ったような記憶が微かにある。
でもね。
面白いじゃん!!!!!!!!!!!!
原作知らないからこそ、
少しずつ明らかになっていくラクシの過去におおおーー!!!!
ってなって、
ラクシのトラウマと、最初に襲撃してきた少女への慈愛と哀しみに満ちた視線がさ、
ピッキーーーン!って繋がって、
おおおーー!!!!
ってなるやつ。
作りが上手い。
結果的に、ティーエとボイスが何故ラクシと一緒に旅をしてるのかは全くわからんかったけど。
でもそのへんがストーリーに関係してこないから大丈夫。
アゼクシストラの生者側の街、
繁栄を尽くしたであろう地上の街、
さあ、行ってみよう!
3人はね、
いや、財宝を求めたリファスの村の人たちもね、
楽園に、
かつて楽園だった都に、
本当は辿り着いてたんだよなぁ。
作品のいちばん最初の場面と、
作品のいちばん最後の場面と、
綺麗に繋がる素晴らしい伏線。
俺、
この作品で映画を好きになったって言っても過言じゃないわ。
しっかりとしたプロットと、
いのまたむつみのキャラデザと、
原作を知らなくても楽しめる作り。
あんまり評価受けてないけど、
めっちゃ良作だと思うんだよなぁ。