film0103: 機動戦士ガンダムTHE ORIGINⅠ 青い瞳のキャスバル (2015)

July 04 2019 12:58

機動戦士ガンダムTHE ORIGINⅠ 青い瞳のキャスバル
 
映画レビューサイト総合偏差値:3.51
国内映画レビューサイト偏差値:3.42
海外映画レビューサイト偏差値:3.67
だい評点:★★
日本
2015年2月28日公開
監督:今西隆志
出演:田中真弓、潘めぐみ etc
製作・配給:サンライズ
 
【本編の内容が限りなく少ないあらすじ】
なかなか寝付けずにいる少年キャスバル・レム・ダイクン。隣室では、父ジオン・ズム・ダイクンが翌日の議会での独立演説へ向け、神経を昂ぶらせながら原稿を作っていた。感情を落ち着かせるため、娘アルテイシア・ソム・ダイクンを抱き上げるジオンだったが、翌日、演説の壇上で発作を起こし倒れてしまう。
 
 
【だいレビュー(ネタバレ有)】
オリジンの一節、シャアとセイラの生い立ちを描くパートの映画化(というかOVAの劇場先行上映)。
 
もちろんね、シャア派なのでストーリー自体は好きです。
好きなんです。
キシリアの圧迫にも屈しないシャア。
ガンタンクを暴走させるシャア。
まさに俺の好きなシャアです、こんにちは。
 
 
ただね。。。
コメディ色強すぎ!!!!
 
ギャグならギャグ作品でやってくれ、
っていう強い信念があるので、
アニメ的表現でドタバタ盛り込まれたギャグ、
THE クソ!!!!!!
 
それが原因でZZを1mmたりとも認めない人間ですよワタシ…
 
 
ランバ・ラルの、猫との戯れシーン、いる?
たぶんね、後のランバ・ラルの性格考えたらね、
あんな浮ついた感じにならないと思うよ?
 
アルテイシアの母との別離の聞き分けのないシーン、
たぶんああいう性格の子供はね、
後のセイラみたいな感じには育たないと思うよ?
 
っていうかね、
この時期の公国って、政争でギスギスしてて、
キャスバルにとっても、
父が毒殺されたキナ臭い陰謀の渦巻く世界で、
そういう危機感を描くためにも、
ギャグなんてしょーもないもの抜きで、
きちんとリアルな世界を描いてほしかったなぁ。
 
ギャグならミスター味っ子でやれよ。
サンライズのギャグ部門はそれでいいだろ。
 
 
銀英伝とZガンダムが最後まで張り詰めた雰囲気の中で、
いろいろ悩んで、葛藤して、
そうやって生き様が溢れてるのは、
ドタバタギャグみたいな現代アニメ的な表現をしてないからなんだよな。
だからこそ伝わるものが、ある。
 
せっかくのガンダムっていうコンテンツを、
こういうギャグで潰すのもったいないから、
アニメに携わる人たちはきちんと考えてほしいんだよな。


Categories: 38歳から始めるシネフィルへの道。

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