film0050: 羅生門 (1950)

January 04 2019 19:12

羅生門
 
映画レビューサイト総合偏差値:3.82
国内映画レビューサイト偏差値:3.70
海外映画レビューサイト偏差値:4.07
だい評点:★★
日本
1950年8月26日公開
監督:黒澤明
出演:三船敏郎、志村喬 etc
製作:大映京都撮影所
配給:大映
◎ヴェネツィア映画祭金獅子賞、伊批評家賞
◎NBR監督賞、外国映画賞
◎ブルーリボン脚本賞
 
【本編の内容が限りなく少ないあらすじ】
破壊され、打ち捨てられた山門で旅の法師と杣売りが雨宿りをしていた。そこに一人の下人も大雨を避けてやってくるが、盛んに首をかしげる杣売りのことが気になり、何があったのかを尋ねると、法師と杣売りは検非違使の庭でとても不思議な経験をしたという…。
 
 
【だいレビュー(ネタバレ有)】
言わずと知れた世界のクロサワの出世作であり、
ワタクシにとっては「わが青春に悔なし」に続くクロサワ作品2本目。
 
わが青春が酷すぎたせいで、
世界のクロサワに対する幻想が、
世界のナベアツレベルまで霧消しつつありますが、
が。
が。
 
俺、クロサワ合わないのかもしれない!!!!!
 
最強伝説ではなかったか。。。
 
 
古い時代の日本人がそうだったのかもしれないけど、
単純!!!!!!!
 
特に旅法師!
「みんな嘘ついてるの…人がもう信じられないの…」
からの~
「お前!子供助けるなんていいやつ!お前のおかげで人を信じられる!」
 
いやいやいやいやいやいや、
そいつ、短剣盗んだの隠して、
お白州でも本当のこと知ってるのに言わなかったやつですから!
 
現代にいたら全種類の詐欺に漏れなく引っ掛かるレベル!
 
 
多襄丸と金沢も、お互い自分が何してんのかよくわかってないまま戦ってんじゃねぇよ!
とかとか。
 
人はみんな嘘つきよ★信用しちゃダメよ★
ってテーマかと思ったら、
最後にちょっとだけいい話感出してきたし、
何ていうか、
観た後に残るものが何もない作品だったんだよなぁ。
 
 
でもね、
役者の快演はすごい。
 
真砂のヤバいサイコ感。
あれ、ベストオブ気違いだろ。
それを見てよくわからないまま戦い始めた多襄丸のめっちゃ困った顔も素晴らしすぎ。
 
 
同じようなプロットでミステリ作ったら面白いものできそうな気もする。
でももうある気もする。


Categories: 38歳から始めるシネフィルへの道。

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