film0074: SABOTEUR (1942)

March 22 2019 10:05

SABOTEUR
邦題「逃走迷路」
 
映画レビューサイト総合偏差値:3.40
国内映画レビューサイト偏差値:3.35
海外映画レビューサイト偏差値:3.50
だい評点:★★★
USA
1942年4月22日公開
監督:アルフレッド・ヒッチコック
出演:ロバート・カミングス、プリシラ・レイン etc
製作:フランク・ロイド・プロダクション、ユニバーサル・ピクチャーズ
配給:ユニバーサル・ピクチャーズ
 
【本編の内容が限りなく少ないあらすじ】
カリフォルニアの航空機工場で、食事休憩のため労働者が一斉に移動していた。バリー・ケインは親友のメイソンと歩いている最中、名も知らない男とぶつかってしまう。男が落とした手紙にはフランク・フライという名前が書いてあり、さらに拾い忘れたものを彼のもとへ届けるが、そのうちに工場で火災が発生し…。
 
 
【だいレビュー(ネタバレ有)】
めまぐるしく移り変わる場面!
追ってくる警察と刺客!
少しずつ芽生える信頼と愛!
この3行だけで誰もがヒッチコックって答えるわ。
 
序盤はとにかく警察から逃げる逃げる。
ヒッチ作品の中でも、ここまでド派手に逃げるのは初めて見たかも。
トラックに同乗!
馬を奪う!
護送中に脱走して川へ飛び込む!
サーカスの車に潜入!
 
車のタイミングベルト?みたいなので手錠切るシーン、
あれはヒッチ天才じゃね?って思うマジで。
 
逃走を助けてくれる人たちが個性的なのもイイ。
トラックの運ちゃん、
パットの盲目の叔父さん、
サーカスの人たち。
特に叔父さんのキャラ立ちやべぇ。
あのキャラでロッキングチェア・ディテクティブもののミステリやってほしいまである。
バロネス・オルツィの隅の老人感あるよな。
 
 
テロ集団との一進一退の中盤を経て、
囚われのパットがメモを窓から落として救出されてからの~。
 
終盤のラストスパートやばすぎ!!!!!(笑
 
進水式でのテロ阻止格闘劇、
映画館での、映画のシーンに合わせた一般人誤射、
そして有名な自由の女神での追いかけっこ!!!!
 
最後の10分ちょいの間にぎゅうぎゅうに詰めてきやがったな!!!!
 
 
何も考えないで見る娯楽作としては最高クラスだと思うわ。
惜しむらくは、バリーに悲壮感がないのと、
パットのキャラが立ってなさすぎて、
見た後に印象がほとんど残ってないことだな。
看板広告の顔、ってわりに、
誰一人に気付かれてないのはいったい…
 
 
あと、フライが自由の女神から落ちてくシーンのリアリティの無さがひどすぎて、あれは永遠にパロディにしていいやつ(笑


Categories: 38歳から始めるシネフィルへの道。

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