film0063: STAGECOACH (1939)

March 01 2019 11:12

STAGECOACH
邦題「駅馬車」
 
映画レビューサイト総合偏差値:3.82
国内映画レビューサイト偏差値:3.78
海外映画レビューサイト偏差値:3.90
だい評点:★★★
USA
1939年2月10日公開
監督:ジョン・フォード
出演:ジョン・ウェイン、トーマス・ミッチェル etc
製作:ウォルター・ウェンジャー・プロダクション
配給:ユナイテッド・アーティスツ
◎アカデミー作曲賞、助演男優賞
◎NBR男優賞
◎NYFCC監督賞
◎ファロ島映画祭脚本賞
 
【本編の内容が限りなく少ないあらすじ】
1885年。ジェロニモが率いるアパッチが牧場を焼き払っているという情報が入る。騎兵隊のもとにはローズバーグの街からジェロニモの脅威を知らせる電報も入り緊張が高まる中、ローズバーグへ向かう途中の駅馬車がトントの街に到着し、馬を替える間、乗客たちはひとときの休憩を楽しむのだが…。
 
 
【だいレビュー(ネタバレ有)】
いや、ってかねぇ、
これやばすぎん?
 
今でこそさ、特撮とかCGとかでいくらでも派手なアクションシーンってあるけど、
スタントだけでこのアクションとか、
人間の限界超えてね??
 
全力で疾走する馬群の中を平気で落馬するし、
馬から馬に飛び移るし、
走る馬にひきずられるし、
そもそもそれを併走してカメラで撮ってるし、
もう、わけがわからないよ…
 
死んでもおかしくない、
というか、
普通死ぬ。
 
 
わりとストーリー自体は退屈なんですよ。
群像劇としての評価は高いっぽいんだけど、
少なくとも自分にはハマらなかった。
 
リンゴ・キッドがそこまで駅馬車に乗るのにこだわる理由もわからんし、
ダラスに求婚するほどまでに急に惚れた理由もわからん。
いつまでも文句言ってる奴の気持ちもわからんし、
ルーシーは情緒不安定すぎるし。
 
観てたのが夜中だったのもあって、
正直途中眠いなーと思って観てたんだけど、
 
 
マジであのアクションシーンで完全に目が覚めたわ!!
 
もうギンギン。
清田あたりでギンギンギン。
もはやあのシーンだけ上映してても全力推薦するレベル。
 
 
むしろあの場面で終わってくれたほうが良かったよな。
インディアンの襲撃シーン終わったら、
またどうでもいいようなリンゴの個人的な撃ち合い物語。
この映画のメインプロットって、
「非戦闘員たちが乗った駅馬車が危機を脱出できるか」
ってとこで、そのカタルシスが終わっちゃってるから、
リンゴのことなんて正直どうでもいいんだよなぁ。
もともとたぶんみんなリンゴに感情移入して観てないし。
 
っていうところでちょっと余韻が無くなっちゃうのが残念。
でもマジであのアクションだけは何百回でも観れるわ。
DVD時代に生まれてよかった。


Categories: 38歳から始めるシネフィルへの道。

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