film0092: GRAND HOTEL (1932)

June 10 2019 00:49

GRAND HOTEL
邦題「グランド・ホテル」
 
映画レビューサイト総合偏差値:3.52
国内映画レビューサイト偏差値:3.47
海外映画レビューサイト偏差値:3.62
だい評点:★★
USA
1932年4月12日公開
監督:エドマンド・グールディング
出演:グレタ・ガルボ、ジョーン・クロフォード etc
製作・配給:MGM
◎アカデミー賞(作品賞)
 
【本編の内容が限りなく少ないあらすじ】
ベルリンのグランドホテルの電話交換室では数多くのオペレーターが休む間もなく電話の取次を行っていた。出産を控えた妻を心配するスタッフ、余命宣告され遺書の処置を悩む会社員、大型合併の協議を明日に控えた工場経営者、プリマ・ドンナのメイド、金を無心する男爵…。様々な人の思いが交錯する。
 
 
【だいレビュー(ネタバレ有)】
グランド・ホテル形式!
今ではいろいろな媒体で当たり前のように使われるグランド・ホテル形式!
ゲーマーにとってもチュンソフトの「街」のザッピングシステムでおなじみのグランド・ホテル形式!
その元祖がこの作品だそうです。歴史が長い。
 
それぞれの選択が少しずつ絡み合うプロットは精緻にして巧妙。
「街」をプレイした人にとっては、
もっとさりげなく一人の選択がレバレッジで他の人にも影響を与えると面白いんだけどもと思っちゃうけど!
「運命じゃない人」とかみたいなね。
でも、現実なんてそう風が吹いただけで桶屋が儲かるものでもないので。
 
映画だからこれくらいわかりやすくてそれはそれでよい!
 
 
でもな。
ガイゲルンあっさり恋に落ちすぎ!!!!!
フレムヒェンも何をそんなにクリンゲラインに惹かれたのかわからん!!!!!
 
チョロさにかけては帝王級の俺でさえ理解できない。
みんな一夜にして性格豹変しすぎてていろいろやばい。
観てるこっちが置いてかれるわ。
 
 
面白くないわけじゃないんだけど、
結局人間としての深いドラマがあるのって、グルシンスカヤだけなんだよな。
あとの人って、わりと単純な「出来事」なんだけど、
グルシンスカヤだけは「解放」の物語。
 
だからこそ、最後のシーンがとてもせつない。
 
 
登場人物の行動が共感できなさすぎて、うーんなトコはあるけど、
それでもグルシンスカヤの物語だけで観る価値は充分にあると思!
 
でも何でグレタ・ガルボって人気あったの?


Categories: 38歳から始めるシネフィルへの道。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

wp-puzzle.com logo