film0091: FREAKS (1932)

June 03 2019 23:13

FREAKS
邦題「怪物團」
 
映画レビューサイト総合偏差値:3.76
国内映画レビューサイト偏差値:3.69
海外映画レビューサイト偏差値:3.91
だい評点:★★★
USA
1932年2月12日公開
監督:トッド・ブラウニング
出演:ウォレス・フォード、オルガ・バクラノヴァ etc
製作・配給:MGM
 
【本編の内容が限りなく少ないあらすじ】
「空中の孔雀」との異名を持つ人気美人軽業師クレオパトラを見上げる、同じテトラリニ夫人のサーカス団に所属する小人症のハンス。その様子を彼の婚約者フリーダは苦々しく思い詰問するが、ハンスは愛しているのはフリーダだけと言いながらもクレオパトラに近づいていく。
 
 
【だいレビュー(ネタバレ有)】
いろいろと!
すごい!(語彙)
 
現代では絶対できないやつだよなぁ。
映画っていうか、
そもそもこういう人たちを集めたサーカス自体が絶対できないだろな。
 
そういう意味では、
実際に当時は見世物として活躍していた身体障害者たちをそのままの姿で観れる、
それだけでこの映画の価値って無限でしかないわ。
 
でもさ。
今こういうサーカス団ができないのって、
「障害者を見世物にするなんてジンケンガー!キー!」
っていうぷろふぇっしょなる()な市民の方々の声によるものなわけだけれども、
本人がそれでお金を稼ぐことを選ぶのであれば、
それは身体的にはハンディキャップかもしれないけど、
精神的、生活的にはハンディキャップじゃないんだよな。
 
それを第三者が「人権!人権!ムッフッフ」って言っててもさ、
うーん、それは違うんじゃね?
っていうのを、
この映画に出てくる活き活きとした団員たちから学んでほしいなぁ。
 
おっぱいの大きいおねえちゃんがグラビアとかストリップに出ててもさ、
別に誰も人権がー!とか言わないわけじゃん。
ルチャ・リブレのミゼットレスラーもそうだけどさ、
背が小さい人がそれを見せて金を稼ぐことってさ、
おっぱいが大きいのと何が違うの?って。
 
身体的特徴を見せて金を稼いでることに、
あれはダメ、これはOKって、
それが差別じゃないのかよ!
 
とか何とか。
 
 
クレオパトラの最後の処遇について賛否両論あるのはわかる。
そりゃそうだわな。
でもさ、やり方は別として、
裏切ったやつ、仲間を傷つけたやつは許さない!
そう思うのって、
どんな人だってみんな一緒じゃん?
 
何も変わらないんだよ、みんなね。


Categories: 38歳から始めるシネフィルへの道。

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