film0150: レベッカ (1940)
REBECCA
邦題「レベッカ」
映画レビューサイト総合偏差値:3.78
国内映画レビューサイト偏差値:3.66
海外映画レビューサイト偏差値:4.02
だい評点:★★★
USA
1940年3月21日公開
監督:アルフレッド・ヒッチコック
出演:ジョーン・フォンテイン、ローレンス・オリヴィエ etc
制作:セルズニック・インターナショナル・ピクチャーズ
配給:ユナイテッド・アーティスツ
◎アカデミー作品賞、撮影賞
【本編の内容が限りなく少ないあらすじ】
「わたし」はド・ウィンター家の大邸宅マンダレーへ行く夢を見ていた。打ち捨てられたマンダレーは月に照らされて幻想的な雰囲気を醸し出していた。「わたし」とマンダレーの思い出の始まりは、モンテカルロのホテルの側にある崖で一人の紳士を見かけたことで…。
【だいレビュー(ネタバレ有)】
いつもの、ドキドキ、ハラハラ、命を狙われるスリルを「動」のヒッチコックだとしたら、
これは完全に「静」のヒッチコック。
多くを語らないマキシム、
前妻を引き合いに圧迫するダンヴァース夫人、
前半のひたすら漂う不穏さやばい!!
ヒッチ作品って、
だいたいまず序盤に事件が起きて、
その真相を解き明かさなくちゃ!ってのが定番だけど、
何が起こるかわからねぇぇぇぇぇ!!!!!!
でも怖ぇぇぇぇぇぇ!!!!!
マンダレーの神秘的な雰囲気も相俟って、
ストーリー展開が全く読めない!!!
からの~、
まさかのマキシムのレベッカに対する憎悪!
そして明かされる死の真相!!
マキシムを殺人犯に仕立て上げる従兄弟とダンヴァース!!
そして!!
意 外 な 結 末 !!
うぉぉぉぉぉ!って思ってたら。
さらにサイコすぎるエピローグまで待ってた!!!!!!!!!!
これでもか!これでもか!
と殴りつけてくる終盤のラッシュはヒッチの真骨頂。
で。
世の女性たちがわかるべきなのはね、
男って、何かでイラっとしたり落ち込んだりしても、
「好き」って言われてぎゅってされるだけでね、
もうそれで上機嫌になるんですよ。
マキシムのあやし方、
あれをやっていれば、
もめることなんてほぼありません!断言!!
男から見たら、完全に理想の妻だよねぇ。