film0132: TWELVE O’CLOCK HIGH (1949)

August 17 2019 12:08

TWELVE O’CLOCK HIGH
邦題「頭上の敵機」
 
映画レビューサイト総合偏差値:3.58
国内映画レビューサイト偏差値:3.48
海外映画レビューサイト偏差値:3.78
だい評点:★★
 
USA
1949年12月21日公開
監督:ヘンリー・キング
出演:グレゴリー・ペック、ディーン・ジャガー etc
製作:ダリル・F・ザナック
配給:FOX
 
【本編の内容が限りなく少ないあらすじ】
弁護士のハーヴェイは、通りがかりの骨董品店のショーウィンドウに並ぶ陶器製のジョッキが目に入り、店に飛び込む。店主はもっといいものをと勧めるが、ハーヴェイはそれを大事に包んでもらい、製造地のアーチベリーへ列車で向かうのだった。
 
【だいレビュー(ネタバレ有)】
ヘンリー・キング監督作品を観るのは「海の征服者」に続いて2作目。
活劇を撮る人なんだな、という感じ。
ジョン・フォードの騎兵隊モノのようなとある部隊の1タームを描くもので、プロット的には「アパッチ砦」に似てる。
テーマ的には監督の思う軍人像というか男性像というかそういうものを表現したいんだろうけど、主人公も含め、「何のために軍隊にいるのか」という意思が全員希薄すぎて感情移入が難しい。
愛国心や、守りたいものや、そういう感情が作中で全く描かれていないため、人物の感情の動きに裏付けがなさ過ぎて理解がついて行かないのだ。
もしかすると当時の(もしかしたら現代でも)アメリカ人には理解できる何かがあるのかもしれないが、現代日本人にはいまいち動機の納得し難い作品のように思う。


Categories: 38歳から始めるシネフィルへの道。

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