バランスということ。

November 12 2005 21:13

バランスというのは、何事においても重要である。
というのは論を待たないと思うが、ただし、そこには注意が必要だ。
 
一般的には、何事も偏らず中庸を保てる人間がバランスの良い人間とされるが、そんなバランスの保ち方じゃ、何の意味も意義も無いだろう、と思うのである。
そんなバランスってのぁ、結局は常識や一般性の権化に過ぎず、没個性もいいとこ。
何をするにも、何を話すにもわかりきった常識的なことしか言わない人間の何が面白いというのか。
 
バランスの取り方の理想型は、両極端である、ということだと思う。
ある一面を見れば極端な価値観で、でもまた他の一面を見れば、それを相殺する反動の価値観で。
それでいいじゃないか。
それがいいじゃないか。
例えば、ある案件に関してはすごく攻撃的なのに、
ある一面に関してはすごく保守的だとか、
要するに白黒はっきりさせるということ。
何でも曖昧、日和見にしちゃって物事が進まないより、
きっちりメリハリつけてやったほうが結果も出るわけで。
信念を持って、それに即してやっていくのって、重要。
右翼も左翼も中翼も良くない。
飛行機だって、右翼だけでも、左翼だけでも、ましてや胴体だけじゃ飛べないわけだ。
その時その時であっちゃ行ったりこっちゃ行ったり。
自分が自分であるために一番いい場所を、慣例や惰性とは別に極端に動き回ろう。
 
ある部分ではこうだったから、この部分もこう来ると思ったらこう来たか!
っていう掴み所の無い、バランスの取れた人間に、ワタシハナリタイ。


Categories: 考える。

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