この道を行け。

July 03 2005 18:48

道路の名前。
車を運転するようになって早や5年になんなんとしているが、
例えば
「東北通沿いの~」
「羊ヶ丘通沿いの~」
「230号線を真っ直ぐ行って~」
とかそういう地理感覚ができた。
というか、生活エリア以外はそういう感覚しかないのだ。
 
昔はさ、「36号線の~」とか言われても「は?」だったわけよ。
車を運転しない人間にとっては、道路の名前なんてわからんわい。
チャリ野郎にとっては道路ベースで行き来する感覚がないからな。
基本的に自分の家の生活圏の道路しかわからない。
下手稲通とか稲山通とか石狩手稲線とか5号線とか、
それくらいかな、車乗るようになる前に知ってたのは。
 
正直、36号線だの、12号線だの、石山通だの、そんな遠くの道路は、
手稲区民にとっては、完全に把握範囲の外にあるのは当然であって、
でもやっぱそういう道路の名前が会話の中にポンポン出てくる奴がけっこういたのも事実なのよ。
それを何故か、と考えると、ようやく答えが出たのよ。
家庭環境の違いを明確に表しているんじゃないかと。
 
よくよく考えたら、物心ついてから親の車でどこか行ったことって、
1年に2~3回、親戚の家に行ったことくらいしか思い浮かばないんだよなぁ。
しかも親戚って全員手稲区(笑)
親の車であちこち連れてかれた人とは、基本的に行動範囲が全く違うし、
そのぶんチャリでかなり幅広く活動してたものの(西は大浜、南は中央図書館、東は元町、北は新琴似程度(笑))、
さっきも言ったようにチャリなんて道路ベースの移動じゃないからそういう概念育たないしさぁ。
 
逆に言えば、車に乗るようになると、市内どこ行ってもすっげー新鮮。
どこも行ったことないから。
ましてや市外なんて、物心つく前に大浜(キャンプ)、三笠(親戚が一時期長期出張で住んでた)、トマム(親爺の会社で1部屋持ってた)くらいしか行ったことないから、行くトコ行くトコ全てが初体験なんで、目から鱗が1秒毎に落ちまくりですよ。
俺が運転好きなのの理由の一つは間違いなくそこにある。
 
それもあって、旅行ってもんが車じゃないと楽しめないのよ。
でも、車で行ける範囲なんてのは限りがあるわけで。
ジレンマだなぁ。


Categories: 考える。

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