七大陸周遊記~第2章~ (7)湿原を見下ろして。

September 03 2003 20:30

(この文章は、2003年9月の日記を2015年4月7日に改題・改編・加筆したものです)
 
 
【2003年8月7日】
8時前に宿を出る。
たしかにそれを謳ってるだけあって、とても静かな宿。
とはいっても、相当早く寝てたので実際のトコはわからないわけですけども。。
 
まぁ、わりと目が覚めがちな俺が朝まで一切目が覚めなかったので、
たぶん静かだったはず。はず。
恐怖政治も、結果が良ければ徳政です。
 
 
そんなこんなで、なんせここは根室。
札幌までの距離が尋常じゃないので、
今日はとにかくひたすら帰ることに特化し、
立ち寄りの予定は一切入れていない。
道すがら寄れそうな所があれば、って感じかな~。
 
 
 
とりあえず海が大好きなワタクシは、
海沿いに帰るのが最も気分いいだろうと企み、
太平洋へとれっつごー。
長節湖という湖を見つけたので行ってみるものの、
濃霧やばし。何も見えん。
 
なお、地図で見たときは「ながふしこ」だと思ってたら、
「ちょうぼしこ」だとよ。読めるかい!
 
 
 
濃霧の中を、西へ西へとひた走ります。
霧の中を一人歩く、想い出のこの道を、
なんて久保田も歌っとりましたけれども、
なんせ初めて来た浜中町なもので、想い出も何もないただの霧です。
 
琵琶瀬展望台という看板が見えたので立ち寄って見ました。
わーい、展望するぞー!
霧を展望すること5秒で全てを悟る。
 
展望台の周囲は何故か馬が放牧されています。
霧でびちゃびちゃ。
 
 
 
釧路まで差し掛かった頃、霧も少しだけ薄くなってきたので、
無謀な考えが頭をよぎる。
 
「時間アレだけど、釧路湿原見てみたくね?」
 
そうです。札幌まではまだ天文学的な距離。
でも、せっかくここまで来たからには、釧路湿原を見てみないと!と!
だって、オラは人間だから…

そんなわけで来ちゃいました。
細岡展望台。
おおー!これが釧路湿原か!
靄がかってはいるものの、見えてよかった。
いつかあそこでカヌーに乗りたい。
 
 
 
湿原の中にある湖の間を抜けて行きます。
達古武湖。
塘路湖。
 
 
そして新たな展望台に辿り着きます。
コッタロ展望台。

細岡のほうが遠くまで広がる湿原が見えて、
コッタロのほうが俯瞰で見える感じですね。
 
 
 
そして湿原の西側へ回り、
釧路湿原の展望台のボス、釧路市湿原展望台へ。
屋内で湿原展望ができる!
双眼鏡もある!
ってなとこですが、景色は細岡とコッタロのほうが臨場感があって良いかと。
ネイチャーセンター的な性格が強いので、
最初にここに来てから細岡とコッタロに行くのが正道な気がする。
 
なお、幻の魚イトウの水槽もあります。
幻の魚のわりに、3日前に南ふらのの道の駅でも見たぞ。
 
 
 
湿原を後にしてまたも思いつき。
 
鶴って見れたりしないのかな?
と思って、道の駅「阿寒丹頂の里」に行ってみるも、
時期外れなので無理っぽい。そりゃそうか。

 
あとはもう帰るだけ。
だけっつっても、何時間もかかる。
日付変わる前に帰るのは無理だろな…。
 
更別の道の駅で見つけたキャラ。
名前が書いてないので、「どんぐりくん」と名付ける。
なんとなくハリー・ベラフォンテに似てる気がする。

 
 
道の駅「忠類」ではこいつ。目がちっさい。
「ナウマンくん」と名付ける。合ってる気がする。
帽子かぶったりセーター着たり、オサレな象ですね。
 
 
 
天馬街道を越える頃に降り始めた雨は、
新冠に差し掛かるあたりには豪雨に。
 
半端じゃない豪雨で、
これ、ヘタしたら通行止めあるんじゃね?
という不安がよぎる。
 
 
通行止めになったらマジでヤバいので、
休憩も取らずに飛ばしに飛ばして、
無事に午前2時過ぎに札幌到着。
 
なお、実際に翌日に国道が通行止めになったようなので、
旅程が1日後だったら死んでたわ。
 
 
 
今回の旅では、ちょっと立ち寄った何箇所かの道の駅も面白かったので、道の駅スタンプラリーにも興味出てきたぞっと。
さて、次回はどこに行きますかね。
 
今日の運転距離:約690km
1日で700km運転とかもはや頭おかしい。


Categories: 旅。

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