俺とアドベン(3)。

February 02 2002 21:08

「シャドウゲイト」
 
ファミコン時代中期に燦然と輝く、ケムコのアドベン3部作の第2作。
どうやら、この3部作は賛否両論あるようで(っつーか、圧倒的に否定派が多いようだが)、事実、俺も発売後1年も経たないうちに、新品を980円で買った。
とはいえ、はっきりいって、定価で買っても満足なくらい楽しめた。
おそらくこのシリーズが不人気な理由は、ある意味殺人的に高い難易度がその原因でないかと推測されるが、まぁそれもそうだ。なんせ主人公は随分と簡単に死ぬ。
例えば、3つ並んだ鏡を割って、その裏にある隠し扉を見つけるシーンがあるが、間違った鏡を割ってしまうと、宇宙空間に吸い込まれてあっさり死ぬ。そのくせ、全くヒントも何もない。
万事この調子で、間違った選択をするとすぐ死が待っている。トンデモゲームである。
 
また、このシリーズには「セルフ」というコマンドがあり、例えば「つかう」→「サングラス」→「セルフ」で、サングラスをかけたりできる画期的なシステムなのだが、剣や斧を手に入れて、装備しようかなと思い、「セルフ」で使うと、何故か主人公はその武器で自分を斬りつけて自殺してしまう。はっきり言って、なんともマヌケさんである。
こんな感じで簡単にゲームオーバーになってしまうゲーム、当時もちろん子供が中心だったファミコンユーザ層で高評価を得られるわけがないような気もする。しかも時間制限まであるので、よほど根気がないと、ほとんどクリアは不可能だし。でも超ムズだからこそ面白い。ヘナチョコな呪文の名前も必見だし(笑)
アドベンの常識に真っ向からチャレンジした野心作。4点。


Categories: カルチャーの嵐。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

wp-puzzle.com logo