Music Ravine出張版Reloading 2006.02。

February 23 2007 14:19

2006年2月。
 
2月は例年リリースの多い月で、
’06も例に漏れず。
例年は、リリース数の多さに見合うように、
良曲も多いのが特徴なのだが、
今回はいまいち全体としてクオリティが物足りなかった。
 
佳曲は以下の通り。
 
 
★Baby & CIDER 「僕は脱落者」
さすがというか何というか。
ワタナベイビーの脱力パンク魂爆発。
初期のホフディラン、特に「マフラーをよろしく」あたりを思い起こさせる力のヘナっぷりがたまらないっす。
正直、かせきさいだぁはいらないのでは…、と思ってしまうほどのベイビーワァルド。
どうやらぼっくはぁ、脱落したんだなぁぁ~♪
癖になる。
 
★ミサイルイノベーション「踊ろよハニー」
大渡氏、まさかこんな路線に行くとは誰が想像したろうか(笑)
ナイアガラサウンドのような「昔のオシャレサウンド」がもぅ、琴線に触れまくり。これはねぇ、レトロなお洒落さがヤバいって、ホントに。
2月リリースのくせに、夏を思い起こさせるサウンドメイキング。レトロ感の良さを感じられる女の子とのドライヴで流してほしい逸品。
 
★ohana「予感」
っていうかさ、永積くん(SBD,ハナレグミ)と郁ちゃん(クラムボン)ってさ、こんな超大物二人がコラボして、いいもののできないわけがない、みたいな。
突き抜けるようなアレではないんだけど、この二人っぽく、穏やかで気持ちのいいサウンド。ほんのりしますな。
 
★Ramja「Fly Fly Fly」
それにしてもRamjaは高いレベルで安定した曲を供給できるようになった。独特の空間サウンドは、テンションの張り方が絶妙で良い。
 
★加藤ミリヤ「ソツギョウ」
独特のメランコリックを出せるシンガーに成長しました。客演仕事だけだった頃より成長したな(涙)
ウェッサイでもなく、ポップでもない、中間的なサウンド(ジャングルテイストもほんのり入ってる)が意外と合うのかもしれん。歌どうのこうのというより、音楽というものをきっちりわかってるんだなきっと。
 
★SOUL’d OUT「TOKYO通信」
久々にSOUL’d OUTのいいとこが出た感じ。ホントはあのコテコテのエフェクトのかけ方は反則と思うけど、サウンド自体がコテコテに無機質だから、ここまでやってくれると逆に嬉しい。
 
 
 
すごく良かった!ってわけじゃないけど、今後に期待の持てる人たちもちょこちょこ。
 
★APOGEE「夜間飛行」
★Bummer Struck「Gumball Lagoon」
★KOHL「ララ・バイ」
★Plane「桜はまだ咲いている」
★Summer Snow Surprise「Super Stereo」
★ネクラポップ「ユメノハテ」
★ワンノート「レモン」
★人見麻妃子「会いたくて」
★扇愛奈「レトルト」
 
ストレートなロックサウンドのAPOGEE、Bummer Struck、KOHL、Plane。アレンジもいいし、サウンドとしては文句ないけど、もうちょっと突き抜ける何かが欲しい。
Summer Snow~。行きたい方向はオレンジレンジなんだろうな、というのは見える。ただ、この路線だとたぶん限界。一人異常にファンキーなフロウやってる奴がいるので、そこを活かしてくれれば。
ネクラポップ。ネクラで良い。
ワンノート。すごくオシャレ。この曲のサウンドいいと思うんだけどなぁ。メレンゲ好きな人ならたぶんいける。
人見麻妃子。声も力あるし、メロディーもきっちりしてるしいいと思う。あとは個性。
扇愛奈。前作が思いがけず大ヒットしたが、また全く逆の雰囲気。むしろこっちが良いですよ。どこがどうというか、雰囲気持ってる。リリックが超秀逸。パワフルな橘いずみという感じ。


Categories: カルチャーの嵐。

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