テリーマン論。
さて、テリーマンの話がもりあがってまいりましたので、
テリーマンについて風呂で考えました。
テリーマンは、なんだかんだいって戦績は他の正義超人より良い。
怪獣たちも倒しているし、
スカイマンに勝ってるし、
キン肉マンを守ってキン骨マンに銃撃されなければ、
もしかしたらロビンに勝っていたかもしれない。
アメリカでだって、ちゃんとマシンガンズ優勝してるし、
第2回オリンピックだって、
子犬を助けて失格になったものの、試合で負けたわけじゃないし、
正義超人がどんどん負けていく中、ちゃんとザ・摩雲天に勝ったし、
ある意味最強の悪魔超人といっていいアシュラマンとは腕が無い状態で引き分け。
タッグトーナメントでは、ジェロニモを助けるために負けたものの、
キン肉マンと組んで優勝。
王位争奪編も、引き分けとはいえ、キング・ザ・100tを粉砕するなど、
半端なく華々しい実績を持つ超人である。
それなのに何故こんなにテリーマンは弱そうに見えるのか。
何故こんなに人気が無いのか。
理由はたくさん考えられる。
「額の文字が米」
「容姿が普通すぎ」
「生い立ちのドラマが無い」
「いちばん重要な試合を与えられない」
など、様々あるわけだが、
なによりも重要なポイントがある。
それは、
「一撃必殺のフィニッシュホールドが無い」
ということである。
例えば、他の人気超人たちには、
見た目にも説得力のある必殺技がある。
「この技が決まれば相手はもう立ち上がれないだろう!」
という必殺技である。
キン肉マンにはキン肉バスターとキン肉ドライバー。
ウォーズマンにはスクリュードライバーとパロスペシャル。
ロビンマスクにはタワーブリッジ。
バッファローマンのハリケーンミキサー。
子供が真似したくなるような技たち。
ところがどうだ。
テリーマンの得意技といえば。
スピニング・トーホールド。
カーフ・ブランディング。
テキサス・コンドルキック。
テキサス・クローバーホールド。
とても他の人気超人たちと同じくらいの超人強度を持っている超人とは思えない貧弱ぶり。
どう考えても原因はこれだ。
俺と同じ世代の男なら、
子供の頃絶対にキン肉マンごっこをやったはずだが、
テリーマン役を誰かがやっていた記憶が無い。
だって、真似するところが無いんだもの。
実際のプロレスでもそうだが、
「ここが見所!!!」
ってトコが無いと、やっぱり魅力は半減。
真似して盛り上がるトコったら、額の米くらいだろ。
でも、額に何か書くなら、藤井八雲のほうがいいしなぁ。「土爪!」
でも、Ⅱ世で、
子供を助けて失格したキッドを迎えるテリーマンは格好いいよ。
教育がいいんだな。
おおつかくんのはなしかと思った。
まぁ、同一人物だな。
どうしても島本イズムに行き着くんだな(笑
「必殺技がないだって?じゃあ真剣の一振りできみは終わりだ!」
でも、重要なことだと思わない?
あると無いではインパクトが全く違うよ。
たしかにロビンはタワーブリッジのほかに、ロビンスペシャルとかナントカの杖もあるしな。
テリーはどうも、流れを変えるためにキン肉バスターやキン肉ドライバーをつかっていた印象のほうが強い(笑
ロビンスペシャルはあまり見映えのいい技では無いけどな(笑)
テリーは、
強敵に押される→情熱だけで頑張る→なんとか引き分け
これだけだからな…