film0253: 妖星ゴラス (1962)

June 23 2020 14:49

妖星ゴラス
 
映画レビューサイト総合偏差値:4.12
国内映画レビューサイト偏差値:4.16
海外映画レビューサイト偏差値:4.02
だい評点:★★
日本
1962年3月21日公開
監督:本多猪四郎
出演:池部良、久保明 etc
製作・配給:東宝
 
【本編の内容が限りなく少ないあらすじ】
1979年9月29日午後8時、土星探査の任務を負った日本の宇宙船 JX-1・隼号が富士山麓宇宙港から打ち上げられた。しばらくの間は異常なく航行していたが、火星軌道を通過したところで、地球太陽系第一放送が冥王星付近に質量が地球の6,000倍あるという黒色矮星「ゴラス」を発見したという報をもたらし…。
 
 
【だいレビュー(ネタバレ有)】
そろそろこんなワタクシにも、
東宝の特撮SFテイストがわかってきました!
 
ストーリーがちょっとずつ違うけど、
展開とか演出とかだいたい同じ!!
まぁ、特撮映画の人気少しずつ落ちるわけですなあ。
記憶喪失って、ラドンでもやったじゃん…
あと、佐原健二が出てるとSF感めっちゃある!
西條康彦もちょい役で一緒に鳳号に乗ってるから、
あのへんの場面だけ完全にウルトラQ感。
 
 
ちな、天体にブースト装置付けて軌道をずらすって、
今だとちょこちょこ見るけど、
当時は前例あったのかな?
ゴラスが最初だとしたら素晴らしいアイディアだと思うわ。
逆襲のシャアもアイディア自体はこれの踏襲よね。
 
 
天体衝突のプロット自体は楽しめたし、そこだけなら★4に近い★3なんだけど、
さすがに途中で出てきた南極の怪獣いらなかったでしょうよ…
期限を衝突ギリギリにするためのストーリーなのはわかるけど、
リアリティのある宇宙SFから、急に空想系怪獣ものに落とした罪はでかいぞ。
あれ1つで大減点だわ。よくあんな脚本GO出したな。
 
そして何よりも、
俺ら宇宙のパイロットぉ~♪
って歌、ずべ公天使並みの衝撃的なダサさなんだけどさ、
パイロットの仲間内で唱和するのはまぁ、仕方ないにしても、
あれナイトクラブみたいなとこでやるのは普通におかしいだろ!
 
 
地球の命運を懸けた超重要プロジェクトで、
あんだけ国際首脳会議の肝煎りだったわりに、
現場の人の大半が日本人なのはエキストラ集める問題ですかね?


Categories: 38歳から始めるシネフィルへの道。

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