film0214: 奪命金 (2011)

May 03 2020 21:43

奪命金
 
映画レビューサイト総合偏差値:3.54
国内映画レビューサイト偏差値:3.64
海外映画レビューサイト偏差値:3.33
だい評点:★★
香港
2011年9月9日公開(ヴェネツィア国際映画祭)
監督:杜琪峰(ジョニー・トー)
出演:劉青雲(ラウ・チンワン)、リッチー・レン(任賢齊) etc
製作:メディアアジア、ミルキーウェイ・イメージ
配給:メディアアジア
◎金馬映画祭監督賞、脚本賞、主演男優賞
◎香港映画助演男優賞、助演女優賞
◎アジア太平洋映画祭作品賞、助演男優賞
◎長春映画祭監督賞
◎中国映画メディア監督賞、脚本賞、主演男優賞、助演女優賞
 
【本編の内容が限りなく少ないあらすじ】
西九龍警察のチョン警部補は、古い集合住宅の隣人同士の殺人未遂事件の捜査に来ていたが、そこに妻からマンション購入の仮契約をしたいというメールが入る。物件の内覧に急いで駆けつけたチョンだったが、すぐにでも契約をしたい妻をよそに、呼び出しの電話を受けて再び捜査に出かけてしまい…。
 
 
【だいレビュー(ネタバレ有)】
初めての香港ノワール!
 
面白くないわけじゃないんだけど、
いまいちしっくり来なかったなー。
 
まず何よりもね、
時系列がわかりにくい!!!!!!!!!!
 
急に少し過去に戻ったりして、
進んでいくと、あぁ、これちょっと前の話なんだな、
ってわかるんだけど、
わからないまま普通に数分進むから、
あれ?あれ?
って場面が頻出。
 
この前の「現金に体を張れ」ではさ、
レースの特定場面を導入にすることで、
きちんと時制を最初に提示してくれたから、
脳内で各場面をグリッド化しながら観れたけど、
そういうの無しで行ったり来たりは混乱の元でしょー。
 
グランドホテル形式で、
最後にパンとチョンが同じ場所に別の事件で居合わせることの伏線としていろいろやったんだと思うけど、
そもそも同じ場所にいること自体、
ストーリー的に別に必要なことでも無かったしなぁ。
 
 
っていうかそもそも、
パンが太鼓持ちな上に頭はあまり良くないとか、
全く共感できる要素ないし、
チョンも仕事のために家庭を蔑ろにするとか、
全く共感できる要素ないし、
テレサも仕事ぶりが全くテキパキしてなくて腹も据えてないとか、
全く共感できる要素ないし、
 
感情移入できなさすぎて、
めっちゃ客観的にしか見れないのきつい!!
 
敢えて言うならチョン警部補の妻だけが共感できるけど、チョイ役だしなぁ…。
 
 
人の顔を覚えれない神の俺にとって、
テレサとチョン警部補の奥さんが同一人物だと思って中盤まで見てたのはヒミツ。
 
髪型でバリエーションつけてよ!!


Categories: 38歳から始めるシネフィルへの道。

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