film0097: インシテミル 7日間のデス・ゲーム (2010)

June 25 2019 10:10

インシテミル 7日間のデス・ゲーム
 
映画レビューサイト総合偏差値:2.32
国内映画レビューサイト偏差値:2.16
海外映画レビューサイト偏差値:2.64
だい評点:★★★日本

2010年9月2日公開
監督:中田秀夫
出演:藤原竜也、綾瀬はるか etc
製作:ツインズジャパン
配給:ワーナー・ブラザーズ
 
【本編の内容が限りなく少ないあらすじ】
コンビニで求人誌を立ち読みする結城に、ある実験の被験者を募集する時給11万2千円の求人メールに応募しようか悩んでいるという美女が話しかけてくる。結城は怪しすぎると思い止まらせようとするも、高額報酬に惹かれて結局は自身が応募してしまう。
 
 
【だいレビュー(ネタバレ有)】
なんとなくデスゲームが見たい気分になって、
「デスゲーム」で検索かけたら最初に出てきたのがこれだった。
そりゃそうだな。
 
その程度なので、前知識なしで視聴開始。
 
 
ダンガンロンパじゃん!
と、昨年、ゲーム好きの当時のパートナーからダンガンロンパをやらされた(1は面白かった)ワタクシは思うのでありましたが、
インシテミルの原作のほうが先なのな。
これよりもさらにオリジンがあるのかは知らない。
ちなみにダンロンよりも嘘つきゲームのほうが好き。
 
 
っていうか、
綾瀬はるか、くっそあやしぃぃぃぃ~!!!!
 
見知らぬ男にいきなりわけのわからない情報落とすとか、
サスペンス的観点で絶対黒幕なやつじゃん。
から始まり、
その後ずっと圧倒的怪しい位置に立ち続ける綾瀬。
もうちょっとマスキングできなかったものかね。
 
 
やっすーいデスゲかと思ってたら、
いろんなミステリをモチーフにしてるから、
むしろミステリ好きに楽しめるやつだったのは素直に評価する。
最初に出てくるインディアン人形で、
あっ、そして誰もいなくなっただな!
ってミステリ好きはすぐ気付くから、
死んだ人が実は死んでないパトゥーンあるな。
ってのはわりと想定内。
 
死体の現認されてないのって北大路だけだったから、
実際は死んでないとしたらそこだけなんだけど、
綾瀬が撃ったように上手く意識を持っていかせる作りは上手いなと。
ってか、そっちに意識を全振りさせる武田真治のサイコ感やばいな。あれはたぶん素。
 
 
細かいとこ言えばいろいろあるけど、
原作のほうではきちんと理由とか整理されてるかもだから、
ちっちゃいことは気にすんな、それワ(略)
カップルはなんであんなとこで?部屋あるやん?とか、
斧で自爆するのわけわからんとか。
 
ってかあの女も、
めっちゃチャラギャル系なのに、出たら結婚するはずだったのに!
って頭おかしくなるのがなんとなくミスマッチかなぁ。
あのタイプの人のキレポイントってそこじゃないんだよなぁ。
とか。
 
でもさ。
あの斧やばば。
バーツじゃん!!
他の人と比べて間合い的にも重さ的にも圧倒的不利感ある。
そもそも持ち運べないしな…。
 
ってか斧が凶器の作品って何あったっけ?
ホームズあたりだとありそうな気がするけど。。
Yの悲劇の凶器のマンドリンとかあったら、
それ割り当てられた人絶望しかないな、とか、
いろんなミステリの凶器思い出していろいろ妄想できる愉しみが残されているから、その意味でミステリ好きにはマジで良作。
 
 
これでキャラにもっと悲壮感とか焦燥感があればいい作品になったのになあ。


Categories: 38歳から始めるシネフィルへの道。

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