film0196: STAGE FRIGHT (1950)
STAGE FRIGHT
邦題「舞台恐怖症」
映画レビューサイト総合偏差値:3.38
国内映画レビューサイト偏差値:3.35
海外映画レビューサイト偏差値:3.44
だい評点:★★★USA
1950年2月23日公開
監督:アルフレッド・ヒッチコック
出演:ジェーン・ワイマン、リチャード・トッド etc
製作・配給:ワーナー・ブラザーズ
【本編の内容が限りなく少ないあらすじ】
イヴとジョニーは警察を巻いてイヴの父親の船へ逃げるところだった。警察に追われている理由をイヴが尋ねると、ジョニーは数時間前の出来事を語り始めた。愛人関係にある人気女優のシャーロットが突然訪ねてきて、夫を殺してしまったと言うのだった…。
【だいレビュー(ネタバレ有)】
ヒッチの作品って、最初に犯行のあらましから始まるやつけっこうあるじゃん?
「第3逃亡者」とか「私は告白する」とか「ロープ」とか。
今回はそっちパターンか。
あーあ証拠燃やしちゃったよ。
普通に警察行った方がいいのに無茶するから逆効果じゃね?
とか思いながら中盤観てたんですよ。
わりと退屈だな。
盗聴仕掛けるのか、力業だな。
罠にかけて自白させるとか、けっこう無理矢理な解決じゃね?
とか思いながら終盤観てたんですよ。
あれ?
自白してもおかしくない場面で、
まだ無実の主張続けるの???
あれ?
もしやこれって、冒頭の…
ヒ ッ チ や り や が っ た な !!!!!!
あの場面でも自白しない
→これホントのこと言ってんじゃね?
→ということは…
からの一気の畳みかけ!!
クリスティのアクロイドを思い出すような冒頭の大仕掛け!
たしかにあれって全部、ジョニーの説明なのよな。
ヒッチ定番の最後のラッシュがこんな形で来るとは!!
1時間以上、効かないジャブを打たれ続けて油断したとこへのタイソン級ストレート。
めっちゃいいKOされたわ!
映画始まる時に、
「SAFETY CURTAIN」って書いてある幕が上がるオープニングだったから、
あれ?原題SAFETY CURTAINだっけ?って思ったんだけど、
wikiで調べると、欧米の劇場には鉄製の防炎シャッターみたいなのが設置されてんのな。
SAFETY CURTAINを下ろして事件の幕が下りる。
っていう構成はおしゃれやね。
でも、最後あれ下ろす必要あった??