film0045: わが青春に悔なし (1946)

January 01 2019 20:57

わが青春に悔なし
 
映画レビューサイト総合偏差値:3.35
国内映画レビューサイト偏差値:3.31
海外映画レビューサイト偏差値:3.44
だい評点:★
日本
1946年10月29日公開
監督:黒澤明
出演:原節子、藤田進 etc
製作・配給:東宝
 
【本編の内容が限りなく少ないあらすじ】
昭和8年。京都帝国大学の八木原教授の一人娘・幸枝と、教授の教え子たちはハイキングに来ていた。一行が丘の上から京都の町を見下ろしていると、軍事教練の機関銃の音が響き渡った。野毛は満州事変をきっかけに始まった軍閥化の波の中で、学問できるのは今だけだと言い始め…。
 
 
【だいレビュー(ネタバレ有)】
初めての黒澤作品!
なんてったって世界のクロサワ。
 
世界の○○はそんなに信用しない性質だったんだけど、
世界のキタノは面白かったので、
世界のクロサワも期待できる!!!
 

 
……
 
面白くねぇぇぇぇぇぇ!!!!!!
 
 
もうね、
何ていうか、
面白くねぇぇしか言えない!
 
 
なんていうかね、価値観が古すぎる!
 
そりゃお前、古い映画だもんよ。
なんて落語家っぽい口調で言った貴方!
違うんです!
血ガウンです!殺人の証拠だな。
 
だって、同じ時代の映画でも、
「素晴らしき哉、人生!」や「牛泥棒」は古く感じないもんなー。
 
そう考えると、
日本人の価値観がドラスティックに変わったんだろうな。
「黙って耐えていればいつかわかってもらえる」
って、
そんなことありますか?
言わないと伝わらないんじゃないですか?
相手が変わることを一方的に期待するんですか?
それって結局、運まかせ相手まかせじゃないですか?
 
なんかさ、
秘密だの、耐えるだの、
「わかってもらえます、いつか。時間が解決します、いつか」
いつかっていつですか?
そのいつかは間違いなく来るんですか?
いつかが来るように努力はしないんですか?
どうなんですか?
ねえ?
ねえ?
 
 
結局ね、
言うこと言えよ、に尽きるんですよね。
説明責任を放棄して相手を責めてるように見える。
 
好きなら好きって言わなきゃダメ~♪
ってエンクミが歌ってたけど、
嫌なら嫌ってのも言わなきゃダメなんですよ。
こう思うならこう思うって言わなきゃダメなんですよ。
あなたがしっかりしなくちゃダメ~♪
ヘイヘイヘイ!
 
 
言葉がなければ、アウフヘーベンは生まれないんだぜ。


Categories: 38歳から始めるシネフィルへの道。

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