film0070: MEET JOHN DOE (1941)

March 19 2019 10:01

MEET JOHN DOE
邦題「群衆」
 
映画レビューサイト総合偏差値:3.70
国内映画レビューサイト偏差値:3.66
海外映画レビューサイト偏差値:3.79
だい評点:★★★
USA
1941年3月12日公開
監督:フランク・キャプラ
出演:ゲイリー・クーパー、バーバラ・スタンウィック etc
製作:フランク・キャプラ・プロダクション
配給:ワーナー・ブラザーズ
 
【本編の内容が限りなく少ないあらすじ】
新聞社ブルテンは、新オーナーの意向により大幅なリストラが進められていた。コラムを担当する女性記者アンも解雇を宣告され、母と妹2人を養うために失職は避けたいと直訴するが、アンの書く記事は地味すぎると一周されてしまう。そこでアンは最後に派手な記事を書いてやろうと思い立ち…。
 
 
【だいレビュー(ネタバレ有)】
前半コメディからの、後半はかなり重い社会派ドラマへ。
入口は軽く、出口は重く。
海外の大学かっっ!!!!
 
軽い気持ちのでっち上げ記事が、
社会運動になっていく様、
そしてそれが政治利用されていく様、
うーん、いろいろ考えさせられるなぁ。
メディアと政治の問題って、本質的には100年経っても変わらないのがすごいよね。悪い意味で。
 
 
ジョン・ドゥ・クラブの活動を、会員たちが報告に来たシーンは、
ホントにほのぼのしみじみくるいいシーン。
「素晴らしき哉、人生!」もそうだけど、
キャプラ監督って、ほのぼのしみじみ暖かいシーンを撮るのがめっちゃ上手いと思うわ。
草の根的な運動を悪徳政治家に利用されて、
っていうプロットは「スミス都へ行く」からの流れ。
両作品とも悪役の親玉をエドワード・アーノルドがやってるから既視感すごい。
 
最後の、自分の行動が影響を与えた人たちが支えてくれる、
っていうプロットは「素晴らしき哉、人生!」への流れ。
 
まさに結節点だなぁ。
 
 
前半の軽い流れにゲイリー・クーパーのいかめしいビジュアルがどうしても違和感があるので、個人的には作品全体の評価が下がっちゃう。
この人の見た目が感覚的に苦手ってのもあるけど。
典型的なアメリカ人を募集した結果が元マイナーリーガーの大男?
そんなのあるかい!!


Categories: 38歳から始めるシネフィルへの道。

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